狙撃手泣かせのサイドエフェクト
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迅さんの方が決着つきそうだったので私は迅さんを放置して狙撃手の方へ向かった
「奈良坂先輩!だんだん近づいてきますっ」
「焦るな、そんな簡単に居場所がバレるわけ無い」
「奈良坂先輩!柴田さんの姿が消えました!」
「なにっ!?(どこにいる?二人の狙撃手に見つけられないなんて、位置が割れているのか?)
今すぐ移動するぞ!」
「その必要はないよ」
狙撃手の一人を捉えた私は首を斬り落とした
「なんで…(やはり位置が割れていたか、しかし移動した後一度も撃っていないのにどうやって…)」
もう一人の狙撃手は案外近くにいたので簡単だった
「迅さん、終わったよー」
「早いねー、じゃあ嵐山の方手伝ってあげて」
「りょーかい」
通信を切りリーゼントの人の匂いを辿っていく
んー少し遠いけど頑張りますかー
野生で鍛えた足の早さで当真のもとへ向かう
公園付近でメテオラを撃ってるのが見えた
そしてその近くに当真の匂いを感じた
途中で木虎に会ったのでリーゼントの人は私がやるから嵐山さんのとこ行って、と追い返した
「うへぇ罠だってわかっててもでてこなきゃなんないのが正義の味方のツラいとこだな」
「ほんとにね」
「!!狛犬ちゃんじゃねーの、向こうに居たんじゃないのか?」
「あっちはもう大丈夫そうだったからこっち来てあげたよー」
「ってことは負けか…」
「そう残念ながら私達の勝ち」
「っかー!この人数ならいけると思ったんだけどなぁ」
「ここで今すぐアンタを飛ばしてもいいけどどうする?」
「飛ばしてもいいがそれよりも聞きたいことがある」
「なに?」
「おまえ狙撃手の居場所なんです分かるんだ?」
「あぁそれは私の副作用、強化嗅覚を持ってるからだね」
「はぁ!?おまえ副作用持ちだったのかよ!しかも嗅覚って!通りで居場所が分かるわけだな」
「そう、ここへはアンタの匂いを辿って来たんだよ」
「狙撃手泣かせの副作用だな」
「じゃあさよなら」
「ちょ、ま…」
聞きたいことに答えてやったのでリーゼントの首をチョンパしてやった
なんか言おうとしてたけどしーらない
「勝負あり、だな」
「なるほどな…いずれ来る実践に備えて手の内を隠していたというわけか…」
「悪いね、生粋の能ある鷹なもんで」
「…だが風刃の性能は把握した
あと三週間…正式入隊日までの間に必ずおまえを倒して黒トリガーを回収する」
「残念だけどそりゃ無理だ」
「迅、聞きたいことがある」
「なに、風間さん」
「おまえが連れてきたあいつは一体何者だ?」
「椿ちゃんは強化嗅覚の副作用持ちの野生出身の狛犬だよ」
「強化嗅覚、だからカメレオンが通じなかったのか…」
「野生出身…?」
『三輪くん作戦終了よ
太刀川さんと風間さんが緊急脱出したわ』
「くああー!負けたかー!つーか迅さん6対2で勝ったの!?太刀川さんたち相手に!?黒トリガー半端ねーな!」
「任務達成ですね」
「嵐山さん見ました?オレの必殺ツイン狙撃」
「ああ、木虎、賢よくやった
充と綾辻もよくやってくれた」
「作戦失敗かぁー
5位のチームに一杯食わされたのは腹立つなー」
「うちの対はテレビや広報の仕事をこなした上での5位なんです
普通の5位と一緒にしないでもらえます?」
「相変わらずクソ生意気だな木虎…」
「それに、当真さんを倒したのは私じゃなくて柴田さんです
彼女は狙撃手を全て倒してから来たらしいですよ」
「まじで!?」
「柴田さんにも一杯食わされましたね」
私は事が終わったら帰る予定だった
だがしかしあの男には私の予定など微塵も関係ない
帰り道迅さんに見つかり本部まで首ねっこを掴み引き摺られた
おい、もっと丁重に扱え
「失礼します、どうもみなさんお揃いで
会議中にすみませんね」
「な…!」
「迅……!!」
「柴田さん…!」
「きっさまー!よくものうのうと顔をだせたな!」
「まぁまぁ鬼怒田さん、血圧上がっちゃうよ」
いやおまえのせいだろ
人を本部まで連れてきたかと思いきや上層部に喧嘩を売りにきたのかこの男は…
「何の用件だ迅、宣戦布告でもしに来たか」
「ちがうよ城戸さん、交渉しに来たんだ」
何を交渉するんだろう?
