マ王、再び
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「聞いたか?」
「もちろん」
「でも、まさかディオネとアスタルテが十貴族じゃないけど、特別貴族になるなんてな」
双子とエイルはセルセの自室で話していた。
「まぁ、私達が眞王陛下の子孫という事も今や眞魔国民全てが知ってるんだしね」
「…確かにな」
あの後、ディオネ家の者は眞王陛下の子孫、アスタルテ家の者は眞王陛下の親戚関係という事を眞魔国民が知る事になった。
その為2つの一族は十貴族よりも上、特別貴族となったのだ。
「だから今回の十貴族会議にエイン叔父様とウィリアムが参加してるって」
「ウィリアム伯父様が?」
「ああ、グウェンが言ってたからな」
「でも、…まさか有利の後の魔王をヴォルにするなんてね…」
「…ああ」
セルセはコンラートと共に有利と健を迎えに眞王廟へ赴き、いつも通り中庭の噴水から2人は現れる。
「お帰りなさい、陛下、猊下」
「お帰り」
「ただいま!」
少し離れた場所からウルリーケも歩いて来る。
「今回は何日くらい経ってる?」
「はい。前回お2人が地球へ戻られてから12日目です」
有利と健は噴水から出て、コンラートからタオルを受け取る。
「狙った時間に来るのは難しいな。1回移動するとすぐには再移送出来ないみたいだし」
「かなり魔力を消費するからね。慣れればもっと簡単に来れるよ」
「だといいけど、……あれ?」
有利は何かに気づく。
それを察したセルセは笑いながら答える。
「今日の迎えは俺とコンラートだけだぞ?」
「珍しいね。いつも我先に迎えに来るのに」
有利達が気づいたのは、今回の迎えにヴォルフラムが居ないという事だった。
「ヴォルフラムは、フォンビーレフェルトの方の用で出かけています。ギュンターは例の準備で忙しくて、」
「ああ、例のアレね」
「ギュンター、そんなに張り切っちゃってるんだ…」
「仕方ありませんわ。ユーリ陛下の成人の儀式ですもの」
魔族にとって16歳は一生を決める大事な時。
色々とあった為、有利自身もすっかり忘れていたらしい。
それを知ったギュンターは魔王陛下である有利の成人の儀式を盛大にしようと張り切っているのだった…。
しばらくして有利は血盟城へ戻り、グレタと抱き合う。
そんな様子を見ながらアリアとエイルは笑いながら有利を迎える。
「お帰り、有利」
「お帰りなさい、陛下」
「あ、ただいま!アリア、エイル」
グレタと一緒に立ち上がった有利は2人に近づく。
「アリア!お腹の調子はどう?」
「前から12日ぐらいしか経ってないんだから…、何時もと変わらず調子良いわよ」
「そっか。やっぱり楽しみだな~、アリアとコンラッドの子ども」
有利の言葉にセルセは苦笑する。
「まだまだ当分先の話しだぞ?ユーリ…」
あの時、眞王や禁忌の箱の時にコンラートとの間に子どもを身籠っている事が分かったアリア。
さすがに妊娠中の彼女に魔王直属親衛軍の副隊長をやらせるワケにはいかないという事で、副隊長の任をリュイに任せ、アリアは軍を辞めていた。
「それに、まだ安定期にも入ってないんだから」
「安定期っていつ頃?」
「普通なら4、5ヶ月ぐらいじゃないかな?」
そんなアリアの格好はシンプルな服でもあり、ワンピースにポンチョを着た格好。
そしていつも着用していたストールは無く、ブーツの中に扇子を入れていた。
「それまでは油断できない感じね」
そうアリアは苦笑する。
その後、有利達は部屋に移りお茶をしていた。
新しいお菓子を食べ、有利は感激している。
このお菓子を作ったのは新しくメイドとして入ったエーフェが作ったらしい。
メイド達が部屋から出て行くとツェリが話しだす。
「そう、ユーリ陛下ももう大人になられるのね?」
「いや、大人って言っても実感は無いんですけど…」
「あら、それなら…」
そう言うとツェリはゆっくり有利の元へ近づく。
「わたくしと、大人の恋をしてみませんこと?」
相変わらずのツェリの色気に有利は顔を紅くし、それを見ていたコンラート達はそれを止める。
「母上、陛下にはまだ早いと思いますよ」
「年齢=彼女いない歴の渋谷には、いきなり上級コースだよね~」
「っていうか、ツェリ様の相手っていう時点で間違いだろ」
「有利は絶対に無理ね」
そう話していた…。
