今年最後のオーロラを見に
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それと……。
最近、お互いにどこか気持ちがすれ違い始めているのを感じていた。
原因はわかっている。自分のせいだ。悪夢にうなされる夜。
眠ることさえ怖くなった日々。
パイに心配をかけたくなくて、何も話さず、ただ一緒に暮らす約束を引き伸ばした結果、余計にぎこちなくなってしまった。
それでも、パイとの絆だけは失いたくなかったし、別れることなんて考えられなかった。
関係をどうにか取り繕いたくて、誘ったのだ。
オーロラを見た後は夜も遅いため、ポイポイカプセルの家で一泊する予定になっている。
寝室は別だし、防音もしっかりしている。
もし悪夢にうなされても大丈夫だろう。
そう自分に言い聞かせながら。
「ねえ、見て!」
前を歩いていたパイがしゃがみ込む。
雪の隙間から、小さな白い花が顔を出していた。
「花が咲いてる。かわいい……」
待雪草──長い冬の終わりを告げる花だ。
パイはそっと指先で花びらに触れた。
冷たい雪の中で懸命に成長する小さな花。
その姿に見入る彼女から、トランクスは目を離せなくなった。
最近、お互いにどこか気持ちがすれ違い始めているのを感じていた。
原因はわかっている。自分のせいだ。悪夢にうなされる夜。
眠ることさえ怖くなった日々。
パイに心配をかけたくなくて、何も話さず、ただ一緒に暮らす約束を引き伸ばした結果、余計にぎこちなくなってしまった。
それでも、パイとの絆だけは失いたくなかったし、別れることなんて考えられなかった。
関係をどうにか取り繕いたくて、誘ったのだ。
オーロラを見た後は夜も遅いため、ポイポイカプセルの家で一泊する予定になっている。
寝室は別だし、防音もしっかりしている。
もし悪夢にうなされても大丈夫だろう。
そう自分に言い聞かせながら。
「ねえ、見て!」
前を歩いていたパイがしゃがみ込む。
雪の隙間から、小さな白い花が顔を出していた。
「花が咲いてる。かわいい……」
待雪草──長い冬の終わりを告げる花だ。
パイはそっと指先で花びらに触れた。
冷たい雪の中で懸命に成長する小さな花。
その姿に見入る彼女から、トランクスは目を離せなくなった。