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小シマロンから王自ら眞魔国に来るという事で有利達はいつものメンバーにグウェンダル、ギュンターが港へ迎えに来ていた。
もちろんアリアはピリアーチェと共に血盟城に留守番。
「たった一隻で来たのか…」
「ま、戦争ってワケじゃないからな」
サラレギーを乗せた船が一隻だけで眞魔国に来た事に勝利は驚きを隠せないでおり、それを聞いたセルセは苦笑する。
「ユーリ陛下、突然訪れてしまった事をお許し下さい」
船から降り立ったサラレギーは有利に突然来た事に対しての詫び、そしてその理由を話し出す。
「書状を頂き陛下がご無事だと知り、居ても立っても居られませんでした。
わたしの船から落ち、あのまま遭難なされたのかと思っていましたが、本当に良かった…」
その言葉にヴォルフラムは苛立つ。
「よくもぬけぬけと…」
「落ち着けって、ヴォル。お前がキレても仕方ないんだからさ」
「分かってる」
セルセは苦笑しながら苛立っているヴォルフラムの頭をポンポンっと軽く叩いた。
「サラの方こそ無事でよかった。疲れただろ?城に案内するよ」
「ありがとう、ユーリ」
すると有利はサラレギーからセルセを見る。
「セルセ」
「なんだ」
「馬車にはサラと2人で乗るから」
その言葉にセルセだけでなく全員が驚く。
「…了解しました」
魔王直属親衛軍隊長としてセルセは真剣な表情でそう頷いたのだった。
こうして2人は一緒の馬車に乗る事となり2人が何を話しているかは誰もが分からなかったが、無事に血盟城へと到着した事にセルセ達はホッとした。
そしてサラレギーを謁見の間へと案内したのだ。
「おかげで大シマロンの脅威から逃れる事が出来そうです。本当に眞魔国の方々のおかげです。
それにウェラー卿に剣を向けたベリエスをかえして頂けるとか、本来ならどのような処罰を受けても可笑しくはありません。なのに…」
「正々堂々とした勝負だったって聞いている。負けたからって何も問題はないさ」
「そう言って頂けると気が楽になります。これからも眞魔国とは良い関係を築いていきたいものです」
「こちらこそ、改めてよろしくお願いするよ。サラ」
笑顔で答える有利に全員が驚きの表情で彼を見たが、双子だけは呆れながらも有利らしいと思い笑いながら小さな声で話し出す。
「ま、こうなるとは予想してたけどな」
「しょうがないんじゃない?いくら私達が言ったって、素直に聞くとは思えないし」
「だよな~」
と、有利が魔王になってから側で見ていた双子はそう笑いながら話していた。
「というワケで、おれはこれからも小シマロンの人達と、サラと仲良くやっていくつもりだから皆もそのつもりでよろしくな!」
「ユーリ!」
相変わらずの彼にヴォルフラムは怒る。
「おれも…サラの事よく分かってなかったんだなって思う」
サラレギーはハッと小さく驚く。
「だからおれの事をサラにもっと知ってもらって、おれもサラの事をもっと知りたいtてそう思うんだ。
とりあえず、またそこから始めてみようかな~って」
「……」
「そりゃ、今まで通りってワケにはいかないけどな」
『今まで通りではない』と聞いたサラレギーは一瞬驚いた表情になったが、すぐに少しうつむき気づかれないように微笑んだのだった。
こうして話が終わってから、有利はサラレギーをベリエスがいる部屋へと案内する為に謁見の間から出て行く。
珍しくついて行かなかった双子はただ笑っていた。
「だってさ、グウェン」
「……」
隣で仏頂面しているグウェンダルに笑いながらからかう様に話しかけた。
「ま、魔王が決めたんなら俺達は素直に従わないとな~」
「お前はいいのか。あの時、やたら怒っていたのにな」
あの時、それはサラレギーが有利を騙して力を解放させ大シマロンを滅ぼそうと企んでいた事が分かったセルセはメチャクチャ怒っていた。
あのヴァルトラーナまでもが黙ってしまうほどに…。
「そうだけど、ユーリが決めたなら素直に従うだけだろ?俺は親衛軍の隊長なんだからさ」
いくらいつも仲良く、時に有利と共にいても隊長としての立場を忘れないでいた。
