狙撃手泣かせのサイドエフェクト
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昨日B級隊員にあがってやると宣言した私は本部のランク戦に参加していた
ポイントをさっさと稼いで今日中に上がるという目的を達成するためだ
今の私のポイントは2800だからあと1200あればいいのか
よしまずは一戦自分より上のポイントの奴らを片付けていこうか
3000ポイントのやつがいたから戦闘を申し込む
「なんだ女かよ、やる気でねぇわー」
「そう言ってられるのも今のうちだよ」
私の戦闘スタイルは獣みたいな戦い方をする
小学生のころ家を出て5年間森で生活していたからだ
小学校と親の間でいろいろあったらしいが、私の親は良く言えば放任主義。
実際は虐待したり育児放棄をするような親である
方々で金を借り、取り立てに来た奴を私に対応させ、自分たちはのうのうと焼肉を食いに行ってるような両親だ
いわゆるクズだ
そんなクズたちの後始末(ヤクザと喧嘩)をしたり、家に嫌気がさし森に引きこもり熊や猪などと戦い私の戦闘力はうなぎ登り
そんなわけでそこら辺の輩には負けない自信がある
私の武器はスコーピオン
私の特徴は鼻だけど次いで俊敏性もある
これは野生下での修行の賜物だ
武器は弧月でも良かったがスコーピオンのほうが動きやすい
レイガストなんかもっての外だ
近距離戦が得意な私に攻撃手以外の戦闘手段は考えていなかった
さてここまで私のことを話している間にも
さっきの男尊女卑オトコをぶっ倒し、いつの間にか3800ポイントに
あと一人くらいで晴れてB級に上がれるという所で私は少し魔が差した
A級隊員とやりあってみたいなぁ…
そう思ってブースを出てA級隊員を探す
おっあれは…
「ねぇ、そこのA級隊員さん」
「ん?なんだ?」
「私とランク戦しない?」
「おぅいいけど、お前C級だろ?ポイントの移動無しにするか?」
「ううん、ポイント移動ありの方が緊張感がでる」
「ふーん、お前面白いな!おれは米屋陽介!幻踊弧月を使う」
「私は柴田椿。スコーピオン使うよ。よろしくね。ところで幻踊弧月って?」
「まぁ見てたら分かるさ」
そう言って米屋と一緒にブースに入った
さすがA級隊員構えが違う
私も本気出さないとやられるかもしれない
私は体制を低くして犬のような構えをとった
手の甲から鉤爪のようにスコーピオンを出しいつでも飛びかかれるようにした
「お前珍しい構えすんな
なんか犬みてぇ」
「無駄口叩かないほうがいいよ!」
米屋に向かって飛びかかる私を米屋は弧月で受け止める
そのまま横に薙ぎ払われるが一回転して着地する
米屋が幻踊弧月のリーチを生かして突きを繰り出す
それを少ない動きで避けるとしゃがんでから米屋の懐に飛び込み下から米屋の心臓部めがけて攻撃する
だがそれもバックステップで避けられる
そんな一進一退の攻防を繰り広げていた
決めたのは米屋だった
「お前強いな!
C級にしとくのが勿体無いぜ!」
「そりゃどうも」
「でもこれで終わりだ」
「!!?」
米屋の不意の一太刀に反応出来ず負けてしまった
「悔しい…
もう一回やろう?」
「いや、もうやんねぇよ
お前とやったらなんか精神削れる」
「なんでさ」
「目が血走って獲物を捕まえるハンターみたいなんだよ」
「まじか…」
「だから一日一回で勘弁してくれ…
そういえばお前年いくつ?」
「15だけど」
「え…」
米屋が驚きすぎて固まってしまった
「年下…」
「米屋年上だったの?」
「おぅ17だ」
「へー、先輩として敬った方がいい?」
「いや、別にいいけど…」
「じゃあいいや。敬えって言われても米屋に敬語なんか使わないけど」
「おい、どういう意味だ」
そのとき修からメールが入った
なるほど、千佳と遊真を会わせたのか
「じゃあ俺今から用事あるから」
「うん、明日また勝負してね」
「じゃあな柴犬」
「はっ?ちょっ柴犬ってなに!米屋ー!!」
私の問いかけに答えてくれず去っていった
そのあとポイントを稼ぐため(米屋への憂さ晴らし)にブースにこもり、無事B級へ昇進した