第五章
主人公の名前設定
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カプセルコーポレーションの廊下を歩くうちに、トランクスの胸の奥でかすかなざわめきが広がった。
──パイが来ている。久しぶりに感じる彼女の気に、心臓がドキリと跳ねた。
足は自然と気を感じた研究室の方へ向かう。扉の向こうからブルマの明るい声が聞こえた。
「パイちゃん、ありがとう」
ブルマの弾む声に、パイが返す。
「今はこれだけしか手に入らなかったけど……まだ必要だったら探すから」
「ひとまず十分よ。私はしばらく研究室に籠るわね」
精密機器をテーブルに並べるパイの横顔は、やや疲れているようで、それでも満足げだった。
ブルマはさっそく作業台に戻り、もうこちらに背を向けて研究の世界へ入り込んでいる。
トランクスは、部屋を出てきたパイとちょうど鉢合わせた。
「わっ、トランクス……なんだか久しぶりだね」
少し驚いたような声。そして……彼女は照れたように視線を落とした。
「…久しぶり」
口にした言葉は思った以上にぎこちなく響いて内心で苦笑する。けれど、この機会を逃したくはなかった。トランクスは「しっかりしろ、俺」と自分を奮い立たせて、言葉を続けた。
「パイ、この一か月いろいろ手配してくれてありがとう。お疲れさま」
「……うん」
一呼吸置き、意を決して口を開く。
「……あのさ、近くに、アイスクリームを売っている屋台を見つけたんだ。もし良かったら……一緒に食べに行かないか?」
一瞬きょとんとした表情ののち、パイの瞳がふっと輝きを増した。
「行きたい!」
その笑顔を見て、トランクスは胸の奥がじんわり熱くなるように感じた。
「あ、でもちょっと待って。私、帰ってきたばかりで汗と埃で汚れてるから……シャワー浴びて着替えてからでもいい?」
「もちろん。リビングにいるから、用意できたら来て」
「じゃあ、少しだけ待っててね……」
軽く手を振って廊下を去っていく後ろ姿を見送りながら、トランクスは心が浮き立つのを抑えきれなかった。飛び上がってガッツポーズをしたいくらいだ。
待っている間、湖に一緒に行った日のことを思い出していた。二人乗りのバイクの後ろに乗り、パイの腰に手を回したことを思い出して思わず赤面する。水の中でつないだ手の柔らかな感触も……。
それと同時に、今まで我慢していた感情があふれ出したように泣いていた彼女の姿を思い出して少ししんみりする。
(アイスを食べたらきっと喜ぶかな、食べたことないって言ってたからな…)
と、どうにかして彼女を喜ばせたいトランクスは意気込んでいた。
***
「……お待たせ」
少し慌てた様子で駆けてくる声に、トランクスが振り向く。
シャワーを浴びたばかりの肌にはうっすらと赤みがさし、後ろにまとめられた髪はまだところどころ濡れていて、その色っぽさにドキリとした。
パイは、黄色いシフォンブラウスとデニムに着替えていた。明るい黄色が良く似合っていて思わず「かわいい!」と心の中でつぶやく。
──ほんの少し身支度しただけで、こんなにも印象が変わるのか。自分と出かけるのにかわいい格好をしてきてくれるのは、すごくうれしいものなんだなと感じた。
思わずぼーっとしているトランクスをのぞき込むようにして、パイが「どうしたの?」と声をかけてくる。
吸い込まれるような黒い大きな瞳に見つめられて、さらに顔は熱くなり、鼓動が早まる。
「ごめん!暑さで頭がボーっとしていた……」
「何言っているの?大分涼しくなってきたじゃない」
とパイはクスりと笑うと、「ねえ、早く行こうよ。アイス食べたい!」とトランクスを促した。
「行こうか」とトランクスが応えると、二人並んで外へ歩き出した。
──パイが来ている。久しぶりに感じる彼女の気に、心臓がドキリと跳ねた。
足は自然と気を感じた研究室の方へ向かう。扉の向こうからブルマの明るい声が聞こえた。
「パイちゃん、ありがとう」
ブルマの弾む声に、パイが返す。
「今はこれだけしか手に入らなかったけど……まだ必要だったら探すから」
「ひとまず十分よ。私はしばらく研究室に籠るわね」
精密機器をテーブルに並べるパイの横顔は、やや疲れているようで、それでも満足げだった。
ブルマはさっそく作業台に戻り、もうこちらに背を向けて研究の世界へ入り込んでいる。
トランクスは、部屋を出てきたパイとちょうど鉢合わせた。
「わっ、トランクス……なんだか久しぶりだね」
少し驚いたような声。そして……彼女は照れたように視線を落とした。
「…久しぶり」
口にした言葉は思った以上にぎこちなく響いて内心で苦笑する。けれど、この機会を逃したくはなかった。トランクスは「しっかりしろ、俺」と自分を奮い立たせて、言葉を続けた。
「パイ、この一か月いろいろ手配してくれてありがとう。お疲れさま」
「……うん」
一呼吸置き、意を決して口を開く。
「……あのさ、近くに、アイスクリームを売っている屋台を見つけたんだ。もし良かったら……一緒に食べに行かないか?」
一瞬きょとんとした表情ののち、パイの瞳がふっと輝きを増した。
「行きたい!」
その笑顔を見て、トランクスは胸の奥がじんわり熱くなるように感じた。
「あ、でもちょっと待って。私、帰ってきたばかりで汗と埃で汚れてるから……シャワー浴びて着替えてからでもいい?」
「もちろん。リビングにいるから、用意できたら来て」
「じゃあ、少しだけ待っててね……」
軽く手を振って廊下を去っていく後ろ姿を見送りながら、トランクスは心が浮き立つのを抑えきれなかった。飛び上がってガッツポーズをしたいくらいだ。
待っている間、湖に一緒に行った日のことを思い出していた。二人乗りのバイクの後ろに乗り、パイの腰に手を回したことを思い出して思わず赤面する。水の中でつないだ手の柔らかな感触も……。
それと同時に、今まで我慢していた感情があふれ出したように泣いていた彼女の姿を思い出して少ししんみりする。
(アイスを食べたらきっと喜ぶかな、食べたことないって言ってたからな…)
と、どうにかして彼女を喜ばせたいトランクスは意気込んでいた。
***
「……お待たせ」
少し慌てた様子で駆けてくる声に、トランクスが振り向く。
シャワーを浴びたばかりの肌にはうっすらと赤みがさし、後ろにまとめられた髪はまだところどころ濡れていて、その色っぽさにドキリとした。
パイは、黄色いシフォンブラウスとデニムに着替えていた。明るい黄色が良く似合っていて思わず「かわいい!」と心の中でつぶやく。
──ほんの少し身支度しただけで、こんなにも印象が変わるのか。自分と出かけるのにかわいい格好をしてきてくれるのは、すごくうれしいものなんだなと感じた。
思わずぼーっとしているトランクスをのぞき込むようにして、パイが「どうしたの?」と声をかけてくる。
吸い込まれるような黒い大きな瞳に見つめられて、さらに顔は熱くなり、鼓動が早まる。
「ごめん!暑さで頭がボーっとしていた……」
「何言っているの?大分涼しくなってきたじゃない」
とパイはクスりと笑うと、「ねえ、早く行こうよ。アイス食べたい!」とトランクスを促した。
「行こうか」とトランクスが応えると、二人並んで外へ歩き出した。