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暖かく柔らかな感触に違和感を感じて飛び起きる。
隣にはすやすやと心地よさそうに眠るゼロがいる。
着衣の乱れはない。あのまま寝ちまったのか...
顔には涙のあとがある。
ぎょっとして何もしてないよな?と記憶を巡らせるが思い当たる節は無かった。
とりあえず何かしてしまったなら謝らなくてはとゼロを起こす。
まだ夢心地のようで焦点が定まっていない。
『ぅーぁ、あ寝ちゃったのか…ごめん』
「いや、それは構わないが俺泣かすような事したか?」
『してない...よ…ねむ』
「まぁまだ5時だからな」
『げんかい』
「は?」
『…そのままでいて。んで起こして』
そう言うとゼロはまた眠ってしまった。
仕方ない、起きるのを待つか。
誰かの体温を感じて眠るのは久方ぶりで、心地良さから睡魔が襲う。アラームをセットして二度寝した。
─────────────
アラームを素早くゼロが止める。
この電子音は苦手だった。
ニックスも目覚め挨拶を交わす。
漸く脳が覚醒して身体を伸ばす。
「くっはは、猫みたいだな」
『これをしないと立ち眩みでぶっ倒れるんだ』
「病院行け!」
仕事!と慌てて空き缶やビニールを片付ける。
「シャワー浴びてくか?」
『一旦帰るから大丈夫。ありがとね、今度は家に来て』
嵐のように去っていったゼロに、ニックスは自然と笑いが零れた。
─────────────
「ニックス、今日なんかキレよくねぇか?」
「ん?確かに身体軽かったな。シフトの火傷もねぇし…」
«不思議がってるね»
«だな、まぁゼロを楽しませてくれた御礼って事で»
«んーゼロはこの人が好きなのかな?»
«たとえそうだとしても複雑»
«そうね»
«いずれは孵るんだ»
«だけど...»
«うん、分かってる。僕達は僕達のできることをしよう»
«!そうね、ゼロの為に»
«僕達の為にもね»
隣にはすやすやと心地よさそうに眠るゼロがいる。
着衣の乱れはない。あのまま寝ちまったのか...
顔には涙のあとがある。
ぎょっとして何もしてないよな?と記憶を巡らせるが思い当たる節は無かった。
とりあえず何かしてしまったなら謝らなくてはとゼロを起こす。
まだ夢心地のようで焦点が定まっていない。
『ぅーぁ、あ寝ちゃったのか…ごめん』
「いや、それは構わないが俺泣かすような事したか?」
『してない...よ…ねむ』
「まぁまだ5時だからな」
『げんかい』
「は?」
『…そのままでいて。んで起こして』
そう言うとゼロはまた眠ってしまった。
仕方ない、起きるのを待つか。
誰かの体温を感じて眠るのは久方ぶりで、心地良さから睡魔が襲う。アラームをセットして二度寝した。
─────────────
アラームを素早くゼロが止める。
この電子音は苦手だった。
ニックスも目覚め挨拶を交わす。
漸く脳が覚醒して身体を伸ばす。
「くっはは、猫みたいだな」
『これをしないと立ち眩みでぶっ倒れるんだ』
「病院行け!」
仕事!と慌てて空き缶やビニールを片付ける。
「シャワー浴びてくか?」
『一旦帰るから大丈夫。ありがとね、今度は家に来て』
嵐のように去っていったゼロに、ニックスは自然と笑いが零れた。
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「ニックス、今日なんかキレよくねぇか?」
「ん?確かに身体軽かったな。シフトの火傷もねぇし…」
«不思議がってるね»
«だな、まぁゼロを楽しませてくれた御礼って事で»
«んーゼロはこの人が好きなのかな?»
«たとえそうだとしても複雑»
«そうね»
«いずれは孵るんだ»
«だけど...»
«うん、分かってる。僕達は僕達のできることをしよう»
«!そうね、ゼロの為に»
«僕達の為にもね»