「世紀末の魔術師」編
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名前達が食事をしていた頃、コナンと平次は暗号が解けないため、一先ず美術館へと向かっていた。
card.110
「私、香坂夏美と申します。こちらは執事の沢部です……このエッグの写真なんですが、曾祖父の残した絵と違うんです。1度鈴木会長とお話がしたいのですが…」
美術館の入口で秘書の西野と話している女性に、コナンはチラリと目を向けながら美術館の中へと進んでいく。
すると、隣を歩く平次が腕時計を見ながら、おっ!と声をあげる。
「こらオモロいな!夜中の3時が"L″なら、今は"へ″やで?今、午後7時13分や…7時20分になったら完璧に"へ″や!」
「ーっ!!」
平次の何気ない言葉に、コナンが何かに気付いたようでハッと息をのむ。
-黄昏の獅子から暁の乙女"へ″-
(予告状の文章の頭から数えて12番目の文字は…"へ″だっ!!)
「服部!怪盗キッドの予告した時間は午後7時20分だっ!」
「な、なんやと!?」
「俺は大阪城に向かう…お前は、ここでエッグを見張ってろ!」
そう言いながら、コナンは美術館の入口にあらかじめ置いてあったスケボーを手に取り駆け出していく。
そんな、コナンの背中を見送る服部の顔にポツリとどこからか水滴が落ちる。
「ん…雨か?今日の天気予報は確か晴れ……あっ!?」
すると服部は何かに気付いたのか、走り去ろうとするコナンを慌てて呼び止める。
「待てや工藤…!!"天の楼閣″は天守閣やない…通天閣やっ!通天閣のてっぺんは光りの天気予報なんやっ!!」
「何っ…!?」
--通天閣--
月に照らされた通天閣の頂上、そこに向かってバサバサと羽音を立てて美しい純白の白い鳩が飛んでいく。
鳩は頂上に近付くとゆるりとスピードを緩めて、スッと差し出された白い手袋の指先に止まる。鳩を指先に携えたのは、月明かりに照らされ美しい白い衣を纏う怪盗キッド。
怪盗キッドの口元には緩やかな笑みが浮かんでいた。
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「私、香坂夏美と申します。こちらは執事の沢部です……このエッグの写真なんですが、曾祖父の残した絵と違うんです。1度鈴木会長とお話がしたいのですが…」
美術館の入口で秘書の西野と話している女性に、コナンはチラリと目を向けながら美術館の中へと進んでいく。
すると、隣を歩く平次が腕時計を見ながら、おっ!と声をあげる。
「こらオモロいな!夜中の3時が"L″なら、今は"へ″やで?今、午後7時13分や…7時20分になったら完璧に"へ″や!」
「ーっ!!」
平次の何気ない言葉に、コナンが何かに気付いたようでハッと息をのむ。
-黄昏の獅子から暁の乙女"へ″-
(予告状の文章の頭から数えて12番目の文字は…"へ″だっ!!)
「服部!怪盗キッドの予告した時間は午後7時20分だっ!」
「な、なんやと!?」
「俺は大阪城に向かう…お前は、ここでエッグを見張ってろ!」
そう言いながら、コナンは美術館の入口にあらかじめ置いてあったスケボーを手に取り駆け出していく。
そんな、コナンの背中を見送る服部の顔にポツリとどこからか水滴が落ちる。
「ん…雨か?今日の天気予報は確か晴れ……あっ!?」
すると服部は何かに気付いたのか、走り去ろうとするコナンを慌てて呼び止める。
「待てや工藤…!!"天の楼閣″は天守閣やない…通天閣やっ!通天閣のてっぺんは光りの天気予報なんやっ!!」
「何っ…!?」
--通天閣--
月に照らされた通天閣の頂上、そこに向かってバサバサと羽音を立てて美しい純白の白い鳩が飛んでいく。
鳩は頂上に近付くとゆるりとスピードを緩めて、スッと差し出された白い手袋の指先に止まる。鳩を指先に携えたのは、月明かりに照らされ美しい白い衣を纏う怪盗キッド。
怪盗キッドの口元には緩やかな笑みが浮かんでいた。