TOS/夏、あの空の下で

 その日、ロイドはいつもの様に海辺で暇を潰していた。
 すると何か光る物を発見し、掘ってみると。

「ん? 何だこれ……ペンダントか。でも写真が色褪せてて見えないな」

 光る物とは、少し錆び付いたペンダントだった。
 良く見てみると、見知らぬ三人の人物が写っている様に見えた。

「捨てるのも勿体無いし、……もらっとくか」

 ロイドはそれを持ち帰る事にしたのだった。
 しかし……そのペンダントは一体、何処からやってきたのだろうか。

 ――今日も相変わらず暑い日だ。けれど、心はずっと冷えたままだ。


 【夏の始まり】
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