又兵衛様一筋!
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今日は久しぶりにいい天気だ。朝、霜が降りた土をザクザクと踏みながら思う。それに、冬の朝は空気が特に澄んでいるからとても気持ちがいい。それに加えて、昨日閻魔帳に書いていた人物を(順位は低い方ではあったものの)数人処刑したため又兵衛様の機嫌が良い。それはもうとても良いことだ。
もちろん、又兵衛様の不機嫌な顔も好きだがただでさえ不健康な生活を送っている彼は、処刑がしばらくできないとさらに不摂生な生活を送りがちになる。できる限りのことは、『又兵衛様ふぁんくらぶ会長』としてしているがやはり限界がある。日に日に色白く瘦せ細ってゆく又兵衛様は何度見ても慣れないし心苦しい。
「又兵衛様」
「あぁ?なんですかぁ?」
私が話しかけると、怪訝な表情を浮かべてこちらを向く。ああ、澄んでいて心做しかキラキラと輝く透明な空気に又兵衛様の白く、まろい頬が溶け込むよう!
「今日もお代わりなくお美しいですね!」
本当に心の底からそう思うし、嘘偽りのない笑顔で毎朝毎夜彼に伝える。これも会長としての役割だ。というか役割でなくともこれは私の本心でありこの世の理なのだからしようがない!
しかし、この言葉を聞いて又兵衛様は照れるでもなく恥ずかしがるわけでもなく、
「……ヴァ〜ッカじゃねえの?」
と、ほとほと呆れた顔で毎朝毎夜答えるのだ。そんな顔も、私はとても好きだ。というか又兵衛様を構成するもので嫌いなものなど何一つありはしない!
「は〜、ツンケンした態度の又兵衛も素敵だぁ……」
と、ここまでがだいたいいつもの流れなのだが、実はふいと前を向き直した又兵衛様の首元がほんのりと赤く色づいているのだ。表ではツンケンした態度をとっているが、それは照れの裏返し。私たちが気づいていることに、彼は気づいていない。実際、彼は色が白いため照れたりするとすぐに分かる。しかし、私達は気づかない振りをする。又兵衛様の全てが好きだが、機嫌を損ねることは避けたい!
やはり又兵衛様はかわいい!と再確認して私の一日は始まる。
もちろん、又兵衛様の不機嫌な顔も好きだがただでさえ不健康な生活を送っている彼は、処刑がしばらくできないとさらに不摂生な生活を送りがちになる。できる限りのことは、『又兵衛様ふぁんくらぶ会長』としてしているがやはり限界がある。日に日に色白く瘦せ細ってゆく又兵衛様は何度見ても慣れないし心苦しい。
「又兵衛様」
「あぁ?なんですかぁ?」
私が話しかけると、怪訝な表情を浮かべてこちらを向く。ああ、澄んでいて心做しかキラキラと輝く透明な空気に又兵衛様の白く、まろい頬が溶け込むよう!
「今日もお代わりなくお美しいですね!」
本当に心の底からそう思うし、嘘偽りのない笑顔で毎朝毎夜彼に伝える。これも会長としての役割だ。というか役割でなくともこれは私の本心でありこの世の理なのだからしようがない!
しかし、この言葉を聞いて又兵衛様は照れるでもなく恥ずかしがるわけでもなく、
「……ヴァ〜ッカじゃねえの?」
と、ほとほと呆れた顔で毎朝毎夜答えるのだ。そんな顔も、私はとても好きだ。というか又兵衛様を構成するもので嫌いなものなど何一つありはしない!
「は〜、ツンケンした態度の又兵衛も素敵だぁ……」
と、ここまでがだいたいいつもの流れなのだが、実はふいと前を向き直した又兵衛様の首元がほんのりと赤く色づいているのだ。表ではツンケンした態度をとっているが、それは照れの裏返し。私たちが気づいていることに、彼は気づいていない。実際、彼は色が白いため照れたりするとすぐに分かる。しかし、私達は気づかない振りをする。又兵衛様の全てが好きだが、機嫌を損ねることは避けたい!
やはり又兵衛様はかわいい!と再確認して私の一日は始まる。
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