第六章
主人公の名前設定
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夜。廃墟と化した町の一角に、火の手が上がっていた。
黒煙が空へと伸び、焼け焦げた匂いが風に混じって流れていく。
煙の向こうで、トランクスと人造人間17号、18号が交戦していた。
剣が閃くたび、火花が夜を裂く。だが二対一の戦いはあまりに不利で、押されているのは明らかだった。
17号が攻撃を繰り出し、18号はその後ろで腕を組み、冷たい笑みを浮かべながら見物している。
「どうした? その程度かよ」
17号の拳が頬をかすめ鮮血が宙を舞った。体勢を崩したトランクスに、すかさず蹴りが追いすがる。
(速い……!)
次の瞬間、鳩尾を抉る衝撃。トランクスは息が詰まり、視界が白く弾けた。
その勢いのまま地面に叩きつけられ、瓦礫が大きく崩れる。
(……ダメだ。これ以上持たない)
それでもトランクスは歯を食いしばり、剣を支えに立ち上がった。
瓦礫の陰――パイが潜む方角へと、じりじりと間合いをずらす。
(ここだ……!)
自分は囮だと、何度も心に叩き込む。
血で濡れた唇から、雄叫びが迸った。
「17号、こっちを見ろっ!!」
勢いよく振り下ろされた剣先が、すっかり油断していた17号の頬をかすめた。
「……チッ」
初めて眉をひそめた17号の様子に、トランクスは薄く笑う。
(まだ……やれる……!)
だが身体は限界を訴えていた。
鼓動は暴れ馬のように胸を叩き、肺は焦げつくほどに熱い。
一撃、二撃。振り下ろすたびに腕の感覚は鈍くなり、剣が鉛のように重くなる。
***
その間、瓦礫の陰でパイは一つ目の停止装置を握りしめ、息を殺していた。
(今……? まだ早い……!)
タイミングを計る。
トランクスが膝をつきかけ、傷だらけの体を奮い立たせて再び立ち上がる。
その姿は痛々しく真っ直ぐで、敵を引きつけるためだけに燃えていた。
(……お願い、持ちこたえて)
次の瞬間――
17号の気功弾がアスファルトを爆ぜさせ、トランクスの体を吹き飛ばした。
地面が割れ、瓦礫が砕け、空気が大きく震える。
閃光に視界が焼かれ、轟音があたりに大きく響く。
(……トランクス!)
思わず駆け寄りそうになったが、寸前で足を止めた。
これだ。この隙を待っていた。
爆発と衝撃に紛れ、停止装置を起動させるのだ――。
パイは瓦礫の影から身を乗り出し、冷たい装置を掌に押し込むようにして強く握りしめた。
黒煙が空へと伸び、焼け焦げた匂いが風に混じって流れていく。
煙の向こうで、トランクスと人造人間17号、18号が交戦していた。
剣が閃くたび、火花が夜を裂く。だが二対一の戦いはあまりに不利で、押されているのは明らかだった。
17号が攻撃を繰り出し、18号はその後ろで腕を組み、冷たい笑みを浮かべながら見物している。
「どうした? その程度かよ」
17号の拳が頬をかすめ鮮血が宙を舞った。体勢を崩したトランクスに、すかさず蹴りが追いすがる。
(速い……!)
次の瞬間、鳩尾を抉る衝撃。トランクスは息が詰まり、視界が白く弾けた。
その勢いのまま地面に叩きつけられ、瓦礫が大きく崩れる。
(……ダメだ。これ以上持たない)
それでもトランクスは歯を食いしばり、剣を支えに立ち上がった。
瓦礫の陰――パイが潜む方角へと、じりじりと間合いをずらす。
(ここだ……!)
自分は囮だと、何度も心に叩き込む。
血で濡れた唇から、雄叫びが迸った。
「17号、こっちを見ろっ!!」
勢いよく振り下ろされた剣先が、すっかり油断していた17号の頬をかすめた。
「……チッ」
初めて眉をひそめた17号の様子に、トランクスは薄く笑う。
(まだ……やれる……!)
だが身体は限界を訴えていた。
鼓動は暴れ馬のように胸を叩き、肺は焦げつくほどに熱い。
一撃、二撃。振り下ろすたびに腕の感覚は鈍くなり、剣が鉛のように重くなる。
***
その間、瓦礫の陰でパイは一つ目の停止装置を握りしめ、息を殺していた。
(今……? まだ早い……!)
タイミングを計る。
トランクスが膝をつきかけ、傷だらけの体を奮い立たせて再び立ち上がる。
その姿は痛々しく真っ直ぐで、敵を引きつけるためだけに燃えていた。
(……お願い、持ちこたえて)
次の瞬間――
17号の気功弾がアスファルトを爆ぜさせ、トランクスの体を吹き飛ばした。
地面が割れ、瓦礫が砕け、空気が大きく震える。
閃光に視界が焼かれ、轟音があたりに大きく響く。
(……トランクス!)
思わず駆け寄りそうになったが、寸前で足を止めた。
これだ。この隙を待っていた。
爆発と衝撃に紛れ、停止装置を起動させるのだ――。
パイは瓦礫の影から身を乗り出し、冷たい装置を掌に押し込むようにして強く握りしめた。