日常編(1〜)
名前変換
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12.出逢い
−
「相変わらずウジウジしてんな、ダメツナ。モタモタしてると、いい女はすぐ他の男に取られちまうぞ」
リボーンがふっとニヤつきながら、ツナをけしかける。
「いやいや違うから!確かに、友達にはなりたいと思ってるけど……!リボーンが言うみたいに、愛…人候補とか意味わかんないし、大体…俺には……」
京子ちゃんていう…と、ごにょごにょと語尾が小さくなる。そんなツナの言葉を聞いて、独自の解釈をした獄寺が立ち上がる。
「はっ……十代目!山本じゃあ頼りないとおっしゃるんですね!なら俺が、やつの名を直接聞き出してご覧に入れます!」
「それトラブルの予感しかしないよ!!」
「はは、獄寺面白えーな」
いつも通り騒がしいランチタイムだ。
そんな中、校内放送を知らせるメロディーが流れた。
《──1-A…沢田君、職員室にきなさい…──繰り返します。1-A沢田…》
「えっ!?俺なんか呼ばれてる…!?何だろ…この前の、テストの結果の事かな」
がくりと肩を落とすツナ。
「二人ともごめん!ちょっと職員室行ってくる。先に教室戻っといて!」
「おう」
「それと獄寺くん!余計なことしちゃダメだよー?」
「……ッス」
自分の為になにか致し兼ねない獄寺にしっかり念を押し、屋上を後にしたツナ。
二人はその背を見送る。
「しっかし、ツナもシャイなのなー……獄寺?」
「……こうしちゃ、居られねぇ」
「獄寺、ツナに余計なことするなって言われてんだろ?」
「……っるせ!おめーに遅れを取るわけにゃいかねーんだよ!俺は十代目のお役に立つッ!」
向こうにいる女子達へガンを飛ばしながら、ズカズカと標的に向かって歩いていく獄寺に、止められる訳がないと知りつつも、きもち声をかける。
「おいおい、やめとけってー。あとでツナが………って。はは、聞いちゃいねーわ」
獄寺のブレーキの利かない忠義心も困ったものだが、山本の暢気さも相変わらずだった。
-
「──おい、そこのカチューシャの女」
なんだこの不躾な男、と思った。
友人達と昼食を楽しんでいると、いきなり会話に割って入ってきた男子。
派手な銀髪にアクセサリー、ありえないくわえタバコ。やけに整った顔立ちで、その風貌が様になってしまっているのが妙に気に入らない……如何にも不良、といった出で立ちのその男は名前を睨むように見つめる。
名指しするでもなく、名前のトレードマークであるカチューシャを呼称にされたことに、シンプルに苛立つ。
「あなた、誰?」
−
「相変わらずウジウジしてんな、ダメツナ。モタモタしてると、いい女はすぐ他の男に取られちまうぞ」
リボーンがふっとニヤつきながら、ツナをけしかける。
「いやいや違うから!確かに、友達にはなりたいと思ってるけど……!リボーンが言うみたいに、愛…人候補とか意味わかんないし、大体…俺には……」
京子ちゃんていう…と、ごにょごにょと語尾が小さくなる。そんなツナの言葉を聞いて、独自の解釈をした獄寺が立ち上がる。
「はっ……十代目!山本じゃあ頼りないとおっしゃるんですね!なら俺が、やつの名を直接聞き出してご覧に入れます!」
「それトラブルの予感しかしないよ!!」
「はは、獄寺面白えーな」
いつも通り騒がしいランチタイムだ。
そんな中、校内放送を知らせるメロディーが流れた。
《──1-A…沢田君、職員室にきなさい…──繰り返します。1-A沢田…》
「えっ!?俺なんか呼ばれてる…!?何だろ…この前の、テストの結果の事かな」
がくりと肩を落とすツナ。
「二人ともごめん!ちょっと職員室行ってくる。先に教室戻っといて!」
「おう」
「それと獄寺くん!余計なことしちゃダメだよー?」
「……ッス」
自分の為になにか致し兼ねない獄寺にしっかり念を押し、屋上を後にしたツナ。
二人はその背を見送る。
「しっかし、ツナもシャイなのなー……獄寺?」
「……こうしちゃ、居られねぇ」
「獄寺、ツナに余計なことするなって言われてんだろ?」
「……っるせ!おめーに遅れを取るわけにゃいかねーんだよ!俺は十代目のお役に立つッ!」
向こうにいる女子達へガンを飛ばしながら、ズカズカと標的に向かって歩いていく獄寺に、止められる訳がないと知りつつも、きもち声をかける。
「おいおい、やめとけってー。あとでツナが………って。はは、聞いちゃいねーわ」
獄寺のブレーキの利かない忠義心も困ったものだが、山本の暢気さも相変わらずだった。
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「──おい、そこのカチューシャの女」
なんだこの不躾な男、と思った。
友人達と昼食を楽しんでいると、いきなり会話に割って入ってきた男子。
派手な銀髪にアクセサリー、ありえないくわえタバコ。やけに整った顔立ちで、その風貌が様になってしまっているのが妙に気に入らない……如何にも不良、といった出で立ちのその男は名前を睨むように見つめる。
名指しするでもなく、名前のトレードマークであるカチューシャを呼称にされたことに、シンプルに苛立つ。
「あなた、誰?」