知っていた事
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浴槽から出たセルセ達は有利達が用意した服に着替えた。
「いや――!ピッタリー!」
「うん、中々いいんじゃない?」
「ブロンド君は有ちゃんの服でピッタリ。名付け親さんと赤紫目さんと、渋いポニーテール略して渋ポニさんは勝ちゃんとパパの服ね」
「ホント、皆良く似合ってるよ」
美子のネーミングセンス…。
ブランド君→ヴォルフラム
名付け親さん→コンラート
赤紫目さん→セルセ
渋ポニ→グウェンダル
良いのか悪いのよく分からない。
「ただいまー。おーい、嫁さん」
「親父!今日に限って何でこんなに早く!?」
家の外から声がした。
有利の父親の勝馬だった。
有利はすぐにリビングのドアを閉めようとしたのだが…。
「お、いい匂いだな~。今夜はカレーか。いや、仕事が早く片付いて……あ?」
窓(ベランダ)から家に入ってきた。
「だから、何でそっちからなの?」
「どうも」
「おー、元気そうだな」
窓の近くに居たコンラートを見て勝馬は笑う。
有利は驚きを隠せない。
なぜコンラートと勝馬が知り合いなのか、それは美子も不思議に思ったのだ。
「あら、パパ、この人知ってるの?」
「昔レッドソックスの試合を一緒にな。アンタ、またこっちに来てたのか」
「さっき着いたところです」
『こっち』という単語に有利は驚く。
「こっちって…。親父、この人がドコから来たのか知ってんの!?」
「眞魔国だろ?」
「ハア、」
即答で答えられた有利は溜め息を吐くが、それと同時に勝馬はある事に気がついた。
「まさかお前、もう魔王になったのか!?」
「えー!?そうなの!?有ちゃん!!」
「そうなのって、何で!?どうしてお袋まで知ってんの!?」
衝撃的事実に驚く有利。
家に帰ってきてから驚く事しかしていない有利だった。
『何で』『どうして』と連呼している。
それを聞いていたセルセ達は呆れている。
「何だか…」
「ああ、混乱しているようだな」
「どう見てもそうだよな…」
有利はもう1つ気づいた。
「そうだ!アリア!アリアも呼ばなきゃ!」
「あ、忘れてた。って言ってもアイツがどこにいるのか俺は知らないぞ?」
「有ちゃん、アリアちゃんって?」
初めて聞いた名前に美子は気になる。
「ほら、羽杖理亜の事!理亜も眞魔国の人で、本当の名前はアリアって言うんだ」
理亜の名前で美子や勝馬は思い出した。
「へ~!あの綺麗な理亜ちゃんも魔族だったの!」
「あの有ちゃんの彼女が!」
「えっ ちっ 違っ!理亜はおれの彼女じゃなくて、コンラッドの彼女なんだよ!」
「え~!名付け親さんの彼女だったの!めでたいわね~vv」
まるで自分の子どものように喜んでいる美子だった。
そして有利達はアリアも連れて来る為に迎えに行った。
「ここがアリアの家なのか?」
「そう。アリアはこの家で暮らしてるんだよ」
有利は家のチャイムを押すと出てきたのは、この家の家主でもある紅子だった。
「あら、有利君と健君?それと……?」
真っ先に目が行ったのはセルセであり、驚いた様に目を見開いた。
「あら?アリア?」
「?」
「ではない、わよね。彼はいったい、」
「紅子ー?誰だった?」
「この声…」
紅子の言葉を遮るように家の中から声がした。
すぐに玄関から、そして紅子の後ろからアリアが顔を出した。
「あれ?有利達、来たんだ。私が行こうとしたんだけど…」
コンラート達と同じ様に、この地球での服に着替えており、小さなカバンを持っていた。
「アリア、あの人は?」
紅子はアリアと同じ顔のセルセを指さす。
アリアはああ、と呟き説明する。
「私の双子の兄。名前はセルセって言うの」
「あら~、だからアリアと似てるのね。髪の色が違っても瞳の色は一緒だし、顔も似てるわね」
「でしょ?」
のほほんとしている紅子は、笑っていた。
紅子の話している内容に有利は何かに気づくくと、小さな声でアリアに尋ねる。
「アリア、もしかして、おばさんもおれ達の事…」
「知ってるわよ。当たり前じゃない。もちろん、有利が魔王陛下って事もね」
全く気にする様子も無く、アリアは答える。
「(何でおれの周りは知っている人が多いんだ…!?)」
今まで隠していた自分っていったい…、そう思う有利だった。
「じゃあ私、有利の家に行ってくるから」
「わかったわ。何かあったら電話してね」
「分かった、行ってきます」
家から出たアリアと共に、有利の家で行く事となった。
そして有利の家に戻ってきたアリアを見て美子達はなぜか喜んでいたりしていた…。
2人の喜ばれたアリアだったが、食事と自己紹介をするという事で椅子に座る。
「…お疲れさん」
「…ホント、ツェリ様に似てるんだよね…」
全員が座った事を確認すると、有利が話し出す。
「えっと~、じゃあ紹介するね。おれの向かいに座ってるのが、おれの親父渋谷勝馬で、あとお袋の渋谷美子」
有利に紹介された両親。
勝馬は普通にしていたが、美子はニコニコ笑っている。
「どうも」
「よろしくvvジェニファーって呼んでくださいねvv」
「お名前は美子ではないのですか?」
「美子ですよ。だけどジェニファーなんです!」
「は?」
「……グウェン、異名みたいなものだからね?」
