家族の絆
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「魔球?」
相変わらずの有利の執務室。
テーブルの上には、青白い球体の水晶玉が置いてある。
有利の部屋には有利、双子、エイル、コンラート、ヴォルフラム、グウェンダル、ギュンター、ピリアーチェ、いつものメンバーがいる。
魔球と呼ばれる水晶玉。
それをジッと有利は見ている。
「この魔球って何に使うの?」
「魔球というのは過去へ行けるという水晶玉です」
「過去に!?」
「過去と言っても、魔球に触れた者の心残りの事を感じ取ると言われている」
グウェンダルの説明に、へぇ~っと感心する。
有利に隣にいる双子も興味津々で魔球を見ている。
アリアは不思議に想い、魔球に触れた。
カッ!
「!?」
「アリア!?」
アリアが触れた瞬間、魔球は光出した。
しばらくして その光は消えた。
「いったい…っ何ですか?」
「!?ギュンター!双子や陛下…お兄様2人がいませんわ!」
「ユーリ!?」
「兄様と姉様が…?」
ピリアーチェが言った通り、双子達はその場から居なくなっていたのだ。
「…っ?」
「何なんだ?今の光…」
「あれ?」
有利は何かに気づく。
本来双子達が居たのは床だったはずなのに、今居るのは草。
「ここは一体…」
この場に居たのは有利、双子、コンラート、グウェンダルの5人。
先ほどまで血盟城だったのに、今は芝生。
有利は1人でパニクっているが、双子だけある場所をジッと見ている。
「どうしたんだ?双子…」
「向こうに何かあるのか?」
それに気づいたコンラートとグウェンダル。
「……悪い、3人とも。少し、俺らに付き合ってくれないか?」
「おれは別にいいけど…。どこか行きたい場所でもあるの?」
「…ちょっとね…」
言葉を濁しながら双子はある場所へ歩いて行く。
しばらくしてある一軒が見える。
その家は紅い屋根に、近くには大きな木が1本立っている。
双子はその場で立ち止まる。
「…ここって…」
「知っているのか?」
「知ってるもなにも…ここって,、」
「双子!!」
セルセの言葉を女性の声が遮った。
『双子』と呼ばれたセルセとアリアはビクッとなり、全員はその声の方を見る。
木の下には1人の女性が立っていた。
「…あの人…」
双子以外の3人は驚いた。
アリアと同じ紅い髪、そしてそっくりな横顔。
「双子!危ないから降りてきなさい!」
「『双子』?」
女性の視線をたどると、木の上には幼い双子がいた。
金と紅の髪をした双子だ。
「あれって…。セルセとアリア?」
「という事は ここはお前達の過去か?」
「え!?ここが双子の過去!?」
全員が幼い双子を見て驚く。
木の上にいる双子(小)は有利達に気づく。
「あー。母さま、お客さまだよー」
「客?」
双子(小)を見ていた女性は振り向いた。
その人の顔を見て双子は呟いた。
「…やっぱりな…」
「……母様」
「え!?『母様』!?」
彼女はレイア。
双子の母親だった…。
相変わらずの有利の執務室。
テーブルの上には、青白い球体の水晶玉が置いてある。
有利の部屋には有利、双子、エイル、コンラート、ヴォルフラム、グウェンダル、ギュンター、ピリアーチェ、いつものメンバーがいる。
魔球と呼ばれる水晶玉。
それをジッと有利は見ている。
「この魔球って何に使うの?」
「魔球というのは過去へ行けるという水晶玉です」
「過去に!?」
「過去と言っても、魔球に触れた者の心残りの事を感じ取ると言われている」
グウェンダルの説明に、へぇ~っと感心する。
有利に隣にいる双子も興味津々で魔球を見ている。
アリアは不思議に想い、魔球に触れた。
カッ!
「!?」
「アリア!?」
アリアが触れた瞬間、魔球は光出した。
しばらくして その光は消えた。
「いったい…っ何ですか?」
「!?ギュンター!双子や陛下…お兄様2人がいませんわ!」
「ユーリ!?」
「兄様と姉様が…?」
ピリアーチェが言った通り、双子達はその場から居なくなっていたのだ。
「…っ?」
「何なんだ?今の光…」
「あれ?」
有利は何かに気づく。
本来双子達が居たのは床だったはずなのに、今居るのは草。
「ここは一体…」
この場に居たのは有利、双子、コンラート、グウェンダルの5人。
先ほどまで血盟城だったのに、今は芝生。
有利は1人でパニクっているが、双子だけある場所をジッと見ている。
「どうしたんだ?双子…」
「向こうに何かあるのか?」
それに気づいたコンラートとグウェンダル。
「……悪い、3人とも。少し、俺らに付き合ってくれないか?」
「おれは別にいいけど…。どこか行きたい場所でもあるの?」
「…ちょっとね…」
言葉を濁しながら双子はある場所へ歩いて行く。
しばらくしてある一軒が見える。
その家は紅い屋根に、近くには大きな木が1本立っている。
双子はその場で立ち止まる。
「…ここって…」
「知っているのか?」
「知ってるもなにも…ここって,、」
「双子!!」
セルセの言葉を女性の声が遮った。
『双子』と呼ばれたセルセとアリアはビクッとなり、全員はその声の方を見る。
木の下には1人の女性が立っていた。
「…あの人…」
双子以外の3人は驚いた。
アリアと同じ紅い髪、そしてそっくりな横顔。
「双子!危ないから降りてきなさい!」
「『双子』?」
女性の視線をたどると、木の上には幼い双子がいた。
金と紅の髪をした双子だ。
「あれって…。セルセとアリア?」
「という事は ここはお前達の過去か?」
「え!?ここが双子の過去!?」
全員が幼い双子を見て驚く。
木の上にいる双子(小)は有利達に気づく。
「あー。母さま、お客さまだよー」
「客?」
双子(小)を見ていた女性は振り向いた。
その人の顔を見て双子は呟いた。
「…やっぱりな…」
「……母様」
「え!?『母様』!?」
彼女はレイア。
双子の母親だった…。
1/3ページ