レナート夢
キュートなプリちゃんのネームを呼びたいんだ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【こんなはずじゃなかった・・・・】
『レナート?』
ここはホルシード。年中暑い国。
それはとある朝、広場での出来事だった。
「どうしたんだ、ダーリン?」
『どうしたんだじゃないでしょ!』
目の前には子供を連れたレナート。
「何でチャイルドがいるんだ?だろ?」
『そう!』
瞳が青で、髪がレナートと同じ色の6歳くらいの男の子。
「僕まいごー」
「そういう事だ、アユム」
買い物に来て、まずコレか。
「お姉ちゃーん」
ギューっとされる。
『わたしはアユム。君の名前は?』
「僕トール!ヨロシク、アユムお姉ちゃん」
――ペリッ。
レナートは私に抱き付いていたトール君をはがした。
「おいトール、俺のアユムにベタベタくっつくな」
「えー、いいじゃーんケチレナート」
呼び捨てにツボった。
『あはっ、あははは!』
ダメだ、2人見てたら何だか笑えてくる。
「アユムお姉ちゃん?」
『ごめん、気にしないで……あはは』
そうしてトール君の母親探しが始まった。
「どんなママなんだ?」
レナートが聞く。
「優しくてー、美人でー、名前はリリアって言うんだよ」
それじゃ分からない気がするんだけど。
『どんな服着てた?』
「白いスカートはいてたと思う」
白いスカートを探す。
「アユム」
レナートを見ると西を指差していた。
『白いスカート!』
指差す先には白いスカートの美人さん。
「ママだ!ママぁ!」
駆け出して行くトール君。
「トール!どこへ行ってたの心配で心配で……」
そんな声が聞こえた。
「あっ!待っててママ!」
トール君が再びわたしの元へ走ってくる。
「アユムお姉ちゃ~ん!一緒に探してくれてありがとー」
ギューっ。
『わたし、なんにもしてないけどね』
「このガキ、またアユムにハグを」
ギューっ。
トール君はレナートにも抱き付いた。
「レナートもありがとー2人ともバイバーイ」
去って行くトール君と会釈するママに手を振る。
『バイバーイ』
一方、レナートはボーっとしていた。
『レナート?』
「ククッ、あいつイイ男になるぜ?」
なにそのニヤニヤ笑いは。
『ほら、買い物続けるよ』
「オーケー、ドンとカモンアユム。俺が全部持ってやる」
言ったね?
『本当にイイの?全部レナートが持ってくれる?』
「あぁ、勿論だぜ」
よし、いっぱい買っちゃお。
今日は食材だけじゃなくて、服とか日用品も買いに来たんだよね。
『ヤッター♪』
――3時間後。
レナートの手にはたくさんの買い物袋。
「こんなプランじゃなかったのに……」
『レナートが言ったんだからちゃんと持ってね』
「オー……ケー……」
《END》チャイルドができても俺がファースト
2007.11.10(2024.6.27最終修正)