イメチェン
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「嬉しいわねーvvわたくしの初孫が生まれるなんて、早くその日にならないかしらvv」
「そ、そうですね…」
アリアの妊娠が発覚し、しばらくたってから想像通りのツェリの反応に苦笑するしかなかった。
「思ったとおりだったな」
「そうね…」
初孫の事でとても嬉しがっていたツェリは『さっそく準備しなくちゃvv』と言って城から出て行った。
疲れきったアリアはテーブルに顔を伏しており、苦笑しながらセルセとコンラートは部屋に入りイスに座っている。
「あまり体に負担かけるなよ」
「……わかってるってば…」
「それにしても、メチャクチャ喜んでたなツェリ様」
コンラートは苦笑する。
「仕方ない。なんたって初めての孫なんだからね」
「確かにな…」
するとアリアは何かを思い出し、セルセに聞く。
「副隊長の任、どうなったの?」
ああ、と思い出したセルセは話しだす。
「グウェンとギュンターと相談したよ」
「で?」
「妊娠中って事で、さすがに副隊長は無理だろうだから、副隊長の任を解きしばらくは休めって2人は言ってたが、」
「無理」
「……だろうな…」
会話の途中に即答したアリアに、セルセは苦笑するが話しを続ける。
「だが妊娠した今、今までみたいに動くは無理だろう?」
「確かに、ね…」
今の王は有利。
数日前にもう二度と会えないと思ったいた矢先、有利と健は戻ってきたのだった。
セルセは笑いながら話しを続ける。
「で、お前ならそう言うと思って新しい仕事貰ってきた」
「え?」
「何だ?」
2人はセルセを見る。
「グウェンの補佐」
「は?」
まさかグウェンダルの補佐とは思わなかった。
「ピリアーチェは?」
「ピリアは確かにグウェンの補佐してるけど、アイツは主に軍の補佐だからな。お前はグウェンと一緒の書類などの補佐をしてほしいってよ」
「副隊長は誰が?リュイ?」
「ああ、リュイ任せた。
アイツは俺らの代わりに何度も軍をまとめてたから大丈夫だろう」
双子はよく有利の命令(我儘?)で、よく城から出ていた。
その時軍をまとめていたのはリュイだった。
2人にとってリュイは腹心の部下でもあり、とても信頼している者でもあるのだ。
「……わかった。何もしないよりはマシね。しばらくはグウェンの補佐をするわ」
「了解」
コンコン
すると、ドアからノックが聞こえた。
「はい?」
「失礼しますわ」
ドアの開けたのはピリアーチェだった。
「ピリア」
「あら、セルセにお兄様。こちらのいらしたのですね」
「どうしたんだ?」
コンラートの問いにピリアーチェはニコニコ笑いながら近づく。
「アリアに頼まれ事がありまして」
「? 頼み事?」
「何を頼んだんだ?」
2人はアリアを見ると、彼女はニッと笑い指を口に添える。
「秘密vv」
「「……」」
「どうせ見たらすぐに分かるんだから、ちょっと待っててよ」
「「?」」
そう言うとアリアはピリアとともに部屋から出て行く。
「いったい何なんだ?」
「さぁ?」
理由が全く分からない2人だったが、しばらくして2人は戻ってくる。
だが、アリアは笑いながら頭にストールをかぶせていた。
「何でストールを巻いているんだ?」
「ん?見たい?」
「まぁ、気になるけど…」
パサッとアリアは頭を隠していたストールを外す。
「「!」」
「あたくしが切ったのですの。お似合いでしょう?」
セルセとコンラートは驚いた。
そんな2人を見て、アリアとピリアーチェは笑う。
「どう?似合う?」
「お前、どうしたんだ?その頭」
「なんかさ、子どもに栄養持って行かれそうだし、色々と踏ん切りがついたから思いっ切り切っちゃったvv」
なんとアリアの髪の毛は肩辺りまでの長さになっていたのだった。
コンラートは立ち上がり、アリアの髪に触れる。
「似合うよ」
「…ありがと」
すると、セルセは『あ、』と声を出す。
