「世紀末の魔術師」編
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「くそっ!今から通天閣へ行っても間に合わへんな!」
「…こうなったら、ここでキッドを待ち伏せるんだ!」
予告状の暗号が解けた平次達が、悔しそうに花火を見つめる。
「西野さん!エッグは今どこに!?」
コナンが近くにいる西野に確認のため声をかける。
「それが……中森警部達がどこか別の場所に持って行ったらしいんだ」
「…な、何やて!?」
card.113
--雑居ビル
「なんだ!?この停電は…すぐに自家発電に切り替えるんだ!」
「…ハッ!」
とある雑居ビルでエッグを守っていた中森は、突然の停電に部下に自家発電への切り替えを命じる。
--美術館
(もしかして…この停電は!)
コナンは中森がエッグを持ち出したという話を聞いて、ハッと息を飲んだ後にスケボーでどこかに向かって行った。
--通天閣
怪盗キッドは口元に笑みを浮かべながら、双眼鏡で街を見下ろす。
「…法円坂病院…ホテル堂島センチュリー……天満救急医療センター…浪花TMS病院……」
キッドは、停電の中明かりが灯っていく建物を1つ1つ確認していく。
そして1つの小さな雑居ビルに明かりが灯ったのを双眼鏡で捕らえる。
「…ビンゴ!」
そして口元に緩やかな弧を浮かべて呟くと、タンッと通天閣から軽やかに飛び降りハンググライダーの羽を広げてスーッと、夜の闇に飛び立っていった。