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「アサヒ〜お願い聞いて」
「おー?」
「卒業したらさ、ブレザーの第二ボタン私にちょうだい」
「?いいけど。マジただのボタンだぜ?」
「マジただのボタンでいいの!絶対誰にも取られないでね」
▽
「はい。お望みの第二ボタンだぜ」
「嬉しい!ありがとう!」
手のひらに乗せられた第二ボタンをそっと握りしめる。
「マジチョー危なかったぜ…でもでも、何があってもマジ絶対こいつだけは渡さない!って頑張った!俺チョーすっげぇ!」
私が欲しいと言ったボタンにこんなにも全力になってくれるアサヒがどこまでも素直で愛おしい。
そんな所も全部好きだなぁと噛み締める。
「あれ……っ」
目が合ったアサヒが固まるのがみえた。
ヤバい、勝手に涙が溢れてしまった。
「アサヒの前で泣くつもり無かったの、っ…ご、めん」
「マジどっか痛い?!」
頭を左右に振って否定する。
「違う?俺マジ何かした?!」
声を出したら嗚咽になりそうで精一杯の否定を込めて頭をブンブン左右に振る。
アサヒは悪いこと何もしてないんだよ、本当だよ。
あわあわという効果音が見えているくらい動揺しているアサヒを前に今、涙を止めることに必死です。
中々聞けないであろう超弱気な「マジやっべぇー……」を発したあと、しばしの沈黙。
そして、突然目の前がアサヒでいっぱいになる。
え?なに?なんで?
自分の心臓の音がうるさい。
ぐるぐると考えていれば、控えめに腕が背中に回る。
驚きと、焦りと、嬉しさと、脳が感情を処理できずにオーバーヒートする。
心臓が持ちそうにないな。今どんな顔をしているんだろう。
ゆるく添えられていた手は、だんだんとあやすように背中をトントンとさすり始める。
ようやく、抱きしめられているんだと遅れた思考がやってくる。
「昔コーちゃんがさ、こうしてくれたんだよね。マジ落ち着いたっしょ」
「……」
落ち着くどころか心臓爆発しそうなんだけど。え?
アサヒなりの最上級の優しさだということは伝わった。
腕が緩んで、反射で顔をあげる。
「はは、顔マジやっべー!」
「見ないで…」
涙でぐしゃぐしゃなほっぺを両手で引っ張られる。
「ひゃへて(やめて)…」
こんなの、恋人同士みたいじゃん…。アサヒの手を掴んで引き剥がそうと試みる。
手、こんなに大きいんだ。
「マジどうした?」
逃れられない。アサヒの真っ直ぐな瞳に射抜かれて動けなくなってしまった。
嘘をついても仕方が無いので素直に気持ちを口にする。
「卒業したらあんまり会えなくなっちゃうって思ったら寂しくて……」
きょとん、という言葉がぴったりの顔をしている。
「卒業したらあんまり会えない…?マジ?!」
そっち?!なんでびっくりしてるの…高校3年間同じクラスだったんだよ。毎日会ってたんだよ……。アサヒにとっては日常でしか無かったか〜と納得する。
「教室で顔を合わせることもなくなるから、遊ぶ時は予定合わせてどこかで集まってってしないとだよ」
「コーちゃんとも?!」
「それは一緒に住めばいいと思うけど…って言うかそういう話じゃなかった?」
「そうだった!やっべぇー!マジ焦った〜!」
拍子抜けである。涙も引っ込んだ。
でもそこがアサヒのいい所だよね。
なんだか急に吹っ切れた気がしてきた。口が勝手に動き出す。
「ねぇ、アサヒ」
「ん?」
「1回しか言わないからよく聞いててね」
「?わかった!」
目を閉じて大きく呼吸をする。
もうここまで来たら言ってしまえ。さっきあんなことがあったのに、何故かケロリとしていて、今から告白されるなんて全く思ってなさそうな彼に。
「アサヒのこと、友達としても、ひとりの男の子としても好きだよ。大好きです」
