狙撃手泣かせのサイドエフェクト
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「空閑…空閑有吾か…!?」
「クガ…?何者ですかな?そのクガとやらは?」
「我々にもご説明願いたいですねぇ」
上層部のうち三人は知っていたようだが二人は知らないようだった
「空閑有吾…
有吾さんは4年半前にボーダーの存在が公になる以前から活動していた
言わば旧ボーダーの創設に関わった人間
ボーダー最初期のメンバーの一人だ
私と林藤にとっては先輩にあたり、城戸さんにとっては同輩にあたる」
そんな重要な人物が遊真の父親だったなんて…
親父はボーダーじゃないって遊真は言っていたけど…
もしかして知らなかっただけなのか?
「有吾さんは…その子の親は今どこに?
きみ達は聞いてないか?」
「空閑の親父さんは…亡くなったと聞いてます」
「……そうか
しかしそういうことならこれ以上部隊を繰り出す必要はないな
有吾さんの子と争う理由などない」
「…まだ空閑の子と確認できたわけではない
名を騙っている可能性もある」
「それはあとで調べればわかることだ
迅、三雲くん、柴田さん
つなぎをよろしく頼むぞ」
つなぎ、ね…
どうやら忍田本部長は遊真をボーダーとして迎え入れたいのかもしれないな
「……では解散とする
進展があれば報告するように」
そう言って私達は迅さんに連れられ外にでた
「空閑の親父さんが上層部の人たちと知り合いなら空閑ももう大丈夫ですよね?」
「うーんどうかな」
「は?」
「えっ…いやだって…さっき忍田本部長が…」
「うんまあそうなんだけど」
今ボーダーは大きく分けて3つの派閥に割れている、と話し出す
近界民に恨みのある人間が多く集まった三輪隊などが城戸さん派
近界民に恨みはないけど街を守るため戦う嵐山隊などが忍田さん派
そして、近界民にもいいヤツいるから仲良くしよう主義の迅さんなどが玉狛支部派
といった感じで割れているらしい
私はそういう派閥とか嫌いなタイプなので心底どうでもいい
「で、まあ玉狛と城戸さんとこは考え方が正反対だからあんまり仲がよろしくないわけ」
「なるほど」
「城戸さん派は一番でかい派閥だから玉狛が何やっても王者の余裕で見逃してもらえたけど、もし遊真と玉狛が手を組んだらたぶんそのパワーバランスがひっくり返る」
「遊真一人で大袈裟なんじゃない?」
「黒トリガーってのはそういうもんなの
城戸さん派的にはそれは避けたいだろうから、どうにかして黒トリガーを横取りしようとするだろうな」
「ふーん、でもまぁ遊真強いから誰が来ても追い返せそうだけど
てか迅さんなんとかしてよ、あんたのサイドエフェクト便利じゃん」
「おまえねー、おれは忙しいのっ」
「いつも私達とかをからかってる人が忙しいんだ?」
「おれにもいろいろあるんだよ」
なんかムカついたからまた脛を蹴っておいた
「オサムと椿がえらい人にしかられた?」
「いや…まあ叱られたけど処分はひとまず保留になった」
「おーそりゃよかったひと安心だな」
「まだ安心するには早いよ
ボーダーが遊真のトリガーを狙ってくる可能性がある」
「…これからどうすればいいですか?迅さん」
「うーんそうだな。いろいろ考えたけどこういう場合はやっぱシンプルなやり方が一番だな」
この男とんでもないこと言い出すんじゃないだろうな…
「うん、遊真おまえボーダーに入んない?」
「おれが…!?」
「クガ…?何者ですかな?そのクガとやらは?」
「我々にもご説明願いたいですねぇ」
上層部のうち三人は知っていたようだが二人は知らないようだった
「空閑有吾…
有吾さんは4年半前にボーダーの存在が公になる以前から活動していた
言わば旧ボーダーの創設に関わった人間
ボーダー最初期のメンバーの一人だ
私と林藤にとっては先輩にあたり、城戸さんにとっては同輩にあたる」
そんな重要な人物が遊真の父親だったなんて…
親父はボーダーじゃないって遊真は言っていたけど…
もしかして知らなかっただけなのか?
「有吾さんは…その子の親は今どこに?
きみ達は聞いてないか?」
「空閑の親父さんは…亡くなったと聞いてます」
「……そうか
しかしそういうことならこれ以上部隊を繰り出す必要はないな
有吾さんの子と争う理由などない」
「…まだ空閑の子と確認できたわけではない
名を騙っている可能性もある」
「それはあとで調べればわかることだ
迅、三雲くん、柴田さん
つなぎをよろしく頼むぞ」
つなぎ、ね…
どうやら忍田本部長は遊真をボーダーとして迎え入れたいのかもしれないな
「……では解散とする
進展があれば報告するように」
そう言って私達は迅さんに連れられ外にでた
「空閑の親父さんが上層部の人たちと知り合いなら空閑ももう大丈夫ですよね?」
「うーんどうかな」
「は?」
「えっ…いやだって…さっき忍田本部長が…」
「うんまあそうなんだけど」
今ボーダーは大きく分けて3つの派閥に割れている、と話し出す
近界民に恨みのある人間が多く集まった三輪隊などが城戸さん派
近界民に恨みはないけど街を守るため戦う嵐山隊などが忍田さん派
そして、近界民にもいいヤツいるから仲良くしよう主義の迅さんなどが玉狛支部派
といった感じで割れているらしい
私はそういう派閥とか嫌いなタイプなので心底どうでもいい
「で、まあ玉狛と城戸さんとこは考え方が正反対だからあんまり仲がよろしくないわけ」
「なるほど」
「城戸さん派は一番でかい派閥だから玉狛が何やっても王者の余裕で見逃してもらえたけど、もし遊真と玉狛が手を組んだらたぶんそのパワーバランスがひっくり返る」
「遊真一人で大袈裟なんじゃない?」
「黒トリガーってのはそういうもんなの
城戸さん派的にはそれは避けたいだろうから、どうにかして黒トリガーを横取りしようとするだろうな」
「ふーん、でもまぁ遊真強いから誰が来ても追い返せそうだけど
てか迅さんなんとかしてよ、あんたのサイドエフェクト便利じゃん」
「おまえねー、おれは忙しいのっ」
「いつも私達とかをからかってる人が忙しいんだ?」
「おれにもいろいろあるんだよ」
なんかムカついたからまた脛を蹴っておいた
「オサムと椿がえらい人にしかられた?」
「いや…まあ叱られたけど処分はひとまず保留になった」
「おーそりゃよかったひと安心だな」
「まだ安心するには早いよ
ボーダーが遊真のトリガーを狙ってくる可能性がある」
「…これからどうすればいいですか?迅さん」
「うーんそうだな。いろいろ考えたけどこういう場合はやっぱシンプルなやり方が一番だな」
この男とんでもないこと言い出すんじゃないだろうな…
「うん、遊真おまえボーダーに入んない?」
「おれが…!?」