魔王君臨
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翌朝、復活した眞王の所為で創主達の軍勢が城下町を囲むように現れたのだ。
「兄上、あれは」
「伝説に聞く創主の軍らしい」
「フォンクライスト卿達は間に合いそうにないですね」
「ヒューブ」
「民達の避難、急がせます」
グウェンダルが最後まで言わずと、ヒューブはすぐにその場から去って行く。
「創主が呼び寄せたのか」
「ではユーリはっ」
「ギュンター、大丈夫かしら」
城から昨夜国から出て行ったギュンターを心配そうにしていた。
そして民が避難している間にも敵が城下町へと侵入し始めていた。
「敵の進行がこちらの予想より早いな」
「城下の人々はほとんど収容した。後はこの血盟城で持ちこたえるだけだ」
「その前に決着つけれたらいいな」
ドガン!
「なっ」
「何だ?」
突然大きな音がなり、地面が揺れた。
「眞王廟の方だ」
「何が起こってる…?」
双子達が見た先には眞王廟から煙が出ていたのが見える。
「有利、健」
アリア達はすぐにでも眞王廟へ行く事にしたのだ。
血盟城の門を開き勝利は魔術を使い、その水の魔術の上を通って眞王廟へ赴いた。
その地でもウルリーケが創主達の進行を止めていた。
「皆さん!わたくしが止めている間に早く!」
その間に、一行は眞王廟へ到着した。
「!」
「有利、健っ」
破壊された場所には有利と健が待っていた。
「ユーリ、無事だったか?心配して」
「違う!あれは陛下じゃない」
有利の無事な姿にヴォルフラムは驚くが、すぐに気づいたコンラートは彼の言葉を遮った。
「さすが。よく分かったね」
「猊下…」
「おい!弟のお友達!いや、お前はもう有利の友達なんかじゃない!有利に何をした!?」
「僕はただ見守っていただけだ」
悪気のない口調に勝利は怒り、有利を返せと叫ぶ。
だが健は全く変わらない口調で話す。
「もう遅いよ。彼は眞王に負けてしまった、あの体は眞王のモノだ」
健の言っている意味が分からない。
「何の事だ?」
だが有利は片手を出し魔術を使って攻撃してきた。
「君達に彼を倒せるかい?」
それをすぐに勝利が魔術で防いだ。
まさか有利が攻撃してくるとは思っていなかった。
「有利、お前は有利じゃないのかっ」
「そんなっ 僕達にユーリを倒せだと!?そんな事、出来る筈が!」
それを聞いた健は一言だけ言い放つ。
「それなら世界は滅亡するしかないね」
攻撃が終わると、双子やヨザック、グウェンダル、ヒューブは剣を構える。
「兄上!やめてください!相手はユーリなのですよ!」
「たとえ奴が誰であろうと、眞魔国と民を傷つける事は許さん!…例え、奴が誰であろうと…っ」
「おれが誰でも、…だと?」
5人はそのまま有利に攻撃を仕掛ける。
だが、有利の体に触れる前に彼の魔術で拒まれてしまう。
それから逃れられなかったが、突然背後から何者かが来て5人を助けたのだ。
「くっ」
「げっ、」
「アーダルベルト!」
現れたのはアーダルベルトだった。
どうやら彼は眞魔国に戻ってきてたらしい。
「どうしてここに?」
「何の事は無い。眞王なんぞ信じるから、このザマだ」
するととうとうコンラートまでもが剣を鞘から抜いたのだ。
「ヴォルフラム。こんな時、ユーリだったら何と言うと思う。彼ならきっと、こう言うだろう。『皆が傷つくぐらいなら、自分を討て』と」
剣を構えたコンラートは攻撃をしかけていく。
「だが、俺はユーリを諦めるつもりはない!ユーリは、必ず取り戻す!!」
「その目、気に入らないな」
笑っていた有利の背後から、1つの箱が現れた。