3年間の思い出が、走馬灯のように頭の中を駆け巡る。アボカド学園に来て良かったな。
アサヒと出会えて良かったな。
世界に私たちしか居ないんじゃないかってくらい、流れる空気が静かで、重くて、長い。
「……マジ勘弁…」
沈黙を破った声は想像以上に小さかった。
えー…そういう表情(カオ)するんだ。
初めて拝んだアサヒの照れた顔。
耳まで真っ赤に染まっている。見てはいけないものを見てしまったような高揚感。
あー、これ私フラれたら友達に戻れないのかもしれない。そうなるくらいならお友達でいたかった…。ていうか、だから今まで決定的なこと避けてきたんだけど……。返事を待つ1秒1秒が怖くて、でもほんの少し期待もしてしまって。
さっきまでの吹っ切れ、終了。
時すでに遅し。
えーんファララ、時戻らないかなぁ。
もどかしい時間が過ぎてゆく。
流石に今のは返事ではなかったようでアサヒの口が言葉を探してぱくぱくと動く。
「俺マジ、恋愛?とかそーゆーのよく分かんなくて、」
知ってた。だからお友達で満足してたの。
「でもでも、(なまえ)が悲しいと俺もチョー悲しい……ってさっき知った…」
アサヒの言葉でゆっくり紡がれるひとことひとことを聞き漏らさないように耳を澄ませる。
ゆっくり息を吸いアサヒが笑った。
「(なまえ)のことマジ大好きだぜ」
瞬間、世界が動き始めた。空も、地も、風も、たった今命を吹き込まれたかのように色鮮やかに煌めき出す。
おひさまみたいな眩しい笑顔のアサヒ。
澄んだ緑色の瞳に、(なまえ)がしっかりと映っていた。
お互いの心が通い、笑い合う。
「これからはアサヒの特別にしてくれる?」
「もちろん!(なまえ)は俺のマジ、トクベツだぜ!これからもよろしくな」
「えへ、よろしくね」
〜HappyEND〜
「おー?」
「卒業したらさ、ブレザーの第二ボタン私にちょうだい」
「?いいけど。マジただのボタンだぜ?」
「マジただのボタンでいいの!絶対誰にも取られないでね」
▽
「はい。お望みの第二ボタンだぜ」
「嬉しい!ありがとう!」
手のひらに乗せられた第二ボタンをそっと握りしめる。
「マジチョー危なかったぜ…でもでも、何があってもマジ絶対こいつだけは渡さない!って頑張った!俺チョーすっげぇ!」
私が欲しいと言ったボタンにこんなにも全力になってくれるアサヒがどこまでも素直で愛おしい。
そんな所も全部好きだなぁと噛み締める。
「あれ……っ」
目が合ったアサヒが固まるのがみえた。
ヤバい、勝手に涙が溢れてしまった。
「アサヒの前で泣くつもり無かったの、っ…ご、めん」
「マジどっか痛い?!」
頭を左右に振って否定する。
「違う?俺マジ何かした?!」
声を出したら嗚咽になりそうで精一杯の否定を込めて頭をブンブン左右に振る。
アサヒは悪いこと何もしてないんだよ、本当だよ。
あわあわという効果音が見えているくらい動揺しているアサヒを前に今、涙を止めることに必死です。
中々聞けないであろう超弱気な「マジやっべぇー……」を発したあと、しばしの沈黙。
そして、突然目の前がアサヒでいっぱいになる。
え?なに?なんで?
自分の心臓の音がうるさい。
ぐるぐると考えていれば、控えめに腕が背中に回る。
驚きと、焦りと、嬉しさと、脳が感情を処理できずにオーバーヒートする。
心臓が持ちそうにないな。今どんな顔をしているんだろう。
ゆるく添えられていた手は、だんだんとあやすように背中をトントンとさすり始める。
ようやく、抱きしめられているんだと遅れた思考がやってくる。
「昔コーちゃんがさ、こうしてくれたんだよね。マジ落ち着いたっしょ」
「……」
落ち着くどころか心臓爆発しそうなんだけど。え?