それは彼と初めて会った時から変わらなかったのだ。
「……そうか」
セルセの言葉にグウェンダルはそう答えた。
もちろんアリアはピリアーチェと共に血盟城に留守番。
「たった一隻で来たのか…」
「ま、戦争ってワケじゃないからな」
サラレギーを乗せた船が一隻だけで眞魔国に来た事に勝利は驚きを隠せないでおり、それを聞いたセルセは苦笑する。
「ユーリ陛下、突然訪れてしまった事をお許し下さい」
船から降り立ったサラレギーは有利に突然来た事に対しての詫び、そしてその理由を話し出す。
「書状を頂き陛下がご無事だと知り、居ても立っても居られませんでした。
わたしの船から落ち、あのまま遭難なされたのかと思っていましたが、本当に良かった…」
その言葉にヴォルフラムは苛立つ。
「よくもぬけぬけと…」
「落ち着けって、ヴォル。お前がキレても仕方ないんだからさ」
「分かってる」
セルセは苦笑しながら苛立っているヴォルフラムの頭をポンポンっと軽く叩いた。
「サラの方こそ無事でよかった。疲れただろ?城に案内するよ」
「ありがとう、ユーリ」
すると有利はサラレギーからセルセを見る。
「セルセ」
「なんだ」
「馬車にはサラと2人で乗るから」
その言葉にセルセだけでなく全員が驚く。
「…了解しました」
魔王直属親衛軍隊長としてセルセは真剣な表情でそう頷いたのだった。
こうして2人は一緒の馬車に乗る事となり2人が何を話しているかは誰もが分からなかったが、無事に血盟城へと到着した事にセルセ達はホッとした。
そしてサラレギーを謁見の間へと案内したのだ。
「おかげで大シマロンの脅威から逃れる事が出来そうです。本当に眞魔国の方々のおかげです。
それにウェラー卿に剣を向けたベリエスをかえして頂けるとか、本来ならどのような処罰を受けても可笑しくはありません。なのに…」
「正々堂々とした勝負だったって聞いている。負けたからって何も問題はないさ」
「そう言って頂けると気が楽になります。これからも眞魔国とは良い関係を築いていきたいものです」
「こちらこそ、改めてよろしくお願いするよ。サラ」
笑顔で答える有利に全員が驚きの表情で彼を見たが、双子だけは呆れながらも有利らしいと思い笑いながら小さな声で話し出す。
「ま、こうなるとは予想してたけどな」
「しょうがないんじゃない?いくら私達が言ったって、素直に聞くとは思えないし」
「だよな~」
と、有利が魔王になってから側で見ていた双子はそう笑いながら話していた。
「というワケで、おれはこれからも小シマロンの人達と、サラと仲良くやっていくつもりだから皆もそのつもりでよろしくな!」
「ユーリ!」
相変わらずの彼にヴォルフラムは怒る。
「おれも…サラの事よく分かってなかったんだなって思う」
サラレギーはハッと小さく驚く。
「だからおれの事をサラにもっと知ってもらって、おれもサラの事をもっと知りたいtてそう思うんだ。
とりあえず、またそこから始めてみようかな~って」
「……」
「そりゃ、今まで通りってワケにはいかないけどな」
『今まで通りではない』と聞いたサラレギーは一瞬驚いた表情になったが、すぐに少しうつむき気づかれないように微笑んだのだった。
こうして話が終わってから、有利はサラレギーをベリエスがいる部屋へと案内する為に謁見の間から出て行く。
珍しくついて行かなかった双子はただ笑っていた。
「だってさ、グウェン」
「……」
隣で仏頂面しているグウェンダルに笑いながらからかう様に話しかけた。
「ま、魔王が決めたんなら俺達は素直に従わないとな~」
「お前はいいのか。あの時、やたら怒っていたのにな」
あの時、それはサラレギーが有利を騙して力を解放させ大シマロンを滅ぼそうと企んでいた事が分かったセルセはメチャクチャ怒っていた。
あのヴァルトラーナまでもが黙ってしまうほどに…。
「そうだけど、ユーリが決めたなら素直に従うだけだろ?俺は親衛軍の隊長なんだからさ」
いくらいつも仲良く、時に有利と共にいても隊長としての立場を忘れないでいた。
それは彼と初めて会った時から変わらなかったのだ。
「……そうか」
セルセの言葉にグウェンダルはそう答えた。