衝撃な出来事
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禁忌の箱があるという場所へと案内されていると、今回の事を本人の口からきいた。
「ライラが箱を隠していたなんて」
「あの間抜け面の王も知っているのか?」
「いいえ。王には穢れ無きままでいてほしい。それが、この国にとっても幸いですから」
「穢れねー。それをアンタが一身に引き受けたって訳か」
そして案内された場所は、ライラの家だったのだ。
「うわー!可愛いー!」
「なるほど。禁忌の箱を赤ん坊の寝床にしていたんだな」
禁忌の箱を隠していたのは、ライラの自宅であり、赤ん坊の寝床として使われていたのだ。
「アントワーヌは元気かい?」
食事の用意をしているライラとその母親の声が聞こえてくる。
「ええ。元気よ。母さんが送ってくれたいんげん豆、美味しかったって」
「今度また呼んできな。もうすぐ収穫の時期だからねー。あの子にも手伝わせなくっちゃ」
「え?母さん!フランシアの王なのよ!」
「なーに言ってんだい!アントワーヌはみんなの息子みたいなもんさ!」
笑いながら有利と健は2人の元へ寄る。
「…良い国だな」
「そうだね」
「おれ達にできる事、あるかな?」
「…そうだね」
「さぁさぁ。魔王さんらもウチの自慢の野菜、食べていってよ」
有利達は自慢の野菜を食べてさせてもらうことにした。
翌日、ヨザックとセルセは新しい赤ん坊の寝床を作りそれをライラに渡した。
ライラは新しい寝床に妹を寝かす。
「寝心地はどうかしら?」
気に入っている様子の赤ん坊。
「新しい寝床、気に入ったみたいだな」
「よかった」
「俺達の自信作ですからね」
「気に入ってくれなきゃ困るって」
「良かったじゃない、気に入ってくれて」
有利は赤ん坊をもう一度見る。
「君のベッド、譲ってくれてありがとう。箱は眞魔国で大切に保管するからね。君みたいな子が、安心して大人になれるように」
すると家の外からガラガラという音が聞こえてくる。
「出発に準備ができたみたいですよ」
「?」
不思議に思った有利は家の外へと移動すると、沢山の野菜を箱に入れて戻って来た健とギュンター、そしてヒューブに尋ねる。
「どうしたの?この野菜」
「ライラさん家のご厚意でね。お土産にぜひって」
「収穫は大変でしたが、清々しい汗をかきました」
「眞魔国では珍しい作物もあります。きっと喜んでもらえますよ」
「でも、肝心の箱はどこに乗せるの?」
こんなに野菜が乗っていたら、箱を乗せるスペースが無い事に疑問に思う。
「もう乗ってるよ」
「?」
「ほら」
笑いながら健は野菜を少しだけ退けると、その下に箱が乗っていたのだ。
「こうやっておけば、箱が乗ってるようには見えないだろ?」
「国中が大シマロンの兵隊だらけです。比較的安全なのは、こんな山奥の農村ぐらいのものです」
ライラだけでなく、ライラの母親も心配そうに有利達を見ていた。
「そうとも言えないそうです」
「ああ、来たようだな」
少し遠いところから馬の歩く音がする。
『!』
その方を見ると大シマロン兵が来ていたのだ。
「アイツら、」
「そんな、ここが気づかれるなんて!」
全員が剣を持ち、戦おうとしたが大シマロン兵の中で剣を収めろと命令された。
その命令してきた兵というのは。
「お久しぶりです陛下、アリア…」
「コンラッド…。こんな所で何をしているんだ?」
「こんな状況で再会する事になって残念です。我々は貴方方を包囲しています。抵抗は止めて捕虜になり、箱を引き渡してください」
「何の事かな?ここに乗ってるのは野菜なんだけど?」
笑いながら健が野菜を叩くと、野菜は転げ落ち箱が見えてしまった。
苦笑するしかない健だったが有利がハッキリと答える。
「箱は渡せないよ。これは眞魔国で大事に保管するだ。放って置けばまた、大きな災いが起きる!」
「手荒な事はしたくありません。どうか従ってください」
「本当に、もう戻って来られないのか?おれ達の所には」
有利の問い掛けにコンラートはいつもと変わらない口調で返事をする。
「言った筈です。次に会う時は俺は本当の敵だと。今の俺の主は大シマロンのベラール陛下です」
「コンラッド…」
「お前…」
話を聞いていたヴォルフラムは数歩前へ出る。
「それは本当の気持ちなのか!?答えろ!」
「申し訳ありませんが、これ以上お話している時間はありません。捕らえろ!」
コンラートに命令された兵達は持っていた槍を有利達に向ける。
「コンラート…、貴様!!」
