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夢小説設定
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城内は調印式当日の配置などが決まり、警護隊も王の剣も慌ただしく準備を進めていた。
陛下もクレイラス様も多忙を極め、クレイラス様は帰宅せず泊まり込むようになった。
私は唄の件もあり、数日前から泊まり込んでいた。
王族御用達のショップに赴き、旅に出る4人の為の王都警護隊服とルシス国の正装を受け取り、コル将軍に届けた。
「配置の件、頭に入れたか?」
『はい。滞りなく』
「...納得してるのか?」
鋭い目線を向けられ、努めて冷静に振舞う。
『コル将軍は納得されてないようですね』
憤る気持ちが溜息となって吐き出され、拳を握っている。
「...ああその通りだ」
『クレイラス様の采配です』
「そうだとしても!!...駄目だな、ただの八つ当たりだ。悪かった」
『いいえ....』
礼をして去る。
前以て分かっていたこととはいえ、直接問われると心苦しかった。配置の件も私の配置はダミーだ。私は城内に配備させて頂いた。
陛下の重責をひとつでも共に背負いたかった。
その日の夜、ノクトの家へ向かう。
「よぉ遅かったな」
『ノクト...部屋掃除、まだ終わってなかったの?』
「いや終わってからのこのザマだ」
『はぁーイグニスが片付けたのね…』
「俺も片付けたぜ」
『威張らないの!荷物は纏められた?』
「ああ何とかな」
おう!と顔を出すグラディオに返事をする。
「キャンプ用品がな」
『グラディオはキャンプ好きだもんね!楽しみでしょ?』
「まぁな!第一優先は王子様だけどな」
『あははっ男4人旅なんてなかなかないよ!』
「てかなんで姉貴が来ねぇんだよ」
『一緒には行けないけど、後から追いつくわ』
「ん、ならいい。絶対来いよな」
『はいはい』
「ゼロさーん!写真撮りましょ写真!」
『プロンプト君は写真撮るのが趣味だっけ?』
「はいっ!ノクトの独身最後の記念!って事で」
『あぁそういう事!うん、じゃあ撮るよっ』
「いやいやいやゼロさんも入んなきゃ駄目でしょ!」
『何言ってんの、お嫁さんに失礼でしょ』
ほら撮るよ!と言って4人の写真を撮る。
暫く雑談した後、4人は夢の夜更かし!をするらしく、程々にねと言って別れた。
───────────
翌日、王都警備隊のロゴマークが入った服を着た4人が現れる。玉座の間にて出立儀式だ。
コル将軍は車の中で、私はレガリアの前で待機する。
暫くすると4人が階段を降りてくる。
愉しそうな雰囲気に癒される。
ドラットー将軍がレギス陛下を支え降りてきた。
「いいか、途中で投げ出すことは許されない」
「投げ出すかよ」
「すぐに帰れないことだけは、覚悟しておきなさい」
「そんな簡単に帰らないし、ご安心を」
「気を付けていくんだぞ、ルシス王家の人間として…このレギスの息子として…常に、胸を張れ」
ノクト達はじゃあまたな!連絡くれよ!と言ってレガリアに乗り出発する。
ノクトの表情は見えなかったがレギス陛下の慈しむ姿に切なさを憶えた。
陛下もクレイラス様も多忙を極め、クレイラス様は帰宅せず泊まり込むようになった。
私は唄の件もあり、数日前から泊まり込んでいた。
王族御用達のショップに赴き、旅に出る4人の為の王都警護隊服とルシス国の正装を受け取り、コル将軍に届けた。
「配置の件、頭に入れたか?」
『はい。滞りなく』
「...納得してるのか?」
鋭い目線を向けられ、努めて冷静に振舞う。
『コル将軍は納得されてないようですね』
憤る気持ちが溜息となって吐き出され、拳を握っている。
「...ああその通りだ」
『クレイラス様の采配です』
「そうだとしても!!...駄目だな、ただの八つ当たりだ。悪かった」
『いいえ....』
礼をして去る。
前以て分かっていたこととはいえ、直接問われると心苦しかった。配置の件も私の配置はダミーだ。私は城内に配備させて頂いた。
陛下の重責をひとつでも共に背負いたかった。
その日の夜、ノクトの家へ向かう。
「よぉ遅かったな」
『ノクト...部屋掃除、まだ終わってなかったの?』
「いや終わってからのこのザマだ」
『はぁーイグニスが片付けたのね…』
「俺も片付けたぜ」
『威張らないの!荷物は纏められた?』
「ああ何とかな」
おう!と顔を出すグラディオに返事をする。
「キャンプ用品がな」
『グラディオはキャンプ好きだもんね!楽しみでしょ?』
「まぁな!第一優先は王子様だけどな」
『あははっ男4人旅なんてなかなかないよ!』
「てかなんで姉貴が来ねぇんだよ」
『一緒には行けないけど、後から追いつくわ』
「ん、ならいい。絶対来いよな」
『はいはい』
「ゼロさーん!写真撮りましょ写真!」
『プロンプト君は写真撮るのが趣味だっけ?』
「はいっ!ノクトの独身最後の記念!って事で」
『あぁそういう事!うん、じゃあ撮るよっ』
「いやいやいやゼロさんも入んなきゃ駄目でしょ!」
『何言ってんの、お嫁さんに失礼でしょ』
ほら撮るよ!と言って4人の写真を撮る。
暫く雑談した後、4人は夢の夜更かし!をするらしく、程々にねと言って別れた。
───────────
翌日、王都警備隊のロゴマークが入った服を着た4人が現れる。玉座の間にて出立儀式だ。
コル将軍は車の中で、私はレガリアの前で待機する。
暫くすると4人が階段を降りてくる。
愉しそうな雰囲気に癒される。
ドラットー将軍がレギス陛下を支え降りてきた。
「いいか、途中で投げ出すことは許されない」
「投げ出すかよ」
「すぐに帰れないことだけは、覚悟しておきなさい」
「そんな簡単に帰らないし、ご安心を」
「気を付けていくんだぞ、ルシス王家の人間として…このレギスの息子として…常に、胸を張れ」
ノクト達はじゃあまたな!連絡くれよ!と言ってレガリアに乗り出発する。
ノクトの表情は見えなかったがレギス陛下の慈しむ姿に切なさを憶えた。