狙撃手泣かせのサイドエフェクト
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三門市 人口28万人
ある日この街に異世界への門 が開いた
「近界民 」
後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が門付近の地域を蹂躪
街は恐怖に包まれた
こちらの世界とは異なる技術 を持つ近界民には地球上の兵器は効果が薄く
誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた
その時
突如現れた謎の一団が近界民を撃退しこう言った
「こいつらのことは任せて欲しい」
「我々はこの日のためにずっと備えてきた」
近界民の技術を独自に研究し"こちら側"の世界を守るため戦う組織
界境防衛機関「ボーダー」
彼らはわずかな期間で巨大な基地を作り上げ
近界民に対する防衛体制を整えた
それから4年
門は依然開いているにも拘らず
三門市を出ていく人間は驚くほど少なく
ボーダーへの信頼に因るものか
多くの住民は時折届いてくる爆音や閃光に慣れてしまった
「きのうの戦闘望遠で撮った」
クラスがワイワイ騒いでいるのを横目に柴田は幼馴染の修に話しかけに行こうとする
すると修の頭に誰かの筆箱が当たった
「ぶはははパス失敗」
「あんくらい取れよおまえ」
「かえしてよー!」
「おいメガネそれこっちよこせ」
そう言われた修は高圧的な態度の三人をスルーし、筆箱持ち主に返却し席についた
「かっこいー」
「マジかこいつ超冷めるわ」
そんな三人を柴田がひと睨みすると冷や汗を流し去って行った
「私に睨まれて逃げ出すくらいならしょーもないことするんじゃないよ」
「椿、頼むから手は出すなよ。おまえがやったら病院送りになる」
「分かってるよ。今はやんない」
「今はってどういうことだよ」
「そのまんまの意味」
チャイムが鳴り皆席に着き、先生が少し遅れて教室の扉を開けた
後ろに白髪の少年を連れて
「空閑遊真です!背は低いですが15歳です!
遅れてもうしわけない」
丁寧に挨拶した彼は好印象に思えるが、どうも少しきな臭い
他のやつらと違う匂いがする
空閑は指輪のことで先生達と揉めていた所を修が沈めていた
担任が自習と言い教室を出ていった後
例の三人が空閑をターゲットに紙クズを投げ始めた
彼らが言うには日本式歓迎のアイサツのようだが
しばらく様子を見ているとなんと空閑がそのアイサツを返したのだった
あいつ、やっぱり何か違うな
「おまえああいう連中は相手にするなよ」
「ほう?なんで?」
「やり返したら事が大きくなるだろ。あれだけ恥かかせたら今に仕返しされるぞ」
「私は別に間違って無かったと思うけどね。やられっぱなしは性に合わないし」
「おまえはやりすぎるから自重してくれ。また停学になるぞ」
「テイガクとは…?」
空閑って停学知らないのか…
なんか変なやつ
教えようと思い口を開こうとするがタイミング良くあの三人が声をかけてきた
「ようチビちょっと付き合えよ」
空閑が連れて行かれそうになるが正義感の強い修が引き止めた
その結果何も出来ずにボコられていたが
「メガネくんなんでついて来たの?弱いのに」
「"弱いのに"は余計だ!」
「そうやって関係ないのに首突っ込むのは修の良い所でもあり、ダメな所でもあるな」
「…おまえらわかってるのか?このあたりはもう警戒区域
ボーダー以外は立入禁止だ!」
そう三人が私達を連れて来た場所が近界民が出現する警戒区域内だったのだ
三人のうち一人が空閑を殴ろうとしてカウンターをくらい、今にも喧嘩が始まる
そんな時ボーダー基地の警報音が鳴り響いた
『門発生 門発生
座標誘導誤差7.66
近隣の皆様はご注意ください』
「近界民だ!逃げろ!」
門は私達のすぐ近くに発生した
門から現れた近界民はあいつらの方へ行き一人を口に咥えた
「おおラッキー あっち行った
逃げようぜメガネくんたち」
「そうだね。修、行くよ」
修は食われそうになっている同級生を見て走り出した
「ぼくはあいつを助ける!空閑と椿は避難しろ!」
「…へ?おいおい!あいつら自業自得じゃん!かってに立入禁止に入ったからじゃん!なんでおまえが助けに行くんだ!?」
「…僕がそうするべきだと思ってるからだ!
トリガー起動 !」
「空閑、修はああいうヤツだ。好きにさせてあげて」
「…あいつボーダーだったのか」
『パワーが足りていない。あれではバムスターの装甲は破れないぞ』
空閑の隣からにゅっと飛び出した物体に驚く
「炊飯器が喋った…」
『私は炊飯器ではないレプリカという』
「レプリカ、トリガー使っていいか?」
『それを決めるのは私ではないユーマ自身だ』
レプリカに自分で決めろと言われた空閑はさっさと換装してあっという間に近界民を倒してしまった
ボーダーの人間ではないよね
でもどうしてトリガーを…?
「よう平気か?メガネくん」
「メガネくんじゃない。三雲修だ」
「そうかオサムか。おまえは?」
どうしてトリガーを持っているのかは疑問だが修を助けてくれたので悪いやつではないだろう
そういえばちゃんと名前を教えてなかったな
「私は柴田椿。空閑…遊真だったよね
修を助けてくれてありがとう遊真」
聞けば先程使っていたトリガーは亡くなった親の形見で、その父親の知り合いがボーダーにいるらしい
そこで先程の疑問を遊真に聞いてみることにした
「トリガーを持てるのはボーダーの人間だけなのに、どうして遊真はトリガーをもっているの?」
「それは"こっちの世界"でのハナシだろ?
