嘘と真
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ーこの音は…?
「やべぇ。そろそろ人がきちまうゾ
早いところ制服を…
うーん!!この蓋重たいんだゾ
こうなったら…奥の手だ!
ふなーーーそれっ!」
人が気持ち良く寝てる所に火を放たれた
誰だよ、許さねぇ
「さてさて、お目当ての…
ってギャーー!!オマエたち、なんでもう起きてるんだ!?」
「し、しゃべる狸!?」
「誰が狸じゃー!!オレ様はグリム様なんだゾ!
まあいい。そこのニンゲン!オレ様にその服をよこすんだゾ!
さもなくば…丸焼きだ!」
「だ、誰か助けて!」
『おい、そこの糞狸…
よくも、よくもおれの眠りを妨げやがったな!』
「ふなっ!前髪で顔が良く見えねーけど、オーラが怖いんだゾ
ってそこのオマエ!待つんだゾ!」
『逃げるな、糞狸!!』
ー図書室ー
「ここは一体どこなんだ?」
「オレ様の鼻から逃げられると思ったか!ニンゲンめ!
さあ、丸焼きにされたくなかったらその服をー
ふぎゃっ!?痛ェゾ!なんだぁこの紐!」
「紐ではありません。愛の鞭です!
ああ、やっと見つけました
君、今年の新入生ですね?
ダメじゃありませんか
勝手に扉 から出るなんて!
それに、まだ手懐けられていない使い魔の同伴は校則違反ですよ」
「離せー!オレ様はこんなヤツの使い魔じゃねぇんだゾ!」
「はいはい、反抗的な使い魔はみんなそう言うんです
少し静かにしていましょうね」
「ふがふが!」
「まったく。勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です!
はぁ…どれだけせっかちさんなんですか
さあさあ、とっくに入学式は始まっていますよ
鏡の間へ行きましょう」
「…新入生?」
「貴方が目覚めたたくさんの扉が並んでいた部屋ですよ
この学園へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです
通常、特殊な鍵で扉を開くまで生徒は目覚めないはずなんですが…」
「あの大量の棺は、扉だったんだ」
「それまでの世界に別れを告げ、新しく生まれ変わる
あの扉の意匠にはそんな思いが込められているのです
…おっと!長話をしている場合ではありませんでした
早くしないと入学式が終わってしまう
さあさあ、行きますよ」
「その前に、ここは一体どこですか?」
「おや?君、まだ意識がはっきりしてないんですか?
空間転移魔法の影響で記憶が混乱してるんですかねぇ…
まあいでしょう。よくあることです
では歩きながら説明してさしあげます
私、優しいので
あれ?もう一人の新入生はどうしました?一緒じゃないんですか?」
「…そういえば、もう一人起きた人がいたような」
『糞狸!どこ行きやがった!
おいアンタ、火を吐く狸見てないか!?』
「アナタですね!一緒に行きますよ、ほら早く!
もう入学式始まってるんですからね!」
『誰だよアンタってその手に持ってるのおれが探していた狸じゃねぇか!
寄越せ!鍋に入れて食ってやる!』
「ヒィッコイツ物騒なんだゾ!」
「お腹壊してしまいますよ、辞めておきなさい」
ー中庭ー
「ごほん
ここは“ナイトレイブンカレッジ”
世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる
ツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です
そして私は理事長よりこの学園を預かる校長
ディア・クロウリーと申します」
「ま、まほうし?」
「この学園に入学できるのは“闇の鏡”に優秀な魔法士の素質を認められた者のみ
選ばれし者は、“扉”を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる
貴方たちのところにも“扉”を載せた黒い馬車が迎えにきたはずです」
「暗い森を通ったような…」
「あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの
学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです
古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう?」
『どこの相場だよ』
「つまり、あの馬車に勝手にここに連れてこられたってこと!?」
「むがー!むががー!!」
「さっ、入学式に行きますよ」
「やべぇ。そろそろ人がきちまうゾ
早いところ制服を…
うーん!!この蓋重たいんだゾ
こうなったら…奥の手だ!
