ブラック本丸に殴り込み
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「ここは…」
「ここは本丸にございます」
ん?今何か足元から話し声が
いやでも狐しか居ないしな
狐が喋るなんてそんなわけ…
「どうかしましたか?」
そんなわけあったー!
なにここファンタジーか!!
喋る狐って!!
それにしても…
「あんためっちゃ汚れてるね」
「…どうかお気になさらないでください」
えぇ…気になるなって言われたって泥だらけだし所々傷あるし、なんか痩せこけてるし
「手当てしないの?ってか私がしようか?」
「わたくしめは只のプログラムですから」
只のプログラムか…
なんか闇が深そうだな
今更だけどなんてことしてくれたんだあのグラサン親父
これからどうしようか狐と考えていると突然刀が飛んで来た
「あっぶな!なに!?」
「人間は出ていけ」
そう言ったのは足に傷を負った男だ
血がダラダラと流れていて流血沙汰とは無縁だった私は気分が悪くなった
「うっ!狐、トイレ…」
「厠でございますね、こちらです」
トイレでなんとか出しきり先程の男の事を教えてもらった
彼は山姥切国広というらしい
足を大怪我していたのでトイレまでは着いてこなかったけど、鋭い目で私をずっと睨んでいた
「なんか安全な場所無いの?このままじゃ死ぬ」
「審神者部屋が有りますが、今は瘴気に覆われているため迂闊に近寄らない方が懸命かと、安全であれば離れの一室を審神者様の結界術で覆うとよろしいかと」
「よし、その案でいこう
狐、えーっとこんのすけって言ったっけ
案内よろしく」
「承知いたしました」
こんのすけの案内で無事に離れまで来れた私は結界術なんてやったことがないと気付く
「結界術ってどうやんの?」
「念じるのです」
えーそんな感じろみたいにいわれてもさぁ
とはいえ死活問題なのでとりあえずやってみた
そしたらなんでか知らんができた…っぽい?
「出来てる?」
「えぇ、この部屋は審神者様が望むもの以外来れなくなりました」
よし、ひと安心だ
一息ついたところで私はこんのすけに向かい合う
「救急箱ってどこにあるの?」
「必需品はわたくしめに仰って頂ければわたくしが発注しそれが届くという仕組みになっています」
Am○zonとか楽○とかか
「そんじゃあ救急箱発注で」
「承知いたしました」
こんのすけが首輪に付いている鈴を鳴らすとパソコンの画面のようなものが表示された
こんのすけが画面を操作し発注したら数秒後には救急箱が手元にあった
恐るべしこんのすけ
業者もびっくりな早さだな
「はいこんのすけ傷見せて」
「え…?わたくしはこのままでも…」
「私がその傷見たくないから包帯巻くだけ」
「…お見苦しいものを見せてしまい申し訳ありません」
「馬鹿なの?」
「…?」
「あんたなんで謝ってんの?悪いことしたわけ?」
「審神者様にこの醜い姿を見せてしま…」
「あんたすき好んでそんな姿になってんの?」
「いえ、そういうわけでは…」
「じゃあ謝る必要ないじゃん」
こんのすけが大きく目を開く
「あんたはなんもしてない。謝らなくていいんだよ」
その瞬間こんのすけの目から涙が溢れた
ーこんのすけsideー
わたくしが作られて始めて審神者様の補佐になった
どんな方だろう、しっかり補佐しなければ
期待と希望に満ちていた当時のわたくし
運命の出会い
それはわたしくしが地獄に落とされたような気分になった日であった
審神者様はわたくしを畜生と呼び、蹴り、殴り、地面に埋められました
わたくしは審神者様ってこういう存在なのかと理解しました
それからしばらくが経ち時の政府に保護されました
保護されてすぐに新しい審神者が見つかったから補佐してくれと言われた
正直壊れてしまいたいと思っていたが式神の身
反抗などはもちろんできずに新しい審神者様の補佐をすることになった
新しい審神者様はわたくしを治療した
傷が目に余るからという理由だったので即座に謝った
そうしたら審神者様が謝る必要なんてない
あんたは何も悪いことをしていない
目から何か溢れてきた
あぁこれが涙か
なんで涙が流れるのだろう
悲しいから?嬉しいから?
