第六章
主人公の名前設定
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パイがタオル片手にトランクスににじ寄ったところで、ガチャリ、と病室のドアが開いた。
「……あんたらいちゃついてんの? お邪魔だった?」
入ってきたのはローズマリーだった。
「ローズマリー!」
パイは振り返ると、まるで救いの女神が現れたかのように声を弾ませた。
「いいところに来た! トランクスの足を拭いて包帯を変えたいんだけど、させてくれないの。手伝って」
真剣そのものの顔で訴える。
ローズマリーはぽかんと2人を見比べた。
顔を真っ赤にしてうつむくトランクスと、生真面目に義務を果たそうとするパイ。
しばし沈黙したあと、何かを察したようにふっと笑みを浮かべる。
「……あのさ、今レジスタンスの拠点で、今までの人造人間の襲撃場所を全部地図に落として、傾向を予測できないか分析してるの。で、パイにも来てほしいって。だから、ここは私に任せて拠点に行ってくれる?」
「え! そんなことできるの? わかった!」
パイは勢いよくタオルをローズマリーに託すと病室を飛び出した。……が、廊下に出たところでぴたりと足を止め、ドアの向こうから顔をこちらに戻す。
「体はちゃんと拭いて、傷口はしっかり消毒して包帯を巻き直してね! もし化膿してるところがあったらお医者さん呼んで! それと、お湯がもうぬるくなっちゃってるから変えた方がいいかも!」
一気にまくし立てると、ようやく足音を響かせて去っていった。
「……やれやれ。おとなしいタイプだと思ってたけど、けっこう口うるさいのね」
ローズマリーが肩をすくめると
「もし上手くいっても、あんた絶対尻に敷かれるわよ」
と続ける。
「……はは」
トランクスは苦笑しながら、危うく気まずい場面を切り抜けた安堵を胸に息を吐いた。
「……あの、助かりました」
ローズマリーは椅子に腰を下ろすと、にっこりと笑いかける。
「ほんと純情だねぇ。体拭いてくれるって言うんだから、ありがたく任せておけばよかったのに。でもまあ、拭いてもらっているときに反応しちゃったら気まずいか」
「っ……!」
トランクスは耳まで真っ赤になり、うつむいた。
「かわいいね、そういう反応」
ローズマリーは足を組み替え、わざと軽い調子で言葉を重ねる。
「私が拭いてあげてもいいんだけど……後でライムが来るから、あの子に世話は任せなさい。助けてもらった恩を返そうと張り切ってるよ」
トランクスは少し目を見開き、ふっと表情を緩めてうなずいた。
「……ありがたいな」
邪な気持ちをパイに気づかれずに切り抜けられてよかった――そう思う反面、どこかでものすごくもったいないことをしたような、惜しいような複雑な気持ちが胸に残っていた。
「……あんたらいちゃついてんの? お邪魔だった?」
入ってきたのはローズマリーだった。
「ローズマリー!」
パイは振り返ると、まるで救いの女神が現れたかのように声を弾ませた。
「いいところに来た! トランクスの足を拭いて包帯を変えたいんだけど、させてくれないの。手伝って」
真剣そのものの顔で訴える。
ローズマリーはぽかんと2人を見比べた。
顔を真っ赤にしてうつむくトランクスと、生真面目に義務を果たそうとするパイ。
しばし沈黙したあと、何かを察したようにふっと笑みを浮かべる。
「……あのさ、今レジスタンスの拠点で、今までの人造人間の襲撃場所を全部地図に落として、傾向を予測できないか分析してるの。で、パイにも来てほしいって。だから、ここは私に任せて拠点に行ってくれる?」
「え! そんなことできるの? わかった!」
パイは勢いよくタオルをローズマリーに託すと病室を飛び出した。……が、廊下に出たところでぴたりと足を止め、ドアの向こうから顔をこちらに戻す。
「体はちゃんと拭いて、傷口はしっかり消毒して包帯を巻き直してね! もし化膿してるところがあったらお医者さん呼んで! それと、お湯がもうぬるくなっちゃってるから変えた方がいいかも!」
一気にまくし立てると、ようやく足音を響かせて去っていった。
「……やれやれ。おとなしいタイプだと思ってたけど、けっこう口うるさいのね」
ローズマリーが肩をすくめると
「もし上手くいっても、あんた絶対尻に敷かれるわよ」
と続ける。
「……はは」
トランクスは苦笑しながら、危うく気まずい場面を切り抜けた安堵を胸に息を吐いた。
「……あの、助かりました」
ローズマリーは椅子に腰を下ろすと、にっこりと笑いかける。
「ほんと純情だねぇ。体拭いてくれるって言うんだから、ありがたく任せておけばよかったのに。でもまあ、拭いてもらっているときに反応しちゃったら気まずいか」
「っ……!」
トランクスは耳まで真っ赤になり、うつむいた。
「かわいいね、そういう反応」
ローズマリーは足を組み替え、わざと軽い調子で言葉を重ねる。
「私が拭いてあげてもいいんだけど……後でライムが来るから、あの子に世話は任せなさい。助けてもらった恩を返そうと張り切ってるよ」
トランクスは少し目を見開き、ふっと表情を緩めてうなずいた。
「……ありがたいな」
邪な気持ちをパイに気づかれずに切り抜けられてよかった――そう思う反面、どこかでものすごくもったいないことをしたような、惜しいような複雑な気持ちが胸に残っていた。