狙撃手泣かせのサイドエフェクト
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深い眠りから覚めるとそこは病室だった
「ん、…げほっ」
「椿ちゃん!今ナースコール押すね!」
目を開けるとそこには迅さんがいた
「じん、さん?な…んで?」
「話すのキツかったらしゃべらなくていいよ
…オレはね椿ちゃんに謝りにきたんだ」
謝る?私に何を謝るのだろうか
迅さんがなにか言おうとして口を閉ざして…
私に言う言葉を纏めているようだった
迅さんが私に何か言う前に看護師さんが来て血圧や体温を測られ、異常はないので大人しく寝といてくださいと言われまたベッドに横になった
「じんさん、みず…」
「あ、うん。これ…」
迅さんに水を貰い喉を潤す
「それでなんで迅さんは私に謝るんですか?」
「椿ちゃんがこうなる未来が見えてたんだ、オレはその未来を回避したかったんだけど、椿ちゃんの周りに言っても何も変わらなかった、変えられなかった…
だからその怪我はオレのせいなんだ…
本当にごめん、師匠なんて言っても結局は弟子一人守れないなんて師匠失格だよな…」
「何を言い出すかと思えば…
あんたはバカですか?」
「へ?」
迅さんの目が丸くなっている
「この怪我は迅さんじゃなくてエネドラにやられたんですけど。そんで別に私未来を回避してくれなんて頼んだ覚えないんですけど。自意識過剰はモテませんよ」
「下手したら死ぬ所だったんだぞ」
「でも死んでない」
「それは結果論だ」
「そうです。でも私はこうして迅さんの目の前に居ますよ。どんな未来を見たか知りませんがここでもし死んだとしても私がそれまでの人間だったってだけじゃないですか。自分の未来なんですから自分が責任持ちますよ」
「……ぷ、あっはっは!」
先ほどの真剣な表情とは一変して大笑いしている迅さん
「なに急に笑ってるんですか、気持ち悪い」
「相変わらず辛辣だなぁ
いや、あんなこと初めて言われたよ」
「ふーん」
「興味なさそー
でも改めて謝らせてくれ
守れなくて本当に申し訳ない」
「それは未来視のサイドエフェクトを持つ迅さんからの謝罪ですか、それとも師匠としての迅さんからの謝罪ですか」
「後者だ」
「なら素直に受け取っておきますね
あ、守れなかったお詫びとして退院したら焼き肉連れて行ってください」
迅さんは笑いながらも了承してくれた
「そういえばオレのことなんで避けてたの?」
「それは、なんていうか、あんたが私の未来見ないで済むならそれもいいと思って…」
「……?」
「あー、つまりあんた優しいからその人の悪い未来なら変えたがるじゃないっすか
それはどれだけあんたにとって負担になってるのかって考えたら私の未来をあんたに背負わせたくなくて…」
「椿ちゃん…やっぱり君を弟子にして良かったよ」
顔が暑い、こんなこと言うつもりじゃなかったのに
そんな私の頭を迅さんが柔らかい笑みを浮かべながら撫でていた
「もうオレのこと避けないでね」
「それは約束しかねる」
「えー、避けられたの結構ショック大きかったんだからね」
「それはすいません
でも迅さん」
「ん?」
「これからは迅さんの弟子として、仲間として立派にあんたの暗躍に協力してやりますよ」
「…オレは頼もしい弟子を持ったな」
師匠と弟子
今まで少し歪な形だったものが今日少しだけまともな形になったのであった
「ん、…げほっ」
「椿ちゃん!今ナースコール押すね!」
目を開けるとそこには迅さんがいた
「じん、さん?な…んで?」
「話すのキツかったらしゃべらなくていいよ
…オレはね椿ちゃんに謝りにきたんだ」
謝る?私に何を謝るのだろうか
迅さんがなにか言おうとして口を閉ざして…
私に言う言葉を纏めているようだった
迅さんが私に何か言う前に看護師さんが来て血圧や体温を測られ、異常はないので大人しく寝といてくださいと言われまたベッドに横になった
「じんさん、みず…」
「あ、うん。これ…」
迅さんに水を貰い喉を潤す
「それでなんで迅さんは私に謝るんですか?」
「椿ちゃんがこうなる未来が見えてたんだ、オレはその未来を回避したかったんだけど、椿ちゃんの周りに言っても何も変わらなかった、変えられなかった…
だからその怪我はオレのせいなんだ…
本当にごめん、師匠なんて言っても結局は弟子一人守れないなんて師匠失格だよな…」
「何を言い出すかと思えば…
あんたはバカですか?」
「へ?」
迅さんの目が丸くなっている
「この怪我は迅さんじゃなくてエネドラにやられたんですけど。そんで別に私未来を回避してくれなんて頼んだ覚えないんですけど。自意識過剰はモテませんよ」
「下手したら死ぬ所だったんだぞ」
「でも死んでない」
「それは結果論だ」
「そうです。でも私はこうして迅さんの目の前に居ますよ。どんな未来を見たか知りませんがここでもし死んだとしても私がそれまでの人間だったってだけじゃないですか。自分の未来なんですから自分が責任持ちますよ」
「……ぷ、あっはっは!」
先ほどの真剣な表情とは一変して大笑いしている迅さん
「なに急に笑ってるんですか、気持ち悪い」
「相変わらず辛辣だなぁ
いや、あんなこと初めて言われたよ」
「ふーん」
「興味なさそー
でも改めて謝らせてくれ
守れなくて本当に申し訳ない」
「それは未来視のサイドエフェクトを持つ迅さんからの謝罪ですか、それとも師匠としての迅さんからの謝罪ですか」
「後者だ」
「なら素直に受け取っておきますね
あ、守れなかったお詫びとして退院したら焼き肉連れて行ってください」
迅さんは笑いながらも了承してくれた
「そういえばオレのことなんで避けてたの?」
「それは、なんていうか、あんたが私の未来見ないで済むならそれもいいと思って…」
「……?」
「あー、つまりあんた優しいからその人の悪い未来なら変えたがるじゃないっすか
それはどれだけあんたにとって負担になってるのかって考えたら私の未来をあんたに背負わせたくなくて…」
「椿ちゃん…やっぱり君を弟子にして良かったよ」
顔が暑い、こんなこと言うつもりじゃなかったのに
そんな私の頭を迅さんが柔らかい笑みを浮かべながら撫でていた
「もうオレのこと避けないでね」
「それは約束しかねる」
「えー、避けられたの結構ショック大きかったんだからね」
「それはすいません
でも迅さん」
「ん?」
「これからは迅さんの弟子として、仲間として立派にあんたの暗躍に協力してやりますよ」
「…オレは頼もしい弟子を持ったな」
師匠と弟子
今まで少し歪な形だったものが今日少しだけまともな形になったのであった