パフェの味
主人公の名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「そんなに好きなの?」
と驚いたように目を丸くすると、柔らかく微笑み、自分のカップからもうひとついちごをスプーンに乗せてパイの口元まで持ってきた。
「なら、俺のもあげる」
(あれ……)
口の前まで差し出されたいちごを静かに食べるが、ドキドキしすぎてもはや味がわからない。トランクスの様子をそっと伺うと、思った以上にやさしい瞳でこちらを見つめていて……急に子どもじみた真似をした自分が恥ずかしくなり、うつむいた。
「もうひとつ食べる?」
パイは慌てて首を振る。なんだか申し訳なくなり、自分のカップからひとついちごを取ると
「……おいしいから、トランクスも食べて」
と差しだし返した。
トランクスはにっこり微笑むとこちらをじっと見つめたまま、ゆっくりいちごを食べて、飲み込むと目を見つめて
「……うん。甘い。ありがとう」
と言ってきた。その視線が、熱い。
(……こんなに大人っぽかったっけ……?)
トランクスには長く親しんだ友情の延長線上にあるような愛情を感じていた。
でも……向こうの世界で2年もの年を重ねた彼は、背が少し伸びただけでなく、雰囲気もなんだか大人びて……ふとした横顔に色気を感じるし、パイに接する態度も今はどこか大人の余裕を感じさせる。
(昔は私が何か言うたびにおろおろしていたくせに……)
それに一番大きな変化は「かわいい」と伝えてくれるようになったことだ。
今まで好意を感じたことはあっても、一度も「かわいい」とか口に出して言われたことはなかった。正直褒められるのはうれしい。でもこの幼なじみの急な変化にドキマギしすぎて、どう振舞っていいのかわからなくなる。
ふと目線をトランクスに戻すと、愛おしさに満ちた瞳でこちらを見つめていた。
「……パイ、なんだか顔が赤いよ」
「赤くない」
「嘘。かわいい」
「……そういうの、急に言わないでよ…」
「急じゃないよ」
少しだけ真面目な声。
「ずっと思ってた」
心臓が跳ねる音が大きくなり、市場のざわめきが遠くなる。パイはもうトランクスの方を見ることもできずに、うつむいてパフェを食べ進めた。パフェの味はもはやわからなかった。
と驚いたように目を丸くすると、柔らかく微笑み、自分のカップからもうひとついちごをスプーンに乗せてパイの口元まで持ってきた。
「なら、俺のもあげる」
(あれ……)
口の前まで差し出されたいちごを静かに食べるが、ドキドキしすぎてもはや味がわからない。トランクスの様子をそっと伺うと、思った以上にやさしい瞳でこちらを見つめていて……急に子どもじみた真似をした自分が恥ずかしくなり、うつむいた。
「もうひとつ食べる?」
パイは慌てて首を振る。なんだか申し訳なくなり、自分のカップからひとついちごを取ると
「……おいしいから、トランクスも食べて」
と差しだし返した。
トランクスはにっこり微笑むとこちらをじっと見つめたまま、ゆっくりいちごを食べて、飲み込むと目を見つめて
「……うん。甘い。ありがとう」
と言ってきた。その視線が、熱い。
(……こんなに大人っぽかったっけ……?)
トランクスには長く親しんだ友情の延長線上にあるような愛情を感じていた。
でも……向こうの世界で2年もの年を重ねた彼は、背が少し伸びただけでなく、雰囲気もなんだか大人びて……ふとした横顔に色気を感じるし、パイに接する態度も今はどこか大人の余裕を感じさせる。
(昔は私が何か言うたびにおろおろしていたくせに……)
それに一番大きな変化は「かわいい」と伝えてくれるようになったことだ。
今まで好意を感じたことはあっても、一度も「かわいい」とか口に出して言われたことはなかった。正直褒められるのはうれしい。でもこの幼なじみの急な変化にドキマギしすぎて、どう振舞っていいのかわからなくなる。
ふと目線をトランクスに戻すと、愛おしさに満ちた瞳でこちらを見つめていた。
「……パイ、なんだか顔が赤いよ」
「赤くない」
「嘘。かわいい」
「……そういうの、急に言わないでよ…」
「急じゃないよ」
少しだけ真面目な声。
「ずっと思ってた」
心臓が跳ねる音が大きくなり、市場のざわめきが遠くなる。パイはもうトランクスの方を見ることもできずに、うつむいてパフェを食べ進めた。パフェの味はもはやわからなかった。