「二度と立ち上がれぬよう、お前達に真の絶望を見せてやろう」
「鏡の水底…」
鏡の水底は有利の前に下りる。
「この最後の禁忌の箱が開いたら、どうなる?」
「創主の完全なる復活」
「笑えない冗談だ」
だが、あの箱の鍵は存在していないはず。
だから今まで箱が開かなかった。
「そう思うか?」
だが意味ありげに笑っている有利を見て双子やコンラートは気づく。
「まさか…」
「嘘でしょ、」
「そんな事…」
気づいた3人に勝利は不思議に思う。
「何だ、どうしたと言うんだ、コンラッド、双子」
「鏡の水底の鍵となったのはエアハルト・ウィンコット。そう、フォンウィンコット卿スザナ=ジュリアの祖先だ。彼女が鍵だったのだ。そして、その鍵は渋谷有利へと受け継がれ、今この体の中にある」
そう言って有利は箱の上に自分の手を突き出し、ギュッと力を込めて握る。
「止めろ…」
「有利!」
その握った場所から血が流れ、箱へと一滴だけ垂れる。
たった一滴の血で5つ目の箱は完全に開いたのだ。
「そんな、」
「本当に、そうなのか!?」
全員が驚きと絶望、色んな感情が廻っていた時、鏡の水底から青い光ろが現れた。
「あれは!?」
そしてその光りは有利の胸へと辺り、光りの所為で彼の服からジュリアのネックレスが現れた。
「エアハルトの事だから、きっと鏡の水底を地球に送っただけじゃなくて、何か仕掛けをしてるんじゃないかと思ったけど」
そう健は独り言の様に呟く。
すると、眞王廟の上空に星の様に光るモノが2つ現れた。
その光りは眞王廟にまっすぐ落ちてきて、現れたのは…。
「ギュンター!ダカスコス!」
この2人だった。
「おい、モルギフはどうしたんだ?」
セルセの問いにダカスコスは、ずっと上空を見て『あそこに…』と呟く。
全員が上空を見ると、そこには今までの形ではないモルギフがゆっくりと下りてくる。
「時は来た…。渋谷!今こそ眞王4000年の真の望みを果たせ!」
「兄上、あれは」
「伝説に聞く創主の軍らしい」
「フォンクライスト卿達は間に合いそうにないですね」
「ヒューブ」
「民達の避難、急がせます」
グウェンダルが最後まで言わずと、ヒューブはすぐにその場から去って行く。
「創主が呼び寄せたのか」
「ではユーリはっ」
「ギュンター、大丈夫かしら」
城から昨夜国から出て行ったギュンターを心配そうにしていた。
そして民が避難している間にも敵が城下町へと侵入し始めていた。
「敵の進行がこちらの予想より早いな」
「城下の人々はほとんど収容した。後はこの血盟城で持ちこたえるだけだ」
「その前に決着つけれたらいいな」
ドガン!
「なっ」
「何だ?」
突然大きな音がなり、地面が揺れた。
「眞王廟の方だ」
「何が起こってる…?」
双子達が見た先には眞王廟から煙が出ていたのが見える。
「有利、健」
アリア達はすぐにでも眞王廟へ行く事にしたのだ。
血盟城の門を開き勝利は魔術を使い、その水の魔術の上を通って眞王廟へ赴いた。
その地でもウルリーケが創主達の進行を止めていた。
「皆さん!わたくしが止めている間に早く!」
その間に、一行は眞王廟へ到着した。
「!」
「有利、健っ」
破壊された場所には有利と健が待っていた。
「ユーリ、無事だったか?心配して」
「違う!あれは陛下じゃない」
有利の無事な姿にヴォルフラムは驚くが、すぐに気づいたコンラートは彼の言葉を遮った。
「さすが。よく分かったね」
「猊下…」
「おい!弟のお友達!いや、お前はもう有利の友達なんかじゃない!有利に何をした!?」
「僕はただ見守っていただけだ」
悪気のない口調に勝利は怒り、有利を返せと叫ぶ。
だが健は全く変わらない口調で話す。