そのどっちもが正解であって正解ではないのだろう
わたくしは審神者様が怒ったら謝るべきと長年思ってきた
だけどどうやらそれは間違いだったみたいだ
審神者様の腕に抱かれわたくしは始めての温もりを知った
ーこんのすけside endー
腕の中で眠ってしまったこんのすけを眺める
過去に何があったかなんてこの姿と先程の涙で想像はつく
政府も何を考えてるんだか
ケアしてあげたらいいのに
するともぞもぞとこんのすけが起き上がった
「おはようこんのすけ」
「おはようございます審神者様」
「すごく気持ち良さそうに寝てたよ」
「えぇとても気持ちよかったです。ところで審神者名はお決まりでしょうか?」
「審神者名?本名じゃだめなの?」
こんのすけは真名が禁止な理由を教えてくれた
どうしよっかな、んー
華の大学生活を邪魔されたってことで…
「華にする!」
「華様!素敵なお名前です!!」
ただの当て付けなんだけど、目を輝かせ尻尾を千切れんばかりに振っているこんのすけには言えなかった
てかこんのすけキャラ変わった?
「あーお風呂入りたいなぁ」
「湯浴みですか…この部屋からでるのは危険がともないます」
「あーまた切られそうになるのはごめんだわ」
「ですからご自身に結界をかけてはいかがでしょう?」
そんなことまでできるのか
やり方は部屋を結界で覆ったときと同じらしい
「どう?」
「素晴らしいです!さすが華様!!」
「よし、ではこんのすけよ。共に湯に浸かろうではないか」
「わたくしも…でございますか?」
「当たり前じゃん。こんのすけめっちゃ汚いし」
そういうと少し落ち込んでしまったのでうだうだ言われる前に抱き上げてお風呂に入った
湯から上がり自分の身支度をしてこんのすけを見ると
あらまぁびっくり
なんと綺麗な毛並みのお狐様がいらっしゃるではありませんか
「あんた、こんなに可愛かったのね」
「わたくしが可愛いですか!?至極光栄に存じます!」
尻尾めっちゃふってる
やば、かわい
こんのすけの傷も処置できて体も綺麗にした
あとは…
「お腹空いたんだけど、料理って発注できるの?」
「基本的には厨がございますので材料を発注し調理をなさるのが一般的です
しかし本日はお疲れになりましたでしょう?」
「うん、なんか体がダルい」
「結界術も華様の霊力をお使いになられていますので相当疲れます」
「それ早く言って欲しかったわ」
「そこで今回はわたくしめが美味しい料理を発注いたしましょう」
「おい無視か」
こんのすけが発注し届いたものはなんと油揚げだった
「おい待て狐」
「なんでしょうか?」
「得するのあんただけだろ!」
「この店の油揚げは美味にございますよ?」
「そういうこといってるんじゃなくて!」
その後少し喧嘩をしながらもちゃんとした夕飯を出してもらい二人で美味しく召し上がった
「ここは本丸にございます」
ん?今何か足元から話し声が
いやでも狐しか居ないしな
狐が喋るなんてそんなわけ…
「どうかしましたか?」
そんなわけあったー!
なにここファンタジーか!!
喋る狐って!!
それにしても…
「あんためっちゃ汚れてるね」
「…どうかお気になさらないでください」
えぇ…気になるなって言われたって泥だらけだし所々傷あるし、なんか痩せこけてるし
「手当てしないの?ってか私がしようか?」
「わたくしめは只のプログラムですから」
只のプログラムか…
なんか闇が深そうだな
今更だけどなんてことしてくれたんだあのグラサン親父
これからどうしようか狐と考えていると突然刀が飛んで来た
「あっぶな!なに!?」
「人間は出ていけ」
そう言ったのは足に傷を負った男だ
血がダラダラと流れていて流血沙汰とは無縁だった私は気分が悪くなった
「うっ!狐、トイレ…」
「厠でございますね、こちらです」
トイレでなんとか出しきり先程の男の事を教えてもらった
彼は山姥切国広というらしい
足を大怪我していたのでトイレまでは着いてこなかったけど、鋭い目で私をずっと睨んでいた
「なんか安全な場所無いの?このままじゃ死ぬ」
「審神者部屋が有りますが、今は瘴気に覆われているため迂闊に近寄らない方が懸命かと、安全であれば離れの一室を審神者様の結界術で覆うとよろしいかと」
「よし、その案でいこう
狐、えーっとこんのすけって言ったっけ
案内よろしく」
「承知いたしました」
こんのすけの案内で無事に離れまで来れた私は結界術なんてやったことがないと気付く
「結界術ってどうやんの?」
「念じるのです」
えーそんな感じろみたいにいわれてもさぁ
とはいえ死活問題なのでとりあえずやってみた
そしたらなんでか知らんができた…っぽい?
