雪原に夜が降りる
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二人はオーロラの時間まで思いきり雪を満喫した。
最初はパイが軽く雪玉を投げただけだった。
だが、トランクスの肩に見事命中させて「やったあ!」とガッツポーズを決めると、戦いの火蓋が切られた。
「今のは宣戦布告だな! よし!」
「え?」
次の瞬間、トランクスが投げた雪玉がパイの顔面に命中した。
「冷たっ!」
「油断するからだ」
「ひどい!」
そこからは追いかけっこの始まりだった。
森の中を駆け回りながら、雪玉を投げ合う。
パイが木陰に隠れて見えなくなったと思ったら、一気に距離を詰めて背後から攻撃してきたり、トランクスが空に飛びあがって応戦したり……。
2人の笑い声が雪原に響いた。
しばらくすると、それぞれ雪だるまづくりを始めた。
トランクスが作った雪だるまを見て、パイが吹き出す。
「ねえ、顔がおかしい!」
「どこがだよ!」
「目が離れすぎてるし、なんか悪役みたい」
「ちゃんと作ったんだけどな……」
真面目につぶやくトランクスがおかしいのか、パイはますます笑った。
その笑顔を見ているだけで、トランクスもつられて笑ってしまう。
その後は、2人一緒に大きなかまくらを作った。
完成した中に入り込むと、中はしいんと静かで少しあたたかい。
「わあ、なんか秘密基地みたい。気に入った! ねえ、今日はここに泊まってみたい」
「やめとけ。朝には凍えるぞ」
「一泊だけ」
そんなくだらないやり取りを交わしながら、2人は並んでかまくらから外の景色を眺めた。
雪がしんしんと静かに降り注いでいる。
ひとしきり笑い合った後のつかの間の静寂。あたたかなかまくらから見るどこまでも白い世界。
その静かな時間は心地いいものだった。
やがて空はゆっくりと茜色に染まったかと思うと、あっという間に藍色に覆われていった。
森の木々が濃い影になり始める頃、二人はかまくらから出て焚き火を起こした。
ぱちぱちと薪がはぜる音があたりに響く。
やがて最後の夕焼けの一筋が地平線の向こうへ完全に沈むと、森全体が静かな闇に包まれていった。
ゆらめく焚火が2人の姿を照らし出す。
静かな雪の夜、シチューを温め、パンを焼き、食後は湯気の立つココアを飲みながらオーロラの時間を待った。
最初はパイが軽く雪玉を投げただけだった。
だが、トランクスの肩に見事命中させて「やったあ!」とガッツポーズを決めると、戦いの火蓋が切られた。
「今のは宣戦布告だな! よし!」
「え?」
次の瞬間、トランクスが投げた雪玉がパイの顔面に命中した。
「冷たっ!」
「油断するからだ」
「ひどい!」
そこからは追いかけっこの始まりだった。
森の中を駆け回りながら、雪玉を投げ合う。
パイが木陰に隠れて見えなくなったと思ったら、一気に距離を詰めて背後から攻撃してきたり、トランクスが空に飛びあがって応戦したり……。
2人の笑い声が雪原に響いた。
しばらくすると、それぞれ雪だるまづくりを始めた。
トランクスが作った雪だるまを見て、パイが吹き出す。
「ねえ、顔がおかしい!」
「どこがだよ!」
「目が離れすぎてるし、なんか悪役みたい」
「ちゃんと作ったんだけどな……」
真面目につぶやくトランクスがおかしいのか、パイはますます笑った。
その笑顔を見ているだけで、トランクスもつられて笑ってしまう。
その後は、2人一緒に大きなかまくらを作った。
完成した中に入り込むと、中はしいんと静かで少しあたたかい。
「わあ、なんか秘密基地みたい。気に入った! ねえ、今日はここに泊まってみたい」
「やめとけ。朝には凍えるぞ」
「一泊だけ」
そんなくだらないやり取りを交わしながら、2人は並んでかまくらから外の景色を眺めた。
雪がしんしんと静かに降り注いでいる。
ひとしきり笑い合った後のつかの間の静寂。あたたかなかまくらから見るどこまでも白い世界。
その静かな時間は心地いいものだった。
やがて空はゆっくりと茜色に染まったかと思うと、あっという間に藍色に覆われていった。
森の木々が濃い影になり始める頃、二人はかまくらから出て焚き火を起こした。
ぱちぱちと薪がはぜる音があたりに響く。
やがて最後の夕焼けの一筋が地平線の向こうへ完全に沈むと、森全体が静かな闇に包まれていった。
ゆらめく焚火が2人の姿を照らし出す。
静かな雪の夜、シチューを温め、パンを焼き、食後は湯気の立つココアを飲みながらオーロラの時間を待った。