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牢のような部屋の中でゼロは過ごしていた。
小さな窓から空を眺める。
寂しさは感じなかった。
話しかければ返事をしてくれる存在が居たからだ。
何語なんだ?独り言か?と言う監視者や、
精神疾患なのでは?と困惑する者もいた。
─あなたたちはヒトにみえないの?─
«私たちは幻獣だからね»
«君が特別なんだよ»
─どうして?─
«君は僕たちの力を共有してるんだ»
«だから私とも話せるの»
«でもこれは僕らだけの秘密だよ»
«うん、秘密っ!»
─ひみつ?じゃあキミたちは?─
«私はミシディアうさぎ»
«僕はケット・シー»
«僕達は仲間»
«私達はゼロと共同体なの»
─わたしもげんじゅう、なの?─
«君は»
«ケット・シー、駄目!!»
─なぁに?─
«ミシディアうさぎが駄目って言ったから内緒»
─じゃあいつかおしえてくれる?─
«...»
«...分かったわ»
«いいのか?»
«そうね、ゼロが理解できる時が来たら»
─やくそくねっ!─
«うん!»
«見守ってるから、いつでも...»
─ねぇきょうはなにをみせてくれるの?─
«そうだなぁじゃあ昔の話を視せてあげる»
«ずーっと昔のお話ね»
こうしてゼロは幻獣達から過去を視て育った。
幽閉生活は過去を巡る有意義な時間となっていた。
だから辛くはなかった。
沢山の時代をゼロは視続けた。
そしてこれから起こりうるであろう未来を断片的に視ていた。
«未来は変わる可能性を秘めているから途切れちゃうんだ»
«うん、だから音はしないの»
«景色だけ»
«不安?»
─ううん。キミたちもにんげんはにくい?─
«僕は興味ないよ»
«私は人間は嫌いだけどゼロは好き»
«そういうなら僕もゼロが好きだよ»
«一部だから»
«うん!片割れみたいなもの»
«うん、視えなくなっても一緒にいる»
─いつかみえなくなっちゃうの?─
«分からないんだ»
«私たちが視る未来にゼロは映らないから»
─そうなんだ...でもいっしょなんだよね?─
«うん!»
«ずっと一緒よ!»
小さな窓から空を眺める。
寂しさは感じなかった。
話しかければ返事をしてくれる存在が居たからだ。
何語なんだ?独り言か?と言う監視者や、
精神疾患なのでは?と困惑する者もいた。
─あなたたちはヒトにみえないの?─
«私たちは幻獣だからね»
«君が特別なんだよ»
─どうして?─
«君は僕たちの力を共有してるんだ»
«だから私とも話せるの»
«でもこれは僕らだけの秘密だよ»
«うん、秘密っ!»
─ひみつ?じゃあキミたちは?─
«私はミシディアうさぎ»
«僕はケット・シー»
«僕達は仲間»
«私達はゼロと共同体なの»
─わたしもげんじゅう、なの?─
«君は»
«ケット・シー、駄目!!»
─なぁに?─
«ミシディアうさぎが駄目って言ったから内緒»
─じゃあいつかおしえてくれる?─
«...»
«...分かったわ»
«いいのか?»
«そうね、ゼロが理解できる時が来たら»
─やくそくねっ!─
«うん!»
«見守ってるから、いつでも...»
─ねぇきょうはなにをみせてくれるの?─
«そうだなぁじゃあ昔の話を視せてあげる»
«ずーっと昔のお話ね»
こうしてゼロは幻獣達から過去を視て育った。
幽閉生活は過去を巡る有意義な時間となっていた。
だから辛くはなかった。
沢山の時代をゼロは視続けた。
そしてこれから起こりうるであろう未来を断片的に視ていた。
«未来は変わる可能性を秘めているから途切れちゃうんだ»
«うん、だから音はしないの»
«景色だけ»
«不安?»
─ううん。キミたちもにんげんはにくい?─
«僕は興味ないよ»
«私は人間は嫌いだけどゼロは好き»
«そういうなら僕もゼロが好きだよ»
«一部だから»
«うん!片割れみたいなもの»
«うん、視えなくなっても一緒にいる»
─いつかみえなくなっちゃうの?─
«分からないんだ»
«私たちが視る未来にゼロは映らないから»
─そうなんだ...でもいっしょなんだよね?─
«うん!»
«ずっと一緒よ!»