今年最後のオーロラを見に
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「まだこんなに雪があるのに咲くなんて不思議だね。ねえ、今日はオーロラも見られるかな」
パイは花を見つめたままつぶやいた。
期待と不安が半分ずつ混じったような声だった。
「まだわからないけど、見られる可能性が高い日をうちのコンピューターで計算したんだ。だから期待できると思う」
「もし見られなかったら?」
「その時はまた来ればいい」
「来年?」
「ああ」
パイはくすりと笑った。
「来年も一緒に来る前提なんだ」
「嫌か?」
「ううん」
ゆっくりと首を振ると、パイはまっすぐにトランクスを見つめてきた。
「その約束いいかも。もし見られたとしても、また来年も来たいな…一緒に」
トランクスの胸が強く高鳴る。
たったそれだけの言葉なのにまっすぐに伝わってきて、すごく嬉しかった。
一方で、「楽しみだね」と無邪気に笑うその顔に、どこか罪悪感を覚える。
医師に言われた「信頼できる人に相談してください」の言葉が頭の中でこだまする。
自分はパイを心から信頼している……なら打ち明けるべきなのだろう。
だが、どうしても何かを言おうとすると喉に言葉が詰まったようになり、上手く切り出せないのだった。
パイは花を見つめたままつぶやいた。
期待と不安が半分ずつ混じったような声だった。
「まだわからないけど、見られる可能性が高い日をうちのコンピューターで計算したんだ。だから期待できると思う」
「もし見られなかったら?」
「その時はまた来ればいい」
「来年?」
「ああ」
パイはくすりと笑った。
「来年も一緒に来る前提なんだ」
「嫌か?」
「ううん」
ゆっくりと首を振ると、パイはまっすぐにトランクスを見つめてきた。
「その約束いいかも。もし見られたとしても、また来年も来たいな…一緒に」
トランクスの胸が強く高鳴る。
たったそれだけの言葉なのにまっすぐに伝わってきて、すごく嬉しかった。
一方で、「楽しみだね」と無邪気に笑うその顔に、どこか罪悪感を覚える。
医師に言われた「信頼できる人に相談してください」の言葉が頭の中でこだまする。
自分はパイを心から信頼している……なら打ち明けるべきなのだろう。
だが、どうしても何かを言おうとすると喉に言葉が詰まったようになり、上手く切り出せないのだった。