「よせ!ヴォルフラム!」
「ヴォル!」
ヴォルフラムはコンラートの剣で攻撃したが、弾き飛ばされた。
「ライラが箱を隠していたなんて」
「あの間抜け面の王も知っているのか?」
「いいえ。王には穢れ無きままでいてほしい。それが、この国にとっても幸いですから」
「穢れねー。それをアンタが一身に引き受けたって訳か」
そして案内された場所は、ライラの家だったのだ。
「うわー!可愛いー!」
「なるほど。禁忌の箱を赤ん坊の寝床にしていたんだな」
禁忌の箱を隠していたのは、ライラの自宅であり、赤ん坊の寝床として使われていたのだ。
「アントワーヌは元気かい?」
食事の用意をしているライラとその母親の声が聞こえてくる。
「ええ。元気よ。母さんが送ってくれたいんげん豆、美味しかったって」
「今度また呼んできな。もうすぐ収穫の時期だからねー。あの子にも手伝わせなくっちゃ」
「え?母さん!フランシアの王なのよ!」
「なーに言ってんだい!アントワーヌはみんなの息子みたいなもんさ!」
笑いながら有利と健は2人の元へ寄る。
「…良い国だな」
「そうだね」
「おれ達にできる事、あるかな?」
「…そうだね」
「さぁさぁ。魔王さんらもウチの自慢の野菜、食べていってよ」
有利達は自慢の野菜を食べてさせてもらうことにした。
翌日、ヨザックとセルセは新しい赤ん坊の寝床を作りそれをライラに渡した。
ライラは新しい寝床に妹を寝かす。
「寝心地はどうかしら?」
気に入っている様子の赤ん坊。
「新しい寝床、気に入ったみたいだな」
「よかった」
「俺達の自信作ですからね」
「気に入ってくれなきゃ困るって」
「良かったじゃない、気に入ってくれて」
有利は赤ん坊をもう一度見る。
「君のベッド、譲ってくれてありがとう。箱は眞魔国で大切に保管するからね。君みたいな子が、安心して大人になれるように」
すると家の外からガラガラという音が聞こえてくる。
「出発に準備ができたみたいですよ」
「?」
不思議に思った有利は家の外へと移動すると、沢山の野菜を箱に入れて戻って来た健とギュンター、そしてヒューブに尋ねる。
「どうしたの?この野菜」
「ライラさん家のご厚意でね。お土産にぜひって」
「収穫は大変でしたが、清々しい汗をかきました」
「眞魔国では珍しい作物もあります。きっと喜んでもらえますよ」
「でも、肝心の箱はどこに乗せるの?」
こんなに野菜が乗っていたら、箱を乗せるスペースが無い事に疑問に思う。
「もう乗ってるよ」
「?」
「ほら」
笑いながら健は野菜を少しだけ退けると、その下に箱が乗っていたのだ。
「こうやっておけば、箱が乗ってるようには見えないだろ?」
「国中が大シマロンの兵隊だらけです。比較的安全なのは、こんな山奥の農村ぐらいのものです」
ライラだけでなく、ライラの母親も心配そうに有利達を見ていた。
「そうとも言えないそうです」
「ああ、来たようだな」
少し遠いところから馬の歩く音がする。
『!』
その方を見ると大シマロン兵が来ていたのだ。
「アイツら、」
「そんな、ここが気づかれるなんて!」
全員が剣を持ち、戦おうとしたが大シマロン兵の中で剣を収めろと命令された。
その命令してきた兵というのは。
「お久しぶりです陛下、アリア…」
「コンラッド…。こんな所で何をしているんだ?」
「こんな状況で再会する事になって残念です。我々は貴方方を包囲しています。抵抗は止めて捕虜になり、箱を引き渡してください」
「何の事かな?ここに乗ってるのは野菜なんだけど?」
笑いながら健が野菜を叩くと、野菜は転げ落ち箱が見えてしまった。
苦笑するしかない健だったが有利がハッキリと答える。
「箱は渡せないよ。これは眞魔国で大事に保管するだ。放って置けばまた、大きな災いが起きる!」
「手荒な事はしたくありません。どうか従ってください」
「本当に、もう戻って来られないのか?おれ達の所には」
有利の問い掛けにコンラートはいつもと変わらない口調で返事をする。
「言った筈です。次に会う時は俺は本当の敵だと。今の俺の主は大シマロンのベラール陛下です」
「コンラッド…」
「お前…」
話を聞いていたヴォルフラムは数歩前へ出る。
「それは本当の気持ちなのか!?答えろ!」
「申し訳ありませんが、これ以上お話している時間はありません。捕らえろ!」
コンラートに命令された兵達は持っていた槍を有利達に向ける。
「コンラート…、貴様!!」
「よせ!ヴォルフラム!」
「ヴォル!」
ヴォルフラムはコンラートの剣で攻撃したが、弾き飛ばされた。