「もう遅いよ。彼は眞王に負けてしまった、あの体は眞王のモノだ」
健の言っている意味が分からない。
「何の事だ?」
だが有利は片手を出し魔術を使って攻撃してきた。
「君達に彼を倒せるかい?」
それをすぐに勝利が魔術で防いだ。
まさか有利が攻撃してくるとは思っていなかった。
「有利、お前は有利じゃないのかっ」
「そんなっ 僕達にユーリを倒せだと!?そんな事、出来る筈が!」
それを聞いた健は一言だけ言い放つ。
「それなら世界は滅亡するしかないね」
攻撃が終わると、双子やヨザック、グウェンダル、ヒューブは剣を構える。
「兄上!やめてください!相手はユーリなのですよ!」
「たとえ奴が誰であろうと、眞魔国と民を傷つける事は許さん!…例え、奴が誰であろうと…っ」
「おれが誰でも、…だと?」
5人はそのまま有利に攻撃を仕掛ける。
だが、有利の体に触れる前に彼の魔術で拒まれてしまう。
それから逃れられなかったが、突然背後から何者かが来て5人を助けたのだ。
「くっ」
「げっ、」
「アーダルベルト!」
現れたのはアーダルベルトだった。
どうやら彼は眞魔国に戻ってきてたらしい。
「どうしてここに?」
「何の事は無い。眞王なんぞ信じるから、このザマだ」
するととうとうコンラートまでもが剣を鞘から抜いたのだ。
「ヴォルフラム。こんな時、ユーリだったら何と言うと思う。彼ならきっと、こう言うだろう。『皆が傷つくぐらいなら、自分を討て』と」
剣を構えたコンラートは攻撃をしかけていく。
「だが、俺はユーリを諦めるつもりはない!ユーリは、必ず取り戻す!!」
「その目、気に入らないな」
笑っていた有利の背後から、1つの箱が現れた。
「二度と立ち上がれぬよう、お前達に真の絶望を見せてやろう」
「鏡の水底…」
鏡の水底は有利の前に下りる。
「この最後の禁忌の箱が開いたら、どうなる?」
「創主の完全なる復活」
「笑えない冗談だ」
だが、あの箱の鍵は存在していないはず。
だから今まで箱が開かなかった。
「そう思うか?」
だが意味ありげに笑っている有利を見て双子やコンラートは気づく。
「まさか…」
「嘘でしょ、」
「そんな事…」
気づいた3人に勝利は不思議に思う。
「何だ、どうしたと言うんだ、コンラッド、双子」
「鏡の水底の鍵となったのはエアハルト・ウィンコット。そう、フォンウィンコット卿スザナ=ジュリアの祖先だ。彼女が鍵だったのだ。そして、その鍵は渋谷有利へと受け継がれ、今この体の中にある」
そう言って有利は箱の上に自分の手を突き出し、ギュッと力を込めて握る。
「止めろ…」
「有利!」
その握った場所から血が流れ、箱へと一滴だけ垂れる。
たった一滴の血で5つ目の箱は完全に開いたのだ。
「そんな、」
「本当に、そうなのか!?」
全員が驚きと絶望、色んな感情が廻っていた時、鏡の水底から青い光ろが現れた。
「あれは!?」
そしてその光りは有利の胸へと辺り、光りの所為で彼の服からジュリアのネックレスが現れた。
「エアハルトの事だから、きっと鏡の水底を地球に送っただけじゃなくて、何か仕掛けをしてるんじゃないかと思ったけど」
そう健は独り言の様に呟く。
すると、眞王廟の上空に星の様に光るモノが2つ現れた。
その光りは眞王廟にまっすぐ落ちてきて、現れたのは…。
「ギュンター!ダカスコス!」
この2人だった。
「おい、モルギフはどうしたんだ?」
セルセの問いにダカスコスは、ずっと上空を見て『あそこに…』と呟く。
全員が上空を見ると、そこには今までの形ではないモルギフがゆっくりと下りてくる。
「時は来た…。渋谷!今こそ眞王4000年の真の望みを果たせ!」