そして、大人という会話でグレタは笑いながらアニシナに、いつか自分もアニシナみたいな毒女になると言っていた。
「もちろん」
「でも、まさかディオネとアスタルテが十貴族じゃないけど、特別貴族になるなんてな」
双子とエイルはセルセの自室で話していた。
「まぁ、私達が眞王陛下の子孫という事も今や眞魔国民全てが知ってるんだしね」
「…確かにな」
あの後、ディオネ家の者は眞王陛下の子孫、アスタルテ家の者は眞王陛下の親戚関係という事を眞魔国民が知る事になった。
その為2つの一族は十貴族よりも上、特別貴族となったのだ。
「だから今回の十貴族会議にエイン叔父様とウィリアムが参加してるって」
「ウィリアム伯父様が?」
「ああ、グウェンが言ってたからな」
「でも、…まさか有利の後の魔王をヴォルにするなんてね…」
「…ああ」
セルセはコンラートと共に有利と健を迎えに眞王廟へ赴き、いつも通り中庭の噴水から2人は現れる。
「お帰りなさい、陛下、猊下」
「お帰り」
「ただいま!」
少し離れた場所からウルリーケも歩いて来る。
「今回は何日くらい経ってる?」
「はい。前回お2人が地球へ戻られてから12日目です」
有利と健は噴水から出て、コンラートからタオルを受け取る。
「狙った時間に来るのは難しいな。1回移動するとすぐには再移送出来ないみたいだし」
「かなり魔力を消費するからね。慣れればもっと簡単に来れるよ」
「だといいけど、……あれ?」
有利は何かに気づく。
それを察したセルセは笑いながら答える。
「今日の迎えは俺とコンラートだけだぞ?」
「珍しいね。いつも我先に迎えに来るのに」
有利達が気づいたのは、今回の迎えにヴォルフラムが居ないという事だった。
「ヴォルフラムは、フォンビーレフェルトの方の用で出かけています。ギュンターは例の準備で忙しくて、」
「ああ、例のアレね」
「ギュンター、そんなに張り切っちゃってるんだ…」
「仕方ありませんわ。ユーリ陛下の成人の儀式ですもの」
魔族にとって16歳は一生を決める大事な時。
色々とあった為、有利自身もすっかり忘れていたらしい。
それを知ったギュンターは魔王陛下である有利の成人の儀式を盛大にしようと張り切っているのだった…。
しばらくして有利は血盟城へ戻り、グレタと抱き合う。
そんな様子を見ながらアリアとエイルは笑いながら有利を迎える。
「お帰り、有利」
「お帰りなさい、陛下」
「あ、ただいま!アリア、エイル」
グレタと一緒に立ち上がった有利は2人に近づく。
「アリア!お腹の調子はどう?」
「前から12日ぐらいしか経ってないんだから…、何時もと変わらず調子良いわよ」
「そっか。やっぱり楽しみだな~、アリアとコンラッドの子ども」
有利の言葉にセルセは苦笑する。
「まだまだ当分先の話しだぞ?ユーリ…」
あの時、眞王や禁忌の箱の時にコンラートとの間に子どもを身籠っている事が分かったアリア。
さすがに妊娠中の彼女に魔王直属親衛軍の副隊長をやらせるワケにはいかないという事で、副隊長の任をリュイに任せ、アリアは軍を辞めていた。
「それに、まだ安定期にも入ってないんだから」
「安定期っていつ頃?」
「普通なら4、5ヶ月ぐらいじゃないかな?」
そんなアリアの格好はシンプルな服でもあり、ワンピースにポンチョを着た格好。
そしていつも着用していたストールは無く、ブーツの中に扇子を入れていた。
「それまでは油断できない感じね」
そうアリアは苦笑する。
その後、有利達は部屋に移りお茶をしていた。
新しいお菓子を食べ、有利は感激している。
このお菓子を作ったのは新しくメイドとして入ったエーフェが作ったらしい。
メイド達が部屋から出て行くとツェリが話しだす。
「そう、ユーリ陛下ももう大人になられるのね?」
「いや、大人って言っても実感は無いんですけど…」
「あら、それなら…」
そう言うとツェリはゆっくり有利の元へ近づく。
「わたくしと、大人の恋をしてみませんこと?」
相変わらずのツェリの色気に有利は顔を紅くし、それを見ていたコンラート達はそれを止める。
「母上、陛下にはまだ早いと思いますよ」
「年齢=彼女いない歴の渋谷には、いきなり上級コースだよね~」
「っていうか、ツェリ様の相手っていう時点で間違いだろ」
「有利は絶対に無理ね」
そう話していた…。
そして、大人という会話でグレタは笑いながらアニシナに、いつか自分もアニシナみたいな毒女になると言っていた。