「世紀末の魔術師」編
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黄昏の獅子から
暁の乙女へ
秒針のない時計が
12番目の文字を刻む時
光る天の楼閣から
メモリーズ・エッグを
いただきに参上する
世紀末の魔術師
怪盗キッド
___________________
card.101
*世紀末の魔術師編
---阿笠邸
ソファには雑誌をめくる灰原の横で、名前が難しい顔をしながら1枚の紙を見つめて座っている。
「何これ?…"12番目の文字を刻む時"っていうのは、犯行時刻?……ダメね、まったく分からないわ」
名前は読み終えた用紙をピラッと机に置いてソファの背に寄り掛かる。
「メモリーズ・エッグっていうのは園子の家から見つかったロマノフ王朝の秘宝…インペリアル・イースター・エッグの事なんでしょ?」
「ああ…とりあえずおっちゃん達は、メモリーズ・エッグが保管されている大阪にある鈴木財閥の近代美術館に行くみたいだぜ?」
名前の向かいに座るコナンも、まだ暗号が解けていないようで予告状を睨めつけながら呟く。
「ああ…それなら確か私も蘭に誘われてるわ」
「あん?またオメーも来るのかよ」
「またって何よ。誘われたから行くだけでしょ」
相変わらず怪盗キッド絡みとありコナンの視線が険しいが、名前は気付かないふりをしてお茶を手にとる。
「…で?平成のホームズさんはどうする気?」
今まで名前の横で優雅に雑誌を眺めていた灰原が、どこか楽しそうにコナンに尋ねる。
「バーロー!今度こそ捕まえてやるに決まってんだろ!」
「ふふ…どうなるのかしらね、今回は」
「哀君…珍しく機嫌が良さそうじゃの」
クスクスと笑う灰原を見て阿笠が首を傾げる。
「……私も少しだけあの白い怪盗に興味があるのよ」
意味ありげな視線を名前に向けながら、そう呟く灰原に名前はため息をつく。
(えー?新一に加えて…哀にまで疑われてるのかしら)
名前は、灰原の呟きにも何も答えずに零れ出そうになったため息を誤魔化すようにお茶をゴクリと飲み干した。
黄昏の獅子から
暁の乙女へ
秒針のない時計が
12番目の文字を刻む時
光る天の楼閣から
メモリーズ・エッグを
いただきに参上する
世紀末の魔術師
怪盗キッド
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card.101
*世紀末の魔術師編
---阿笠邸
ソファには雑誌をめくる灰原の横で、名前が難しい顔をしながら1枚の紙を見つめて座っている。
「何これ?…"12番目の文字を刻む時"っていうのは、犯行時刻?……ダメね、まったく分からないわ」
名前は読み終えた用紙をピラッと机に置いてソファの背に寄り掛かる。
「メモリーズ・エッグっていうのは園子の家から見つかったロマノフ王朝の秘宝…インペリアル・イースター・エッグの事なんでしょ?」
「ああ…とりあえずおっちゃん達は、メモリーズ・エッグが保管されている大阪にある鈴木財閥の近代美術館に行くみたいだぜ?」
名前の向かいに座るコナンも、まだ暗号が解けていないようで予告状を睨めつけながら呟く。
「ああ…それなら確か私も蘭に誘われてるわ」
「あん?またオメーも来るのかよ」
「またって何よ。誘われたから行くだけでしょ」
相変わらず怪盗キッド絡みとありコナンの視線が険しいが、名前は気付かないふりをしてお茶を手にとる。
「…で?平成のホームズさんはどうする気?」
今まで名前の横で優雅に雑誌を眺めていた灰原が、どこか楽しそうにコナンに尋ねる。
「バーロー!今度こそ捕まえてやるに決まってんだろ!」
「ふふ…どうなるのかしらね、今回は」
「哀君…珍しく機嫌が良さそうじゃの」
クスクスと笑う灰原を見て阿笠が首を傾げる。
「……私も少しだけあの白い怪盗に興味があるのよ」
意味ありげな視線を名前に向けながら、そう呟く灰原に名前はため息をつく。
(えー?新一に加えて…哀にまで疑われてるのかしら)
名前は、灰原の呟きにも何も答えずに零れ出そうになったため息を誤魔化すようにお茶をゴクリと飲み干した。