不思議に思った3人は彼を見るが、セルセは笑いながらピリアーチェに話しかける。
「ピリア、俺にも頼みがあるんだけど!」
「はい…?」
「セルセ?」
「?」
そして頼み事が終わった彼らはある所へ赴きました。
「グウェ――ン!」
「「「!?」」」
バッターン!とドアを思いっ切り開けたセルセ。
グウェンダルの近くにはギュンターとヴォルフラムも居て、セルセの後ろにはアリアと苦笑しているコンラート、ピリアーチェは何も言えないような顔になっていた。
「どうしたのだ、セルセ。頭にあるストールは?」
「アリア!?いったいいつ髪を切ったんだ!?」
セルセの後ろにいるアリアに気づいたヴォルフラムは、彼女の髪型を見て驚く。
「さっきね」
「そんな事よりも、見てみろって」
「何をだ…、…!?」
笑いながらセルセは頭にあるストールを外した彼を見て3人は先ほどよりも驚く。
「……セオラン、様…?」
グウェンダルは信じられない顔でセルセを見る。
そんな3人を見て、同じ様に驚いたピリアーチェも苦笑しながら話しだす。
「あたくしも驚きましたわ。まさかセルセが、これほどセオラン様に似ているとは思っていませんでしたので…」
「本当に驚きました。まるでセオラン様が生き返ったのかと思ってしまいましたよ」
ピリアーチェの言葉に頷きながらギュンターも話しだした。
「ピリアが俺を見て驚くから、お前らにも見せて驚かせようと思ってな」
成功だな、と悪戯が上手くいったと笑うセルセ。
「……ああ、確かにセオラン様に…似ているな…」
「グウェン?」
どこか懐かしいような顔になってセルセを見ているグウェンダルに、アリアは不思議に思う。
「だが、今になってどうして切ろうと思ったんだ?」
「私は妊娠したし、色々とキリがよかったから」
「俺はただの気分♪」
ヴォルフラムの問いに双子は笑いながら理由を話した。
それを聞いた一同は苦笑するしかなかった。
そして、後日戻ってきた有利と健は2人を見て驚いたのだった…。
fin
(2008/12/04)
(re:2017/06/17,2024/07/12)
「そ、そうですね…」
アリアの妊娠が発覚し、しばらくたってから想像通りのツェリの反応に苦笑するしかなかった。
「思ったとおりだったな」
「そうね…」
初孫の事でとても嬉しがっていたツェリは『さっそく準備しなくちゃvv』と言って城から出て行った。
疲れきったアリアはテーブルに顔を伏しており、苦笑しながらセルセとコンラートは部屋に入りイスに座っている。
「あまり体に負担かけるなよ」
「……わかってるってば…」
「それにしても、メチャクチャ喜んでたなツェリ様」
コンラートは苦笑する。
「仕方ない。なんたって初めての孫なんだからね」
「確かにな…」
するとアリアは何かを思い出し、セルセに聞く。
「副隊長の任、どうなったの?」
ああ、と思い出したセルセは話しだす。
「グウェンとギュンターと相談したよ」
「で?」
「妊娠中って事で、さすがに副隊長は無理だろうだから、副隊長の任を解きしばらくは休めって2人は言ってたが、」
「無理」
「……だろうな…」
会話の途中に即答したアリアに、セルセは苦笑するが話しを続ける。
「だが妊娠した今、今までみたいに動くは無理だろう?」
「確かに、ね…」
今の王は有利。
数日前にもう二度と会えないと思ったいた矢先、有利と健は戻ってきたのだった。
セルセは笑いながら話しを続ける。
「で、お前ならそう言うと思って新しい仕事貰ってきた」
「え?」
「何だ?」
2人はセルセを見る。
「グウェンの補佐」
「は?」
まさかグウェンダルの補佐とは思わなかった。
「ピリアーチェは?」
「ピリアは確かにグウェンの補佐してるけど、アイツは主に軍の補佐だからな。お前はグウェンと一緒の書類などの補佐をしてほしいってよ」
「副隊長は誰が?リュイ?」
「ああ、リュイ任せた。
アイツは俺らの代わりに何度も軍をまとめてたから大丈夫だろう」
