眠れない夜を抱えて
主人公の名前設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ポイポイカプセルの家は暖かかった。
断熱仕様になっているのだろう。外は氷点下なのに、室内はおだやかな春のようにぽかぽかだった。
2人は家に入るとそれぞれシャワーを浴び、リビングに集まって温かいお茶を飲んだ。昼間にはしゃいだからか、お互いもうすっかり疲れ切っており口数は少なかった。
けれど、それで十分だった。言葉がなくても、同じ空間で同じ時間を過ごしているだけで心が落ち着く。穏やかで優しい時間が、2人の間には流れていた。
「じゃあ、おやすみ。明日も雪遊びしようね」
「ああ、おやすみ」
2つ並んだ寝室の前で別れる。トランクスはドアを閉めるとベッドへ倒れ込んだ。
今日こそは大丈夫だと思った。
久しぶりに心から笑ったし、すごく楽しかった。
きっと幸せな気持ちでぐっすり眠れるはずだ。そう思った。
だが――
悪夢は容赦なくやってきた。
崩れた建物。炎に包まれた街。助けを求める叫び声。
伸ばした手が届かない……。
助けられない。誰のことも守れない。
みんな……。パイも。
「っ……!」
トランクスは飛び起きた。まるで水面からようやく浮かび上がったように、荒い呼吸を繰り返す。
Tシャツは汗でぐっしょりと濡れ、背中に張り付いていた。
心臓の音が嫌なほど早く打っている。
喉は乾き、焼けるように痛かった。
(結局……今日も…か……)
窓の外を見ると、外は静寂で包まれているようだった。雪はわずかな月明かりを反射し、夜の底を白く照らしている。時計の針は深夜二時過ぎを指していた。
ごく平和な、静かな雪国の夜なのに……再び眠るのが怖い。またあの悪夢に引きずり込まれる気がして……もがいても、叫んでも、決して目覚められないあの息苦しさを思うだけで胸が締めつけられた。膝を抱えたその時だった。
コンコン。
小さなノックの音が静かな部屋に大きく響いてドキリとする。
トランクスの身体が固まった。
「……トランクス?」
パイの声だった。
断熱仕様になっているのだろう。外は氷点下なのに、室内はおだやかな春のようにぽかぽかだった。
2人は家に入るとそれぞれシャワーを浴び、リビングに集まって温かいお茶を飲んだ。昼間にはしゃいだからか、お互いもうすっかり疲れ切っており口数は少なかった。
けれど、それで十分だった。言葉がなくても、同じ空間で同じ時間を過ごしているだけで心が落ち着く。穏やかで優しい時間が、2人の間には流れていた。
「じゃあ、おやすみ。明日も雪遊びしようね」
「ああ、おやすみ」
2つ並んだ寝室の前で別れる。トランクスはドアを閉めるとベッドへ倒れ込んだ。
今日こそは大丈夫だと思った。
久しぶりに心から笑ったし、すごく楽しかった。
きっと幸せな気持ちでぐっすり眠れるはずだ。そう思った。
だが――
悪夢は容赦なくやってきた。
崩れた建物。炎に包まれた街。助けを求める叫び声。
伸ばした手が届かない……。
助けられない。誰のことも守れない。
みんな……。パイも。
「っ……!」
トランクスは飛び起きた。まるで水面からようやく浮かび上がったように、荒い呼吸を繰り返す。
Tシャツは汗でぐっしょりと濡れ、背中に張り付いていた。
心臓の音が嫌なほど早く打っている。
喉は乾き、焼けるように痛かった。
(結局……今日も…か……)
窓の外を見ると、外は静寂で包まれているようだった。雪はわずかな月明かりを反射し、夜の底を白く照らしている。時計の針は深夜二時過ぎを指していた。
ごく平和な、静かな雪国の夜なのに……再び眠るのが怖い。またあの悪夢に引きずり込まれる気がして……もがいても、叫んでも、決して目覚められないあの息苦しさを思うだけで胸が締めつけられた。膝を抱えたその時だった。
コンコン。
小さなノックの音が静かな部屋に大きく響いてドキリとする。
トランクスの身体が固まった。
「……トランクス?」
パイの声だった。