ふなーーーそれっ!」
人が気持ち良く寝てる所に火を放たれた
誰だよ、許さねぇ
「さてさて、お目当ての…
ってギャーー!!オマエたち、なんでもう起きてるんだ!?」
「し、しゃべる狸!?」
「誰が狸じゃー!!オレ様はグリム様なんだゾ!
まあいい。そこのニンゲン!オレ様にその服をよこすんだゾ!
さもなくば…丸焼きだ!」
「だ、誰か助けて!」
『おい、そこの糞狸…
よくも、よくもおれの眠りを妨げやがったな!』
「ふなっ!前髪で顔が良く見えねーけど、オーラが怖いんだゾ
ってそこのオマエ!待つんだゾ!」
『逃げるな、糞狸!!』
ー図書室ー
「ここは一体どこなんだ?」
「オレ様の鼻から逃げられると思ったか!ニンゲンめ!
さあ、丸焼きにされたくなかったらその服をー
ふぎゃっ!?痛ェゾ!なんだぁこの紐!」
「紐ではありません。愛の鞭です!
ああ、やっと見つけました
君、今年の新入生ですね?
ダメじゃありませんか
勝手に
それに、まだ手懐けられていない使い魔の同伴は校則違反ですよ」
「離せー!オレ様はこんなヤツの使い魔じゃねぇんだゾ!」
「はいはい、反抗的な使い魔はみんなそう言うんです
少し静かにしていましょうね」
「ふがふが!」
「まったく。勝手に扉を開けて出てきてしまった新入生など前代未聞です!
はぁ…どれだけせっかちさんなんですか
さあさあ、とっくに入学式は始まっていますよ
鏡の間へ行きましょう」
「…新入生?」
「貴方が目覚めたたくさんの扉が並んでいた部屋ですよ
この学園へ入学する生徒は、全てあの扉をくぐってこの学園へやってくるのです
通常、特殊な鍵で扉を開くまで生徒は目覚めないはずなんですが…」
「あの大量の棺は、扉だったんだ」
「それまでの世界に別れを告げ、新しく生まれ変わる
あの扉の意匠にはそんな思いが込められているのです
…おっと!長話をしている場合ではありませんでした
早くしないと入学式が終わってしまう
さあさあ、行きますよ」
「その前に、ここは一体どこですか?」
「おや?君、まだ意識がはっきりしてないんですか?
空間転移魔法の影響で記憶が混乱してるんですかねぇ…
まあいでしょう。よくあることです
では歩きながら説明してさしあげます
私、優しいので
あれ?もう一人の新入生はどうしました?一緒じゃないんですか?」
「…そういえば、もう一人起きた人がいたような」
『糞狸!どこ行きやがった!
おいアンタ、火を吐く狸見てないか!?』
「アナタですね!一緒に行きますよ、ほら早く!
もう入学式始まってるんですからね!」
『誰だよアンタってその手に持ってるのおれが探していた狸じゃねぇか!
寄越せ!鍋に入れて食ってやる!』
「ヒィッコイツ物騒なんだゾ!」
「お腹壊してしまいますよ、辞めておきなさい」
ー中庭ー
「ごほん
ここは“ナイトレイブンカレッジ”
世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まる
ツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です
そして私は理事長よりこの学園を預かる校長
ディア・クロウリーと申します」
「ま、まほうし?」
「この学園に入学できるのは“闇の鏡”に優秀な魔法士の素質を認められた者のみ
選ばれし者は、“扉”を使って世界中からこの学園へ呼び寄せられる
貴方たちのところにも“扉”を載せた黒い馬車が迎えにきたはずです」
「暗い森を通ったような…」
「あの黒き馬車は、闇の鏡が選んだ新入生を迎えるためのもの
学園に通じる扉を運ぶ、特別な馬車なのです
古来より特別な日のお迎えは馬車と相場が決まっているでしょう?」
『どこの相場だよ』
「つまり、あの馬車に勝手にここに連れてこられたってこと!?」
「むがー!むががー!!」
「さっ、入学式に行きますよ」
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