アサヒなりの最上級の優しさだということは伝わった。
腕が緩んで、反射で顔をあげる。
「はは、顔マジやっべー!」
「見ないで…」
涙でぐしゃぐしゃなほっぺを両手で引っ張られる。
「ひゃへて(やめて)…」
こんなの、恋人同士みたいじゃん…。アサヒの手を掴んで引き剥がそうと試みる。
手、こんなに大きいんだ。
「マジどうした?」
逃れられない。アサヒの真っ直ぐな瞳に射抜かれて動けなくなってしまった。
嘘をついても仕方が無いので素直に気持ちを口にする。
「卒業したらあんまり会えなくなっちゃうって思ったら寂しくて……」
きょとん、という言葉がぴったりの顔をしている。
「卒業したらあんまり会えない…?マジ?!」
そっち?!なんでびっくりしてるの…高校3年間同じクラスだったんだよ。毎日会ってたんだよ……。アサヒにとっては日常でしか無かったか〜と納得する。
「教室で顔を合わせることもなくなるから、遊ぶ時は予定合わせてどこかで集まってってしないとだよ」
「コーちゃんとも?!」
「それは一緒に住めばいいと思うけど…って言うかそういう話じゃなかった?」
「そうだった!やっべぇー!マジ焦った〜!」
拍子抜けである。涙も引っ込んだ。
でもそこがアサヒのいい所だよね。
なんだか急に吹っ切れた気がしてきた。口が勝手に動き出す。
「ねぇ、アサヒ」
「ん?」
「1回しか言わないからよく聞いててね」
「?わかった!」
目を閉じて大きく呼吸をする。
もうここまで来たら言ってしまえ。さっきあんなことがあったのに、何故かケロリとしていて、今から告白されるなんて全く思ってなさそうな彼に。
「アサヒのこと、友達としても、ひとりの男の子としても好きだよ。大好きです」
3年間の思い出が、走馬灯のように頭の中を駆け巡る。アボカド学園に来て良かったな。
アサヒと出会えて良かったな。
世界に私たちしか居ないんじゃないかってくらい、流れる空気が静かで、重くて、長い。
「……マジ勘弁…」
沈黙を破った声は想像以上に小さかった。
えー…そういう表情(カオ)するんだ。
初めて拝んだアサヒの照れた顔。
耳まで真っ赤に染まっている。見てはいけないものを見てしまったような高揚感。
あー、これ私フラれたら友達に戻れないのかもしれない。そうなるくらいならお友達でいたかった…。ていうか、だから今まで決定的なこと避けてきたんだけど……。返事を待つ1秒1秒が怖くて、でもほんの少し期待もしてしまって。
さっきまでの吹っ切れ、終了。
時すでに遅し。
えーんファララ、時戻らないかなぁ。
もどかしい時間が過ぎてゆく。
流石に今のは返事ではなかったようでアサヒの口が言葉を探してぱくぱくと動く。
「俺マジ、恋愛?とかそーゆーのよく分かんなくて、」
知ってた。だからお友達で満足してたの。
「でもでも、(なまえ)が悲しいと俺もチョー悲しい……ってさっき知った…」
アサヒの言葉でゆっくり紡がれるひとことひとことを聞き漏らさないように耳を澄ませる。
ゆっくり息を吸いアサヒが笑った。
「(なまえ)のことマジ大好きだぜ」
瞬間、世界が動き始めた。空も、地も、風も、たった今命を吹き込まれたかのように色鮮やかに煌めき出す。
おひさまみたいな眩しい笑顔のアサヒ。
澄んだ緑色の瞳に、(なまえ)がしっかりと映っていた。
お互いの心が通い、笑い合う。
「これからはアサヒの特別にしてくれる?」
「もちろん!(なまえ)は俺のマジ、トクベツだぜ!これからもよろしくな」
「えへ、よろしくね」
〜HappyEND〜
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