手のひらの温もり
主人公の名前設定
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部屋に沈黙が落ちる。パイは布団をすっぽり口元まで引き寄せて、そこから黒い瞳で見つめていたかと思うと、次の瞬間笑った。
「私はそんなにやわじゃないわよ。一応サイヤ人なんだから……もし暴れたりしたら、ちゃんと制圧してあげるから安心して」
「制圧って……」
得意げな顔で、目を輝かせる。
「一緒に修行してた頃なんか、何回投げ飛ばしたと思ってるの?」
「それは子どものころの話だろ」
「大人になってからだって、油断しているトランクスを何度も投げ飛ばしたでしょ。大丈夫。きっとまだまだ投げ飛ばせる」
そしてゆっくりと左手を差し出した。
「ほら……手。いい加減観念しなさいよ」
トランクスの鼓動が妙に速くなる。
断る理由はない……ないのだが。
なぜかものすごく勇気が必要だった。
しばらくためらった末、そっと手を伸ばす。
指先が触れる───それだけで心臓が大きく跳ねた。
柔らかくて温かい手の感触が伝わってきて……どうしようもなくうろたえてしまう。
トランクスはゆっくりベッドへ横になる。
すぐ隣にパイがいる。体が触れそうなくらい近い。
その瞬間。ふわり、と香りがした。
髪から漂う石鹸のような香り。
さっきシャワーを浴びたばかりだからだろう。
同じシャンプーを使ったはずなのに、なぜだろう……自分よりずっといい香りがする気がする。そんな考えに、トランクスは思わず息を止める。
そっとパイの方へ顔を動かすと、枕に頭を乗せたパイが柔らかく微笑んでこっちを見つめている。淡い月明かりを受けたパイの髪や肌が妙に色っぽく見えて……ドキリとする。
慌てて仰向けになった。
胸の奥が妙に落ち着かない。
もう隣を見る勇気はない。
見てしまったら、意識しすぎてしまう気がした。
「私はそんなにやわじゃないわよ。一応サイヤ人なんだから……もし暴れたりしたら、ちゃんと制圧してあげるから安心して」
「制圧って……」
得意げな顔で、目を輝かせる。
「一緒に修行してた頃なんか、何回投げ飛ばしたと思ってるの?」
「それは子どものころの話だろ」
「大人になってからだって、油断しているトランクスを何度も投げ飛ばしたでしょ。大丈夫。きっとまだまだ投げ飛ばせる」
そしてゆっくりと左手を差し出した。
「ほら……手。いい加減観念しなさいよ」
トランクスの鼓動が妙に速くなる。
断る理由はない……ないのだが。
なぜかものすごく勇気が必要だった。
しばらくためらった末、そっと手を伸ばす。
指先が触れる───それだけで心臓が大きく跳ねた。
柔らかくて温かい手の感触が伝わってきて……どうしようもなくうろたえてしまう。
トランクスはゆっくりベッドへ横になる。
すぐ隣にパイがいる。体が触れそうなくらい近い。
その瞬間。ふわり、と香りがした。
髪から漂う石鹸のような香り。
さっきシャワーを浴びたばかりだからだろう。
同じシャンプーを使ったはずなのに、なぜだろう……自分よりずっといい香りがする気がする。そんな考えに、トランクスは思わず息を止める。
そっとパイの方へ顔を動かすと、枕に頭を乗せたパイが柔らかく微笑んでこっちを見つめている。淡い月明かりを受けたパイの髪や肌が妙に色っぽく見えて……ドキリとする。
慌てて仰向けになった。
胸の奥が妙に落ち着かない。
もう隣を見る勇気はない。
見てしまったら、意識しすぎてしまう気がした。