「世紀末の魔術師」編
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「和葉!」
名前がおみくじを結んだ後に、犯行予告時間までどこに行こうか考えていた女性陣に平次が声をかける。
「お前は、名前達を案内したりや……俺はこのちっこいの案内するから。」
card.107
「どうして?みんなで一緒に行こうよ!」
蘭が別行動するという提案に不思議そうに首を傾げるが、平次はしゃがんでコナンの横に並ぶ。
「男は男同士がエエんやて…なぁ?コ…コ…コナ、コナン君?」
「…うん!」
(平次…名前呼ぶのに思いっきりどもってるけど、まだ慣れないのかしら?)
名前は平次がとても呼び辛そうにコナンの名前を口にする姿を見て、苦笑する。
そんな中、平次とコナンは有無を言わせないように、どんどん歩いてどこかに行ってしまう。並んで歩いていく二人を見て、妙に仲良いのよねーあの2人。と、呟きながら蘭が首を傾げた。
「お前…12番目の文字が引っかかってんのやろ?」
「ああ…」
神社を出た2人はいつもの状態に戻り、予告状の暗号について話を始める。
「…こないな分かりにくい暗号解くんやったら、名前も俺達と来させて知恵出させたかったんやけど…さすがに名前だけ誘ったら不自然やもんな」
「……。」
「工藤?」
服部の言葉に、ふと眉を寄せるコナンに服部は不思議そうに首を傾げる。
「あいつは蘭達といさせて、今回の事件には関わらせない方が良い」
「なんや?いつもやったら、自分から名前を巻き込んでるお前が珍しいやないか…喧嘩でもしてるんか?」
「バーロー、そんなんじゃねーよ。…まだ確証はないが、あいつ怪盗キッドと何か関係があるみたいなんだ」
コナンの思いがけない言葉に平次が目を丸くする。
「なっ…名前が犯罪の手助けしとるって事か?」
「ちげーよ、ただ怪盗キッドと名前の間には、犯罪者と一高校生以上の関係があるのは確かだ…」
「……どうしたら犯罪者とあいつに、そんな関係が出来るんや」
平次は険しい顔をしたコナンをジッとと見るが、コナンは何も答えない。平次は小さくため息をつくと、肩をすくめて口を開く。
「ま…何にせよ、俺らがさっさと暗号解いてあの怪盗を捕まえれば良いんやろ。あの予告状…お前は何が気になってるんや?」
「ああ…"L″がロシア語のアルファベットでって言うなら分かるんだが…」
「ロシア語のアルファベット?」
「カーだ。英語の"k″…」
「…せやけど、kじゃ時計の形にはならへんな」
「それに…予告状の"世紀末の魔術師″ってのも気になる…奴は今までそんな風に名乗った事はないからな」
うーんと考え込む2人だが、しばらく考えても答えが出なかったためか、突然平次が「それより…」と言って話を変える。
「お前さっきのおみくじどーやった?」
「んなもん、まだ見てねーよ」
「何でや!?怪盗キッドとの対決を占う大事なおみくじやろ!」
(…めんどくせーな)
コナンはため息をつきながら、ポケットからおみくじを取り出して開いてみる。
「…小吉か。また中途半端なもん引きよったな」
平次の呟きを無視して、コナンはおみくじの内容にザッと目を通していく。
「ん?…旅行…秘密が明るみに出ます。やめましょう…!?」
(おいおい…まじかよ!?)
コナンは、その内容に思わず蘭の顔を思い浮かべて眉を寄せる。
そんなコナンの焦りを知ってか知らずか、平次が「ここのおみくじよぉ当たるからな…」と、ニヤリと笑って呟いた。
名前がおみくじを結んだ後に、犯行予告時間までどこに行こうか考えていた女性陣に平次が声をかける。
「お前は、名前達を案内したりや……俺はこのちっこいの案内するから。」
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「どうして?みんなで一緒に行こうよ!」
蘭が別行動するという提案に不思議そうに首を傾げるが、平次はしゃがんでコナンの横に並ぶ。
「男は男同士がエエんやて…なぁ?コ…コ…コナ、コナン君?」
「…うん!」
(平次…名前呼ぶのに思いっきりどもってるけど、まだ慣れないのかしら?)
名前は平次がとても呼び辛そうにコナンの名前を口にする姿を見て、苦笑する。
そんな中、平次とコナンは有無を言わせないように、どんどん歩いてどこかに行ってしまう。並んで歩いていく二人を見て、妙に仲良いのよねーあの2人。と、呟きながら蘭が首を傾げた。
「お前…12番目の文字が引っかかってんのやろ?」
「ああ…」
神社を出た2人はいつもの状態に戻り、予告状の暗号について話を始める。
「…こないな分かりにくい暗号解くんやったら、名前も俺達と来させて知恵出させたかったんやけど…さすがに名前だけ誘ったら不自然やもんな」
「……。」
「工藤?」
服部の言葉に、ふと眉を寄せるコナンに服部は不思議そうに首を傾げる。
「あいつは蘭達といさせて、今回の事件には関わらせない方が良い」
「なんや?いつもやったら、自分から名前を巻き込んでるお前が珍しいやないか…喧嘩でもしてるんか?」
「バーロー、そんなんじゃねーよ。…まだ確証はないが、あいつ怪盗キッドと何か関係があるみたいなんだ」
コナンの思いがけない言葉に平次が目を丸くする。
「なっ…名前が犯罪の手助けしとるって事か?」
「ちげーよ、ただ怪盗キッドと名前の間には、犯罪者と一高校生以上の関係があるのは確かだ…」
「……どうしたら犯罪者とあいつに、そんな関係が出来るんや」
平次は険しい顔をしたコナンをジッとと見るが、コナンは何も答えない。平次は小さくため息をつくと、肩をすくめて口を開く。
「ま…何にせよ、俺らがさっさと暗号解いてあの怪盗を捕まえれば良いんやろ。あの予告状…お前は何が気になってるんや?」
「ああ…"L″がロシア語のアルファベットでって言うなら分かるんだが…」
「ロシア語のアルファベット?」
「カーだ。英語の"k″…」
「…せやけど、kじゃ時計の形にはならへんな」
「それに…予告状の"世紀末の魔術師″ってのも気になる…奴は今までそんな風に名乗った事はないからな」
うーんと考え込む2人だが、しばらく考えても答えが出なかったためか、突然平次が「それより…」と言って話を変える。
「お前さっきのおみくじどーやった?」
「んなもん、まだ見てねーよ」
「何でや!?怪盗キッドとの対決を占う大事なおみくじやろ!」
(…めんどくせーな)
コナンはため息をつきながら、ポケットからおみくじを取り出して開いてみる。
「…小吉か。また中途半端なもん引きよったな」
平次の呟きを無視して、コナンはおみくじの内容にザッと目を通していく。
「ん?…旅行…秘密が明るみに出ます。やめましょう…!?」
(おいおい…まじかよ!?)
コナンは、その内容に思わず蘭の顔を思い浮かべて眉を寄せる。
そんなコナンの焦りを知ってか知らずか、平次が「ここのおみくじよぉ当たるからな…」と、ニヤリと笑って呟いた。