「出来てる?」
「えぇ、この部屋は審神者様が望むもの以外来れなくなりました」
よし、ひと安心だ
一息ついたところで私はこんのすけに向かい合う
「救急箱ってどこにあるの?」
「必需品はわたくしめに仰って頂ければわたくしが発注しそれが届くという仕組みになっています」
Am○zonとか楽○とかか
「そんじゃあ救急箱発注で」
「承知いたしました」
こんのすけが首輪に付いている鈴を鳴らすとパソコンの画面のようなものが表示された
こんのすけが画面を操作し発注したら数秒後には救急箱が手元にあった
恐るべしこんのすけ
業者もびっくりな早さだな
「はいこんのすけ傷見せて」
「え…?わたくしはこのままでも…」
「私がその傷見たくないから包帯巻くだけ」
「…お見苦しいものを見せてしまい申し訳ありません」
「馬鹿なの?」
「…?」
「あんたなんで謝ってんの?悪いことしたわけ?」
「審神者様にこの醜い姿を見せてしま…」
「あんたすき好んでそんな姿になってんの?」
「いえ、そういうわけでは…」
「じゃあ謝る必要ないじゃん」
こんのすけが大きく目を開く
「あんたはなんもしてない。謝らなくていいんだよ」
その瞬間こんのすけの目から涙が溢れた
ーこんのすけsideー
わたくしが作られて始めて審神者様の補佐になった
どんな方だろう、しっかり補佐しなければ
期待と希望に満ちていた当時のわたくし
運命の出会い
それはわたしくしが地獄に落とされたような気分になった日であった
審神者様はわたくしを畜生と呼び、蹴り、殴り、地面に埋められました
わたくしは審神者様ってこういう存在なのかと理解しました
それからしばらくが経ち時の政府に保護されました
保護されてすぐに新しい審神者が見つかったから補佐してくれと言われた
正直壊れてしまいたいと思っていたが式神の身
反抗などはもちろんできずに新しい審神者様の補佐をすることになった
新しい審神者様はわたくしを治療した
傷が目に余るからという理由だったので即座に謝った
そうしたら審神者様が謝る必要なんてない
あんたは何も悪いことをしていない
目から何か溢れてきた
あぁこれが涙か
なんで涙が流れるのだろう
悲しいから?嬉しいから?
そのどっちもが正解であって正解ではないのだろう
わたくしは審神者様が怒ったら謝るべきと長年思ってきた
だけどどうやらそれは間違いだったみたいだ
審神者様の腕に抱かれわたくしは始めての温もりを知った
ーこんのすけside endー
腕の中で眠ってしまったこんのすけを眺める
過去に何があったかなんてこの姿と先程の涙で想像はつく
政府も何を考えてるんだか
ケアしてあげたらいいのに
するともぞもぞとこんのすけが起き上がった
「おはようこんのすけ」
「おはようございます審神者様」
「すごく気持ち良さそうに寝てたよ」
「えぇとても気持ちよかったです。ところで審神者名はお決まりでしょうか?」
「審神者名?本名じゃだめなの?」
こんのすけは真名が禁止な理由を教えてくれた
どうしよっかな、んー
華の大学生活を邪魔されたってことで…
「華にする!」
「華様!素敵なお名前です!!」
ただの当て付けなんだけど、目を輝かせ尻尾を千切れんばかりに振っているこんのすけには言えなかった
てかこんのすけキャラ変わった?
「あーお風呂入りたいなぁ」
「湯浴みですか…この部屋からでるのは危険がともないます」
「あーまた切られそうになるのはごめんだわ」
「ですからご自身に結界をかけてはいかがでしょう?」
そんなことまでできるのか
やり方は部屋を結界で覆ったときと同じらしい
「どう?」
「素晴らしいです!さすが華様!!」
「よし、ではこんのすけよ。共に湯に浸かろうではないか」
「わたくしも…でございますか?」
「当たり前じゃん。こんのすけめっちゃ汚いし」
そういうと少し落ち込んでしまったのでうだうだ言われる前に抱き上げてお風呂に入った
湯から上がり自分の身支度をしてこんのすけを見ると
あらまぁびっくり
なんと綺麗な毛並みのお狐様がいらっしゃるではありませんか
「あんた、こんなに可愛かったのね」
「わたくしが可愛いですか!?至極光栄に存じます!」
尻尾めっちゃふってる
やば、かわい
こんのすけの傷も処置できて体も綺麗にした
あとは…
「お腹空いたんだけど、料理って発注できるの?」
「基本的には厨がございますので材料を発注し調理をなさるのが一般的です
しかし本日はお疲れになりましたでしょう?」
「うん、なんか体がダルい」
「結界術も華様の霊力をお使いになられていますので相当疲れます」
「それ早く言って欲しかったわ」
「そこで今回はわたくしめが美味しい料理を発注いたしましょう」
「おい無視か」
こんのすけが発注し届いたものはなんと油揚げだった
「おい待て狐」
「なんでしょうか?」
「得するのあんただけだろ!」
「この店の油揚げは美味にございますよ?」
「そういうこといってるんじゃなくて!」
その後少し喧嘩をしながらもちゃんとした夕飯を出してもらい二人で美味しく召し上がった