助けた者
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あの後すぐにコンラートは3人を追いかけ、セルセはその事をグウェンダルに報告する為に血盟城に残った。
「グウェン!」
アリア達が居たという部屋に入ると、そこにはツェリとヒスクライフも居た。
「ツェリ様…」
部屋には人形が散らばっていた。
「きっと、わたし達の同盟を阻もうとする者が法術を使って…。いったい、どこの国が」
「それは解せません。ここは眞魔国、しかも血盟城です。法術が使えるとは思えません」
この眞魔国で人間の法術を使えるとは思えない。
「だとすれば魔術。でもわからないわ…。…こんな高度な魔術を使える者がいるなんて…、」
「ヴォルフラムとアリアを狙った事もです」
なぜあの2人を狙ったのかわからない…。
「セルセ、ディオネの術ではないな」
グウェンダルの問いにセルセは睨む。
「…確かに香術なら他人を操る事が出来る。だがそれは人、つまり生きているモノにしか通用しない。人形を操る事なんか出来るわけが無い」
「それに、ボクがいますから…。ディオネは眞魔国派同盟に入っていますよ」
心配そうにエイルはグウェンダルに話す。
それを見たグウェンダルは頭を撫でた。
「…っ」
体がぐらつき、浮遊感みたいな感覚までもがする為にアリアは目を覚ます。
目を覚ましたアリアはすぐに周りを見渡す。
「ん?」
周りを見れば、ヴォルフラムがいる。
そしてもう1人…。
「どうして有利がここに?逃げたんじゃないの?」
有利がいた事に呆れるしかなかった。
あの時確かに逃げろと言った筈だが、連れ去られた2人を追いか敵に捕まったという事だろう。
すぐにわかったアリアは溜め息を吐く。
「しょうがないわね」
そう思いながらもアリアは窓の外を見る。
そこは紛れも無い海だった。
「船ね…」
どうしてこんな所に?と思っていたが、しばらくするとヴォルフラムも気づいた。
「ヴォル、大丈夫?」
「アリア…?ここは…」
「ここ?そりゃあ、船の、…あ」
「うっ 気持ち悪い…っ」
「やっぱり、」
さっそく気分が悪くなり、顔が青くなり、何度も窓から吐いている。
「毎回毎回、慣れないわね」
「うぇっ」
呆れながらもアリアはずっとヴォルフラムの背を優しく撫でていた。
すると朝の光で有利は目を覚ました。
「あ、起きたの?有利」
「アリア?無事だったんだな…」
ホッとする有利にヴォルフラムは呆れる。
「これが無事に見えるか…?へなちょこめ」
「いいから黙ってなさいって。余計気持ち悪くなるわよ…」
「あ、ははは~…」
そんな彼に有利は苦笑するだけだった。
「どこか連れて行かれるところなのか?いったどこだろ?」
「僕達が知るか!あの人形達の正体も知らん。誰が操っているんだ!?魔術を使う人形だなんて…」
苦しそうに話すヴォルフラムを見ながらアリアは苦笑する。
「魔術を使う人形…。でもまぁ、とにかく安心したよ。アリアとヴォルフラムが生きてて良かった」
「有利…」
「良くは無い!なぜ1人で追いかけてきた!?」
本当にホッとしている有利は閉じ込められている部屋の中を見る。
「なぜって、そりゃあ咄嗟に…」
「魔王まで一緒に捕まってどうする!僕達だけでよかったのに…っ」
「よくないよ。アリアとヴォルフラムがワケのわかんないヤツらに連れて行かれるなんて…」
相変わらずマイペースな言葉にヴォルフラムは一瞬黙る。
だがすぐに何時もの口調に戻る。
「ふんっ僕達だけならどうにでもなったのに。足手まといが出来ただけだ」
「ヴォル…」
苦笑するアリア。
話していると船の外から鐘の音がした。
「!」
「何?」
「鐘の音ね。どこかに入港するんじゃないかしら」
気になった3人は窓を外を見る。
「アリアの言った通り、入港するらしい」
「ここって、」