おれは門の向こうの世界から来た
おまえらが言うとこの"近界民"ってやつだ」
ある日この街に異世界への
「
後にそう呼ばれる異次元からの侵略者が門付近の地域を蹂躪
街は恐怖に包まれた
こちらの世界とは異なる
誰もが都市の壊滅は時間の問題と思いはじめた
その時
突如現れた謎の一団が近界民を撃退しこう言った
「こいつらのことは任せて欲しい」
「我々はこの日のためにずっと備えてきた」
近界民の技術を独自に研究し"こちら側"の世界を守るため戦う組織
界境防衛機関「ボーダー」
彼らはわずかな期間で巨大な基地を作り上げ
近界民に対する防衛体制を整えた
それから4年
門は依然開いているにも拘らず
三門市を出ていく人間は驚くほど少なく
ボーダーへの信頼に因るものか
多くの住民は時折届いてくる爆音や閃光に慣れてしまった
「きのうの戦闘望遠で撮った」
クラスがワイワイ騒いでいるのを横目に柴田は幼馴染の修に話しかけに行こうとする
すると修の頭に誰かの筆箱が当たった
「ぶはははパス失敗」
「あんくらい取れよおまえ」
「かえしてよー!」
「おいメガネそれこっちよこせ」
そう言われた修は高圧的な態度の三人をスルーし、筆箱持ち主に返却し席についた
「かっこいー」
「マジかこいつ超冷めるわ」
そんな三人を柴田がひと睨みすると冷や汗を流し去って行った
「私に睨まれて逃げ出すくらいならしょーもないことするんじゃないよ」
「椿、頼むから手は出すなよ。おまえがやったら病院送りになる」
「分かってるよ。今はやんない」
「今はってどういうことだよ」
「そのまんまの意味」
チャイムが鳴り皆席に着き、先生が少し遅れて教室の扉を開けた
後ろに白髪の少年を連れて
「空閑遊真です!背は低いですが15歳です!
遅れてもうしわけない」
丁寧に挨拶した彼は好印象に思えるが、どうも少しきな臭い
他のやつらと違う匂いがする
空閑は指輪のことで先生達と揉めていた所を修が沈めていた
担任が自習と言い教室を出ていった後
例の三人が空閑をターゲットに紙クズを投げ始めた
彼らが言うには日本式歓迎のアイサツのようだが
しばらく様子を見ているとなんと空閑がそのアイサツを返したのだった
あいつ、やっぱり何か違うな
「おまえああいう連中は相手にするなよ」
「ほう?なんで?」
「やり返したら事が大きくなるだろ。あれだけ恥かかせたら今に仕返しされるぞ」
「私は別に間違って無かったと思うけどね。やられっぱなしは性に合わないし」
「おまえはやりすぎるから自重してくれ。また停学になるぞ」
「テイガクとは…?」
空閑って停学知らないのか…
なんか変なやつ
教えようと思い口を開こうとするがタイミング良くあの三人が声をかけてきた
「ようチビちょっと付き合えよ」
空閑が連れて行かれそうになるが正義感の強い修が引き止めた
その結果何も出来ずにボコられていたが
「メガネくんなんでついて来たの?弱いのに」
「"弱いのに"は余計だ!」
「そうやって関係ないのに首突っ込むのは修の良い所でもあり、ダメな所でもあるな」
「…おまえらわかってるのか?このあたりはもう警戒区域
ボーダー以外は立入禁止だ!」
そう三人が私達を連れて来た場所が近界民が出現する警戒区域内だったのだ
三人のうち一人が空閑を殴ろうとしてカウンターをくらい、今にも喧嘩が始まる
そんな時ボーダー基地の警報音が鳴り響いた
『門発生 門発生
座標誘導誤差7.66
近隣の皆様はご注意ください』
「近界民だ!逃げろ!」
門は私達のすぐ近くに発生した
門から現れた近界民はあいつらの方へ行き一人を口に咥えた
「おおラッキー あっち行った
逃げようぜメガネくんたち」
「そうだね。修、行くよ」
修は食われそうになっている同級生を見て走り出した
「ぼくはあいつを助ける!空閑と椿は避難しろ!」
「…へ?おいおい!あいつら自業自得じゃん!かってに立入禁止に入ったからじゃん!なんでおまえが助けに行くんだ!?」
「…僕がそうするべきだと思ってるからだ!
トリガー
「空閑、修はああいうヤツだ。好きにさせてあげて」
「…あいつボーダーだったのか」
『パワーが足りていない。あれではバムスターの装甲は破れないぞ』
空閑の隣からにゅっと飛び出した物体に驚く
「炊飯器が喋った…」
『私は炊飯器ではないレプリカという』
「レプリカ、トリガー使っていいか?」
『それを決めるのは私ではないユーマ自身だ』
レプリカに自分で決めろと言われた空閑はさっさと換装してあっという間に近界民を倒してしまった
ボーダーの人間ではないよね
でもどうしてトリガーを…?
「よう平気か?メガネくん」
「メガネくんじゃない。三雲修だ」
「そうかオサムか。おまえは?」
どうしてトリガーを持っているのかは疑問だが修を助けてくれたので悪いやつではないだろう
そういえばちゃんと名前を教えてなかったな
「私は柴田椿。空閑…遊真だったよね
修を助けてくれてありがとう遊真」
聞けば先程使っていたトリガーは亡くなった親の形見で、その父親の知り合いがボーダーにいるらしい
そこで先程の疑問を遊真に聞いてみることにした
「トリガーを持てるのはボーダーの人間だけなのに、どうして遊真はトリガーをもっているの?」
「それは"こっちの世界"でのハナシだろ?
おれは門の向こうの世界から来た
おまえらが言うとこの"近界民"ってやつだ」