「こちらの要求はひとつ
うちの後輩空閑遊真のボーダー入隊を認めて頂きたい」
「なにぃ?どういうことだ!?」
「太刀川さんが言うには本部が認めないと入隊したことにならないらしいんだよね」
あーたしかにそんなこと言ってたような
でも城戸指令がそんな条件飲むかな、それ相応の対価が必要じゃないか?
「もちろんタダでとは言わないよ
かわりにこっちは風刃を出す」
それは迅さんの師匠のトリガー
迅さんを思わず凝視するが私と目をあわせてくれない
「そっちにとっても悪くない取引だと思うけど?」
「取引だと…?
そんなことせずとも私は太刀川たちとの規定外戦闘を理由におまえからトリガーを取り上げることもできるぞ?」
「その場合は当然太刀川さんたちのトリガーも没収なんだよね?それはそれで好都合
平和に正式入隊日を迎えられるならどっちでもいい」
「没収するのはおまえのトリガーだけだ、と言ったら?」
「試してみなよ。そんな話が通るかどうか
さぁどうする?城戸さん」
交渉がうまくいった迅さんは上機嫌でぼんち揚げを頬張っている
「迅さん、あんたが決めたことだから私は何も言わない
だけど私にも少しくらい背負わせてくれない?
アンタの弟子、なんでしょ」
「椿ちゃん、
…君は良くできた弟子だよ」
今までの食えない顔ではなく少し悲しそうな顔の迅さんに私の頭を撫でている手をやめさせるなんて出来なかった
廊下を二人でぼんち揚げを食べながら進むとそこには先ほど見た顔があった
「…ようお二人さん
ぼんち揚げ食う?」
「奈良坂先輩!だんだん近づいてきますっ」
「焦るな、そんな簡単に居場所がバレるわけ無い」
「奈良坂先輩!柴田さんの姿が消えました!」
「なにっ!?(どこにいる?二人の狙撃手に見つけられないなんて、位置が割れているのか?)
今すぐ移動するぞ!」
「その必要はないよ」
狙撃手の一人を捉えた私は首を斬り落とした
「なんで…(やはり位置が割れていたか、しかし移動した後一度も撃っていないのにどうやって…)」
もう一人の狙撃手は案外近くにいたので簡単だった
「迅さん、終わったよー」
「早いねー、じゃあ嵐山の方手伝ってあげて」
「りょーかい」
通信を切りリーゼントの人の匂いを辿っていく
んー少し遠いけど頑張りますかー
野生で鍛えた足の早さで当真のもとへ向かう
公園付近でメテオラを撃ってるのが見えた
そしてその近くに当真の匂いを感じた
途中で木虎に会ったのでリーゼントの人は私がやるから嵐山さんのとこ行って、と追い返した
「うへぇ罠だってわかっててもでてこなきゃなんないのが正義の味方のツラいとこだな」
「ほんとにね」
「!!狛犬ちゃんじゃねーの、向こうに居たんじゃないのか?」
「あっちはもう大丈夫そうだったからこっち来てあげたよー」
「ってことは負けか…」
「そう残念ながら私達の勝ち」
「っかー!この人数ならいけると思ったんだけどなぁ」
「ここで今すぐアンタを飛ばしてもいいけどどうする?」
「飛ばしてもいいがそれよりも聞きたいことがある」
「なに?」
「おまえ狙撃手の居場所なんです分かるんだ?」
「あぁそれは私の副作用、強化嗅覚を持ってるからだね」
「はぁ!?おまえ副作用持ちだったのかよ!しかも嗅覚って!通りで居場所が分かるわけだな」
「そう、ここへはアンタの匂いを辿って来たんだよ」
「狙撃手泣かせの副作用だな」
「じゃあさよなら」
「ちょ、ま…」
聞きたいことに答えてやったのでリーゼントの首をチョンパしてやった
なんか言おうとしてたけどしーらない
「勝負あり、だな」