美子の言っている事がわからないグウェンダルにアリアは苦笑しながら小さな声で話す。
「いや――!ピッタリー!」
「うん、中々いいんじゃない?」
「ブロンド君は有ちゃんの服でピッタリ。名付け親さんと赤紫目さんと、渋いポニーテール略して渋ポニさんは勝ちゃんとパパの服ね」
「ホント、皆良く似合ってるよ」
美子のネーミングセンス…。
ブランド君→ヴォルフラム
名付け親さん→コンラート
赤紫目さん→セルセ
渋ポニ→グウェンダル
良いのか悪いのよく分からない。
「ただいまー。おーい、嫁さん」
「親父!今日に限って何でこんなに早く!?」
家の外から声がした。
有利の父親の勝馬だった。
有利はすぐにリビングのドアを閉めようとしたのだが…。
「お、いい匂いだな~。今夜はカレーか。いや、仕事が早く片付いて……あ?」
窓(ベランダ)から家に入ってきた。
「だから、何でそっちからなの?」
「どうも」
「おー、元気そうだな」
窓の近くに居たコンラートを見て勝馬は笑う。
有利は驚きを隠せない。
なぜコンラートと勝馬が知り合いなのか、それは美子も不思議に思ったのだ。
「あら、パパ、この人知ってるの?」
「昔レッドソックスの試合を一緒にな。アンタ、またこっちに来てたのか」
「さっき着いたところです」
『こっち』という単語に有利は驚く。
「こっちって…。親父、この人がドコから来たのか知ってんの!?」
「眞魔国だろ?」
「ハア、」
即答で答えられた有利は溜め息を吐くが、それと同時に勝馬はある事に気がついた。
「まさかお前、もう魔王になったのか!?」
「えー!?そうなの!?有ちゃん!!」
「そうなのって、何で!?どうしてお袋まで知ってんの!?」
衝撃的事実に驚く有利。
家に帰ってきてから驚く事しかしていない有利だった。
『何で』『どうして』と連呼している。
それを聞いていたセルセ達は呆れている。
「何だか…」
「ああ、混乱しているようだな」
「どう見てもそうだよな…」
有利はもう1つ気づいた。
「そうだ!アリア!アリアも呼ばなきゃ!」
「あ、忘れてた。って言ってもアイツがどこにいるのか俺は知らないぞ?」
「有ちゃん、アリアちゃんって?」
初めて聞いた名前に美子は気になる。
「ほら、羽杖理亜の事!理亜も眞魔国の人で、本当の名前はアリアって言うんだ」
理亜の名前で美子や勝馬は思い出した。
「へ~!あの綺麗な理亜ちゃんも魔族だったの!」
「あの有ちゃんの彼女が!」
「えっ ちっ 違っ!理亜はおれの彼女じゃなくて、コンラッドの彼女なんだよ!」
「え~!名付け親さんの彼女だったの!めでたいわね~vv」
まるで自分の子どものように喜んでいる美子だった。
そして有利達はアリアも連れて来る為に迎えに行った。
「ここがアリアの家なのか?」
「そう。アリアはこの家で暮らしてるんだよ」
有利は家のチャイムを押すと出てきたのは、この家の家主でもある紅子だった。
「あら、有利君と健君?それと……?」
真っ先に目が行ったのはセルセであり、驚いた様に目を見開いた。
「あら?アリア?」
「?」
「ではない、わよね。彼はいったい、」
「紅子ー?誰だった?」
「この声…」
紅子の言葉を遮るように家の中から声がした。
すぐに玄関から、そして紅子の後ろからアリアが顔を出した。
「あれ?有利達、来たんだ。私が行こうとしたんだけど…」
コンラート達と同じ様に、この地球での服に着替えており、小さなカバンを持っていた。
「アリア、あの人は?」
紅子はアリアと同じ顔のセルセを指さす。
アリアはああ、と呟き説明する。
「私の双子の兄。名前はセルセって言うの」
「あら~、だからアリアと似てるのね。髪の色が違っても瞳の色は一緒だし、顔も似てるわね」
「でしょ?」
のほほんとしている紅子は、笑っていた。
紅子の話している内容に有利は何かに気づくくと、小さな声でアリアに尋ねる。
「アリア、もしかして、おばさんもおれ達の事…」
「知ってるわよ。当たり前じゃない。もちろん、有利が魔王陛下って事もね」
全く気にする様子も無く、アリアは答える。
「(何でおれの周りは知っている人が多いんだ…!?)」
今まで隠していた自分っていったい…、そう思う有利だった。
「じゃあ私、有利の家に行ってくるから」
「わかったわ。何かあったら電話してね」
「分かった、行ってきます」
家から出たアリアと共に、有利の家で行く事となった。
そして有利の家に戻ってきたアリアを見て美子達はなぜか喜んでいたりしていた…。
2人の喜ばれたアリアだったが、食事と自己紹介をするという事で椅子に座る。
「…お疲れさん」
「…ホント、ツェリ様に似てるんだよね…」
全員が座った事を確認すると、有利が話し出す。
「えっと~、じゃあ紹介するね。おれの向かいに座ってるのが、おれの親父渋谷勝馬で、あとお袋の渋谷美子」
有利に紹介された両親。
勝馬は普通にしていたが、美子はニコニコ笑っている。
「どうも」
「よろしくvvジェニファーって呼んでくださいねvv」
「お名前は美子ではないのですか?」
「美子ですよ。だけどジェニファーなんです!」
「は?」
「……グウェン、異名みたいなものだからね?」
美子の言っている事がわからないグウェンダルにアリアは苦笑しながら小さな声で話す。