春秋
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
USJ事件の後、1-Aは賑やかさを取り戻していた
皆それぞれの席でニュースになっていたことを話始める
「みんなー、もうすぐHRがはじまる!席に着こう!!」
「座ってねぇのおまえだけだよ」
「今日のHRだれかな?」
「相澤先生は入院してるし…」
ガラリ
「おはよう」
そう言ったのは話題に上がっていた相澤先生本人だった
「「(相澤先生復帰早ぇ!)」」
「先生、無事だったのですね!」
「無事言うんかな、アレ」
相澤の姿は両腕を固定され、顔一面に包帯が巻かれており、その姿はミイラのようだった
「俺の安否はどうでもいい
何より戦いはまだ終わってねぇ」
いつもより深刻に告げる
その言葉に生徒たちは不安げな表情をする
が、その後の言葉にいい意味で期待が裏切られた
「雄英体育際が迫っている」
「「クソ学校っぽいのきたぁ!!」」
しかしヴィランが攻めてきた手前体育際をやって大丈夫あのかと疑問が浮上するが、雄英体育際は日本のビックイベントの一つ。かつてのオリンピックに代わるものになっている
そしてヒーローを志すヒーロー科にとっては年に一回の数少ないチャンスなのだ
「椿ちゃんに知らせなくちゃ!」
「何言ってる」
「え?」
「五行ならそこにいるぞ」
クラスの皆が視線を向ける先には両腕を固定された五行の姿があった
「「(五行/椿ちゃんも復帰早ぇ!!)」」
「お、オハヨウゴザイマス」
「何がおはようだ
おまえの退院は明後日だろ」
「いやぁ、病院に居たって暇なんで来ちゃいました」
「暇だからって勝手に病院抜け出すな」
「うっす、すんません」
USJ事件の後私は思いの外早く目が覚めた
個性の使いすぎであと2日くらい寝るもんだと思っていたがどうやら入学前に個性を伸ばす特訓を死ぬほどやっていたからかもしれない
HRが終わった後プレゼントマイク先生が病院に連れて行ってくれた
「もう抜け出すんじゃねーぞ」
「うぃーっす」
「気が抜けた返事だな」
「あの、私が入院したとき親はなんか言ってましたか?」
「……いいや、何も」
「そうですか、ありがとうございました」
嘘だ。あの人たちならきっと「うちのが役に立てず申し訳ない」とか、「なんだ死んでなかったのか」とかなんとか言ってるでしょ
自分たちが作り出した個性を持った私はどうやら両親の手に余るらしい
幼少期はそれはもう大切に大切に育てられてきた
だが、ある日を境に家は私を人として見なくなった
おまえはただの道具、感情なんていらない
ヴィランを殺せ、おまえがヴィランに操られる前に自害しろ
いろいろ言われて、私の精神が崩壊しかけたそのときに彼と出会った
皆それぞれの席でニュースになっていたことを話始める
「みんなー、もうすぐHRがはじまる!席に着こう!!」
「座ってねぇのおまえだけだよ」
「今日のHRだれかな?」
「相澤先生は入院してるし…」
ガラリ
「おはよう」
そう言ったのは話題に上がっていた相澤先生本人だった
「「(相澤先生復帰早ぇ!)」」
「先生、無事だったのですね!」
「無事言うんかな、アレ」
相澤の姿は両腕を固定され、顔一面に包帯が巻かれており、その姿はミイラのようだった
「俺の安否はどうでもいい
何より戦いはまだ終わってねぇ」
いつもより深刻に告げる
その言葉に生徒たちは不安げな表情をする
が、その後の言葉にいい意味で期待が裏切られた
「雄英体育際が迫っている」
「「クソ学校っぽいのきたぁ!!」」
しかしヴィランが攻めてきた手前体育際をやって大丈夫あのかと疑問が浮上するが、雄英体育際は日本のビックイベントの一つ。かつてのオリンピックに代わるものになっている
そしてヒーローを志すヒーロー科にとっては年に一回の数少ないチャンスなのだ
「椿ちゃんに知らせなくちゃ!」
「何言ってる」
「え?」
「五行ならそこにいるぞ」
クラスの皆が視線を向ける先には両腕を固定された五行の姿があった
「「(五行/椿ちゃんも復帰早ぇ!!)」」
「お、オハヨウゴザイマス」
「何がおはようだ
おまえの退院は明後日だろ」
「いやぁ、病院に居たって暇なんで来ちゃいました」
「暇だからって勝手に病院抜け出すな」
「うっす、すんません」
USJ事件の後私は思いの外早く目が覚めた
個性の使いすぎであと2日くらい寝るもんだと思っていたがどうやら入学前に個性を伸ばす特訓を死ぬほどやっていたからかもしれない
HRが終わった後プレゼントマイク先生が病院に連れて行ってくれた
「もう抜け出すんじゃねーぞ」
「うぃーっす」
「気が抜けた返事だな」
「あの、私が入院したとき親はなんか言ってましたか?」
「……いいや、何も」
「そうですか、ありがとうございました」
嘘だ。あの人たちならきっと「うちのが役に立てず申し訳ない」とか、「なんだ死んでなかったのか」とかなんとか言ってるでしょ
自分たちが作り出した個性を持った私はどうやら両親の手に余るらしい
幼少期はそれはもう大切に大切に育てられてきた
だが、ある日を境に家は私を人として見なくなった
おまえはただの道具、感情なんていらない
ヴィランを殺せ、おまえがヴィランに操られる前に自害しろ
いろいろ言われて、私の精神が崩壊しかけたそのときに彼と出会った
11/11ページ