双子はよく有利の命令(我儘?)で、よく城から出ていた。
その時軍をまとめていたのはリュイだった。
2人にとってリュイは腹心の部下でもあり、とても信頼している者でもあるのだ。
「……わかった。何もしないよりはマシね。しばらくはグウェンの補佐をするわ」
「了解」
コンコン
すると、ドアからノックが聞こえた。
「はい?」
「失礼しますわ」
ドアの開けたのはピリアーチェだった。
「ピリア」
「あら、セルセにお兄様。こちらのいらしたのですね」
「どうしたんだ?」
コンラートの問いにピリアーチェはニコニコ笑いながら近づく。
「アリアに頼まれ事がありまして」
「? 頼み事?」
「何を頼んだんだ?」
2人はアリアを見ると、彼女はニッと笑い指を口に添える。
「秘密vv」
「「……」」
「どうせ見たらすぐに分かるんだから、ちょっと待っててよ」
「「?」」
そう言うとアリアはピリアとともに部屋から出て行く。
「いったい何なんだ?」
「さぁ?」
理由が全く分からない2人だったが、しばらくして2人は戻ってくる。
だが、アリアは笑いながら頭にストールをかぶせていた。
「何でストールを巻いているんだ?」
「ん?見たい?」
「まぁ、気になるけど…」
パサッとアリアは頭を隠していたストールを外す。
「「!」」
「あたくしが切ったのですの。お似合いでしょう?」
セルセとコンラートは驚いた。
そんな2人を見て、アリアとピリアーチェは笑う。
「どう?似合う?」
「お前、どうしたんだ?その頭」
「なんかさ、子どもに栄養持って行かれそうだし、色々と踏ん切りがついたから思いっ切り切っちゃったvv」
なんとアリアの髪の毛は肩辺りまでの長さになっていたのだった。
コンラートは立ち上がり、アリアの髪に触れる。
「似合うよ」
「…ありがと」
すると、セルセは『あ、』と声を出す。
不思議に思った3人は彼を見るが、セルセは笑いながらピリアーチェに話しかける。
「ピリア、俺にも頼みがあるんだけど!」
「はい…?」
「セルセ?」
「?」
そして頼み事が終わった彼らはある所へ赴きました。
「グウェ――ン!」
「「「!?」」」
バッターン!とドアを思いっ切り開けたセルセ。
グウェンダルの近くにはギュンターとヴォルフラムも居て、セルセの後ろにはアリアと苦笑しているコンラート、ピリアーチェは何も言えないような顔になっていた。
「どうしたのだ、セルセ。頭にあるストールは?」
「アリア!?いったいいつ髪を切ったんだ!?」
セルセの後ろにいるアリアに気づいたヴォルフラムは、彼女の髪型を見て驚く。
「さっきね」
「そんな事よりも、見てみろって」
「何をだ…、…!?」
笑いながらセルセは頭にあるストールを外した彼を見て3人は先ほどよりも驚く。
「……セオラン、様…?」
グウェンダルは信じられない顔でセルセを見る。
そんな3人を見て、同じ様に驚いたピリアーチェも苦笑しながら話しだす。
「あたくしも驚きましたわ。まさかセルセが、これほどセオラン様に似ているとは思っていませんでしたので…」
「本当に驚きました。まるでセオラン様が生き返ったのかと思ってしまいましたよ」
ピリアーチェの言葉に頷きながらギュンターも話しだした。
「ピリアが俺を見て驚くから、お前らにも見せて驚かせようと思ってな」
成功だな、と悪戯が上手くいったと笑うセルセ。
「……ああ、確かにセオラン様に…似ているな…」
「グウェン?」
どこか懐かしいような顔になってセルセを見ているグウェンダルに、アリアは不思議に思う。
「だが、今になってどうして切ろうと思ったんだ?」
「私は妊娠したし、色々とキリがよかったから」
「俺はただの気分♪」
ヴォルフラムの問いに双子は笑いながら理由を話した。
それを聞いた一同は苦笑するしかなかった。
そして、後日戻ってきた有利と健は2人を見て驚いたのだった…。
fin
(2008/12/04)
(re:2017/06/17,2024/07/12)