「なるほどな…いずれ来る実践に備えて手の内を隠していたというわけか…」
「悪いね、生粋の能ある鷹なもんで」
「…だが風刃の性能は把握した
あと三週間…正式入隊日までの間に必ずおまえを倒して黒トリガーを回収する」
「残念だけどそりゃ無理だ」
「迅、聞きたいことがある」
「なに、風間さん」
「おまえが連れてきたあいつは一体何者だ?」
「椿ちゃんは強化嗅覚の副作用持ちの野生出身の狛犬だよ」
「強化嗅覚、だからカメレオンが通じなかったのか…」
「野生出身…?」
『三輪くん作戦終了よ
太刀川さんと風間さんが緊急脱出したわ』
「くああー!負けたかー!つーか迅さん6対2で勝ったの!?太刀川さんたち相手に!?黒トリガー半端ねーな!」
「任務達成ですね」
「嵐山さん見ました?オレの必殺ツイン狙撃」
「ああ、木虎、賢よくやった
充と綾辻もよくやってくれた」
「作戦失敗かぁー
5位のチームに一杯食わされたのは腹立つなー」
「うちの対はテレビや広報の仕事をこなした上での5位なんです
普通の5位と一緒にしないでもらえます?」
「相変わらずクソ生意気だな木虎…」
「それに、当真さんを倒したのは私じゃなくて柴田さんです
彼女は狙撃手を全て倒してから来たらしいですよ」
「まじで!?」
「柴田さんにも一杯食わされましたね」
私は事が終わったら帰る予定だった
だがしかしあの男には私の予定など微塵も関係ない
帰り道迅さんに見つかり本部まで首ねっこを掴み引き摺られた
おい、もっと丁重に扱え
「失礼します、どうもみなさんお揃いで
会議中にすみませんね」
「な…!」
「迅……!!」
「柴田さん…!」
「きっさまー!よくものうのうと顔をだせたな!」
「まぁまぁ鬼怒田さん、血圧上がっちゃうよ」
いやおまえのせいだろ
人を本部まで連れてきたかと思いきや上層部に喧嘩を売りにきたのかこの男は…
「何の用件だ迅、宣戦布告でもしに来たか」
「ちがうよ城戸さん、交渉しに来たんだ」
何を交渉するんだろう?
「こちらの要求はひとつ
うちの後輩空閑遊真のボーダー入隊を認めて頂きたい」
「なにぃ?どういうことだ!?」
「太刀川さんが言うには本部が認めないと入隊したことにならないらしいんだよね」
あーたしかにそんなこと言ってたような
でも城戸指令がそんな条件飲むかな、それ相応の対価が必要じゃないか?
「もちろんタダでとは言わないよ
かわりにこっちは風刃を出す」
それは迅さんの師匠のトリガー
迅さんを思わず凝視するが私と目をあわせてくれない
「そっちにとっても悪くない取引だと思うけど?」
「取引だと…?
そんなことせずとも私は太刀川たちとの規定外戦闘を理由におまえからトリガーを取り上げることもできるぞ?」
「その場合は当然太刀川さんたちのトリガーも没収なんだよね?それはそれで好都合
平和に正式入隊日を迎えられるならどっちでもいい」
「没収するのはおまえのトリガーだけだ、と言ったら?」
「試してみなよ。そんな話が通るかどうか
さぁどうする?城戸さん」
交渉がうまくいった迅さんは上機嫌でぼんち揚げを頬張っている
「迅さん、あんたが決めたことだから私は何も言わない
だけど私にも少しくらい背負わせてくれない?
アンタの弟子、なんでしょ」
「椿ちゃん、
…君は良くできた弟子だよ」
今までの食えない顔ではなく少し悲しそうな顔の迅さんに私の頭を撫でている手をやめさせるなんて出来なかった
廊下を二人でぼんち揚げを食べながら進むとそこには先ほど見た顔があった
「…ようお二人さん
ぼんち揚げ食う?」