日常編(1〜)
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
10.出逢い
−
ある晴れた日の昼休み。
ツナは屋上で弁当を広げながら、以前ケガを治療してくれた保健室の少女のことを思い出していた。
(また…会えるかな。友達になれたら……)
「なに嬉しそうにしてやがんだ。ツナ」
「んー、リボーン?べっつにー」
ちょこんと隣にいるリボーンは、銃の手入れをしているようだ。
そもそもなぜリボーンが学校に付いてきてるのかツッコむべきだろうが、今はとても機嫌がよいので、まーいっか?と独りごちる。
「……」
そんなツナの様子を観察していたリボーンが、ふいにその小さな手でツナの左手の指を掴みグニリと捻り上げた。
「ッ!!?いでででーーギブギブッ!!いきなり何すんだよー!」
「なんか面白くなくて、ムシャクシャしたんだもん」
ぷーっとほおを膨らませて、猫をかぶるリボーン。
「理由が理不尽すぎるッ!」
そんないつものやり取りをしていると、ガチャりと屋上の扉が開き数人の女子生徒がカラカラと笑い合いながら入ってくる。
「はー、ミユお腹減ったぁ…」
「てかさ、あんたのお兄さん校庭にショベルカー呼べんの?…やばすぎ」
「んーどうかしら……はは…」
(ッ!)
(あ、あの子……!)
2人の友人を引き連れて屋上にやって来たのは、あの時の保健室の少女だった。
会話に夢中になっている3人は、屋上の端っこに座るツナに気付くことなく奥の方の見晴らしのよい場所に小さめのレジャーシートを敷いて、昼食をとりはじめる。
「てかさー」
「…ふふ、」
離れたところに座っているので内容は聴き取れないが、時折ぱっと花がほころぶような笑い声がおきる。
その鈴音を発しているのが例の少女だと分かると、盗み聞きみたいで良くないと思いつつも、なんとなく意識がそちらを向いてしまう。
「女、か」
「ぶっっ、……ッなんのこと!?」
リボーンの突然の指摘に、ドキッとして飲んでいた水筒を落としそうになる。
「フン……わざと目線をそらしてるみてーだが、ばればれだぞ。あの真ん中の、カチューシャの女だな?」
「いやいやっ!あの子は、そんなんじゃなくて…!
……て、……はっ!」
「図星か」
リボーンには、何も隠し通せないようだ。
リボーンはと言うと、遠くにいる彼女を見定めるように見つめている。
「ム……なるほどな。まだまだツナの手には余るだろうが、なかなかの美人じゃねーか。
本命は京子で、もう愛人候補を見つけるとは……ダメツナにしてはやるな」
「なっ…何言ってんだよ!愛人て…!」
−
ある晴れた日の昼休み。
ツナは屋上で弁当を広げながら、以前ケガを治療してくれた保健室の少女のことを思い出していた。
(また…会えるかな。友達になれたら……)
「なに嬉しそうにしてやがんだ。ツナ」
「んー、リボーン?べっつにー」
ちょこんと隣にいるリボーンは、銃の手入れをしているようだ。
そもそもなぜリボーンが学校に付いてきてるのかツッコむべきだろうが、今はとても機嫌がよいので、まーいっか?と独りごちる。
「……」
そんなツナの様子を観察していたリボーンが、ふいにその小さな手でツナの左手の指を掴みグニリと捻り上げた。
「ッ!!?いでででーーギブギブッ!!いきなり何すんだよー!」
「なんか面白くなくて、ムシャクシャしたんだもん」
ぷーっとほおを膨らませて、猫をかぶるリボーン。
「理由が理不尽すぎるッ!」
そんないつものやり取りをしていると、ガチャりと屋上の扉が開き数人の女子生徒がカラカラと笑い合いながら入ってくる。
「はー、ミユお腹減ったぁ…」
「てかさ、あんたのお兄さん校庭にショベルカー呼べんの?…やばすぎ」
「んーどうかしら……はは…」
(ッ!)
(あ、あの子……!)
2人の友人を引き連れて屋上にやって来たのは、あの時の保健室の少女だった。
会話に夢中になっている3人は、屋上の端っこに座るツナに気付くことなく奥の方の見晴らしのよい場所に小さめのレジャーシートを敷いて、昼食をとりはじめる。
「てかさー」
「…ふふ、」
離れたところに座っているので内容は聴き取れないが、時折ぱっと花がほころぶような笑い声がおきる。
その鈴音を発しているのが例の少女だと分かると、盗み聞きみたいで良くないと思いつつも、なんとなく意識がそちらを向いてしまう。
「女、か」
「ぶっっ、……ッなんのこと!?」
リボーンの突然の指摘に、ドキッとして飲んでいた水筒を落としそうになる。
「フン……わざと目線をそらしてるみてーだが、ばればれだぞ。あの真ん中の、カチューシャの女だな?」
「いやいやっ!あの子は、そんなんじゃなくて…!
……て、……はっ!」
「図星か」
リボーンには、何も隠し通せないようだ。
リボーンはと言うと、遠くにいる彼女を見定めるように見つめている。
「ム……なるほどな。まだまだツナの手には余るだろうが、なかなかの美人じゃねーか。
本命は京子で、もう愛人候補を見つけるとは……ダメツナにしてはやるな」
「なっ…何言ってんだよ!愛人て…!」