「大シマロンね。(また面倒な事に…)」
有利よりもすぐにわかったアリアが答えた。
ここが大シマロンのの港だという事に…。
「グウェン!」
アリア達が居たという部屋に入ると、そこにはツェリとヒスクライフも居た。
「ツェリ様…」
部屋には人形が散らばっていた。
「きっと、わたし達の同盟を阻もうとする者が法術を使って…。いったい、どこの国が」
「それは解せません。ここは眞魔国、しかも血盟城です。法術が使えるとは思えません」
この眞魔国で人間の法術を使えるとは思えない。
「だとすれば魔術。でもわからないわ…。…こんな高度な魔術を使える者がいるなんて…、」
「ヴォルフラムとアリアを狙った事もです」
なぜあの2人を狙ったのかわからない…。
「セルセ、ディオネの術ではないな」
グウェンダルの問いにセルセは睨む。
「…確かに香術なら他人を操る事が出来る。だがそれは人、つまり生きているモノにしか通用しない。人形を操る事なんか出来るわけが無い」
「それに、ボクがいますから…。ディオネは眞魔国派同盟に入っていますよ」
心配そうにエイルはグウェンダルに話す。
それを見たグウェンダルは頭を撫でた。
「…っ」
体がぐらつき、浮遊感みたいな感覚までもがする為にアリアは目を覚ます。
目を覚ましたアリアはすぐに周りを見渡す。
「ん?」
周りを見れば、ヴォルフラムがいる。
そしてもう1人…。
「どうして有利がここに?逃げたんじゃないの?」
有利がいた事に呆れるしかなかった。
あの時確かに逃げろと言った筈だが、連れ去られた2人を追いか敵に捕まったという事だろう。
すぐにわかったアリアは溜め息を吐く。
「しょうがないわね」
そう思いながらもアリアは窓の外を見る。
そこは紛れも無い海だった。
「船ね…」
どうしてこんな所に?と思っていたが、しばらくするとヴォルフラムも気づいた。
「ヴォル、大丈夫?」
「アリア…?ここは…」
「ここ?そりゃあ、船の、…あ」
「うっ 気持ち悪い…っ」
「やっぱり、」
さっそく気分が悪くなり、顔が青くなり、何度も窓から吐いている。
「毎回毎回、慣れないわね」
「うぇっ」
呆れながらもアリアはずっとヴォルフラムの背を優しく撫でていた。
すると朝の光で有利は目を覚ました。
「あ、起きたの?有利」
「アリア?無事だったんだな…」
ホッとする有利にヴォルフラムは呆れる。
「これが無事に見えるか…?へなちょこめ」
「いいから黙ってなさいって。余計気持ち悪くなるわよ…」
「あ、ははは~…」
そんな彼に有利は苦笑するだけだった。
「どこか連れて行かれるところなのか?いったどこだろ?」
「僕達が知るか!あの人形達の正体も知らん。誰が操っているんだ!?魔術を使う人形だなんて…」
苦しそうに話すヴォルフラムを見ながらアリアは苦笑する。
「魔術を使う人形…。でもまぁ、とにかく安心したよ。アリアとヴォルフラムが生きてて良かった」
「有利…」
「良くは無い!なぜ1人で追いかけてきた!?」
本当にホッとしている有利は閉じ込められている部屋の中を見る。
「なぜって、そりゃあ咄嗟に…」
「魔王まで一緒に捕まってどうする!僕達だけでよかったのに…っ」
「よくないよ。アリアとヴォルフラムがワケのわかんないヤツらに連れて行かれるなんて…」
相変わらずマイペースな言葉にヴォルフラムは一瞬黙る。
だがすぐに何時もの口調に戻る。
「ふんっ僕達だけならどうにでもなったのに。足手まといが出来ただけだ」
「ヴォル…」
苦笑するアリア。
話していると船の外から鐘の音がした。
「!」
「何?」
「鐘の音ね。どこかに入港するんじゃないかしら」
気になった3人は窓を外を見る。
「アリアの言った通り、入港するらしい」
「ここって、」
「大シマロンね。(また面倒な事に…)」
有利よりもすぐにわかったアリアが答えた。
ここが大シマロンのの港だという事に…。