「椿貴様ー！！」

「やっべ、はすみん怒った！
逃げよっ」

「待て！逃げるんじゃない！！」

何故私が追いかけられているかというと　

　

ー約一時間前ー

「ねぇねぇ、零じぃちゃん」

「なんじゃ。あとじぃちゃんはやめておくれと言うておるじゃろ」

「なんか面白いことない？」

「無視か。面白いことのぅ…
そういえば蓮巳くんが何やら資料を大量に抱え廊下を歩いておったな」

「それだ！ありがとう零じぃ！」

「だからじぃはやめとくれと言うておるじゃろ！」

零じぃに聞いて生徒会の前の廊下を見るとそこには大量の資料を腕一杯に抱えたはすみんがいた

「はーすみん♪」

「む、なんだ椿か。何の用だ」

「用なんか無いんだけどね、それよりはすみん
なんか大変そうだね。手伝おうか？」　

「いや、大丈夫だ。大切な資料だからな
生徒会ではない人間に任せられん」

「まぁ最初から手伝う気なんてないけどね！」

「貴様と話していると腹が立つ」

「そんな睨まないでよ。怖いなぁ
そういえば生徒会の掲示板の上にかおるんのデートの写真また貼っちゃった」

「また貴様か！！何度張れば気が済むんだ！！」





という訳で追いかけられています
まじではすみん鬼の形相なんだけど

その後蓮巳に捕まりお説教三時間コースを正座で体験した椿はしばらくその場から動くことができませんでした






蓮巳敬人(はすみん⇔椿)
・椿の説教係その１
・蓮巳に怒られると思っていながらも悪戯はやめられない
・椿がグラビア雑誌を蓮巳の机の中に忍ばせていたことがバレたときはお説教１２時間コースだった
・赤点ばっかり取る椿のお勉強係でもある






朔間零(零じぃちゃん⇔椿のお嬢ちゃん)
・昼間具合が悪そうな零の顔に水性ペンで落書きするのが趣味
・水性ってところに優しさを感じもうやってはいかんぞと緩く注意する
・そんな緩い注意じゃ全く効果がないので同じことの繰り返しになる
・悪戯ができそうな人物(主に蓮巳か瀬名)の居場所を教えてくれる