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ノクトと別れ報告を済ませる。
買い物をして外に出ると雨が降っていた。
今日の天気予報は快晴だった筈だ。
傘を買うか迷ったが小雨だしすぐにお風呂に入れば大丈夫だろう、と雨の中走り出す。ビニール袋が邪魔に思えた。
自宅まであと5分程度、という所で豪雨に変わった。
皮膚に叩きつけるような雨が降り注ぎ、視界は最悪だ。
どんっと身体に衝撃がはしる。
相手も走っていたようで勢いよく互いに転んだ。
「わぁぁごめんなさい!」
『こちらこそ...ってプロンプト君?』
「あっゼロさん?!」
『あははびしょ濡れだねっ』
「ゼロさんもでしょ!うぅ寒いぃぃ」
『私の家、すぐそこだから寄っていきなよ』
「えぇ?!良いんですか?!」
『うん、ゲリラ豪雨だと思うし雨宿りして行って』と笑うと照れ臭そうに笑って着いてきた。
すぐにお風呂を沸かし暖房をつける。
タオルとホットミルクを渡す。
濡れたままの服では風邪をひく。
生憎、男性用の衣服はないがバスローブで我慢してもらおうとバスタオルを用意してプロンプト君に手渡した。
『シャワー浴びときな、風邪ひいちゃう。多分すぐお風呂も沸くから』
「でっでもゼロさんにそこまでしてもらうなんて⋯!」
『いいのいいの、ほら早く入っておいで』と脱衣所に押し込まれる。
ノクトのいう姉貴みたいな人、の意味が分かった気がして何だか可笑しかった。
──────────────
シャワーの音が聞こえてくる。その隙にびしょ濡れの服を乾燥機に入れスイッチを押した。
それから買ってきた食材でポトフを作る。
フランスパンにトマトとピーマン、チーズを乗せてトーストする。
タイミング良くお風呂から出てきたプロンプト君がいい匂い〜!と寄ってきた。
『ね、良かったら食べて行かない?』
「わぁぁほんとゼロさん天使!!頂きます!」
ふとプロンプト君の手首に何かがあることに気付いた。
油断していた、ゼロに手を掴まれ刻印を見られてしまった。
ゼロはルシスで保護された子...と思い返していると、プロンプトは泣きそうな顔で手を振り払った。
「...ないで⋯っ!言わないで!!!見ないでよ!!!!」
『私と同じだね』
「っえ?!う、嘘、嘘だ!ゼロさんには無いじゃないか!!!」
『...無いのは、刻印される前の赤子だったから』
暫し沈黙が流れる。探るようにプロンプトはゼロと目を合わせる。
「...じゃあ本当に?」
『うん。誰にも言えない秘密。』
「ならゼロさんはこれの意味を知ってるの?俺...分からなくて。ただ隠さなきゃ駄目だって言われて⋯!」
『知らない方がいい事もある。ただ1人じゃないよ、私も一緒。まさかプロンプト君だとは思わなかったけどね』と笑えばプロンプトは安堵からぐったりとのびている。
プロンプトに乾いた服を手渡し、私もお風呂に入った。
─────────────
プロンプトは知らない方がいい事、とは何だろう…と考えていた。自分と同じ境遇の人がいる、って事は心強かった。
着替えながら外を見れば雨は止んでいた。
お風呂から出てきたゼロさんに取り乱してしまったことを謝った。
ゼロさんは笑って気にしないで、と掴んじゃってごめんねと謝られた。
『もしその意味を知る時が来たとしても、私はプロンプト君を信じる。今は私たちだけの秘密ね!』と約束した。
見送りを断わり家路についた。
ほんのりの香る匂いに、心が暖かくなるのを感じながら眠りについた。
買い物をして外に出ると雨が降っていた。
今日の天気予報は快晴だった筈だ。
傘を買うか迷ったが小雨だしすぐにお風呂に入れば大丈夫だろう、と雨の中走り出す。ビニール袋が邪魔に思えた。
自宅まであと5分程度、という所で豪雨に変わった。
皮膚に叩きつけるような雨が降り注ぎ、視界は最悪だ。
どんっと身体に衝撃がはしる。
相手も走っていたようで勢いよく互いに転んだ。
「わぁぁごめんなさい!」
『こちらこそ...ってプロンプト君?』
「あっゼロさん?!」
『あははびしょ濡れだねっ』
「ゼロさんもでしょ!うぅ寒いぃぃ」
『私の家、すぐそこだから寄っていきなよ』
「えぇ?!良いんですか?!」
『うん、ゲリラ豪雨だと思うし雨宿りして行って』と笑うと照れ臭そうに笑って着いてきた。
すぐにお風呂を沸かし暖房をつける。
タオルとホットミルクを渡す。
濡れたままの服では風邪をひく。
生憎、男性用の衣服はないがバスローブで我慢してもらおうとバスタオルを用意してプロンプト君に手渡した。
『シャワー浴びときな、風邪ひいちゃう。多分すぐお風呂も沸くから』
「でっでもゼロさんにそこまでしてもらうなんて⋯!」
『いいのいいの、ほら早く入っておいで』と脱衣所に押し込まれる。
ノクトのいう姉貴みたいな人、の意味が分かった気がして何だか可笑しかった。
──────────────
シャワーの音が聞こえてくる。その隙にびしょ濡れの服を乾燥機に入れスイッチを押した。
それから買ってきた食材でポトフを作る。
フランスパンにトマトとピーマン、チーズを乗せてトーストする。
タイミング良くお風呂から出てきたプロンプト君がいい匂い〜!と寄ってきた。
『ね、良かったら食べて行かない?』
「わぁぁほんとゼロさん天使!!頂きます!」
ふとプロンプト君の手首に何かがあることに気付いた。
油断していた、ゼロに手を掴まれ刻印を見られてしまった。
ゼロはルシスで保護された子...と思い返していると、プロンプトは泣きそうな顔で手を振り払った。
「...ないで⋯っ!言わないで!!!見ないでよ!!!!」
『私と同じだね』
「っえ?!う、嘘、嘘だ!ゼロさんには無いじゃないか!!!」
『...無いのは、刻印される前の赤子だったから』
暫し沈黙が流れる。探るようにプロンプトはゼロと目を合わせる。
「...じゃあ本当に?」
『うん。誰にも言えない秘密。』
「ならゼロさんはこれの意味を知ってるの?俺...分からなくて。ただ隠さなきゃ駄目だって言われて⋯!」
『知らない方がいい事もある。ただ1人じゃないよ、私も一緒。まさかプロンプト君だとは思わなかったけどね』と笑えばプロンプトは安堵からぐったりとのびている。
プロンプトに乾いた服を手渡し、私もお風呂に入った。
─────────────
プロンプトは知らない方がいい事、とは何だろう…と考えていた。自分と同じ境遇の人がいる、って事は心強かった。
着替えながら外を見れば雨は止んでいた。
お風呂から出てきたゼロさんに取り乱してしまったことを謝った。
ゼロさんは笑って気にしないで、と掴んじゃってごめんねと謝られた。
『もしその意味を知る時が来たとしても、私はプロンプト君を信じる。今は私たちだけの秘密ね!』と約束した。
見送りを断わり家路についた。
ほんのりの香る匂いに、心が暖かくなるのを感じながら眠りについた。