戦いへ参戦
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首都まで運ぶ為に、長い棒に縄で箱をぶら下げたのだ。
それを男4人で運んでいる。
「やっとランベールだ。少し休もうか」
「またですか?そもそもこれは猊下のご命令ですよ」
「(なぜ僕がこんな事を…)」
健達と一緒に抱えているヴォルフラムは拗ねていた。
「拗ねない、拗ねない」
「…拗ねてない」
「(拗ねてるって)」
見た通り拗ねている彼にアリアは苦笑するだけだった。
「予選の1位が来たぞ―――!!」
「「「「「「!」」」」」
遠くから声が聞こえ、全員でそちらを見る。
「予選通過はカロリアだ!」
「どうもどうも――!」
「やったのね!」
1位で来たのは有利とヨザックだった。
無事に到着した2人とTゾウにフリン達はホッと一安心。
「良かった…」
「さすがだな」
「ホント」
こうして第5回天下一武道開に無事、出場が出来る事になったのだった。
その頃のカロリアでは、グウェンダル達は眞魔国へ帰るために準備をしている。
「今日中には出向だ。準備を急げ」
「「はっ!!」」
グウェンダルは兵に命令するが、ギュンターは遠くを見ている。
「陛下…、危険な目にあっていらっしゃらないだろうか…」
「心配ない」
心配しているギュンターに声を掛けたのはグウェンダルだった。
「双子とヨザックがついている。人間の国を行くのに奴らほど頼りになる者はいない。それに、今回は伝説の大賢者もいるのだ。滅多な事にはなるまい」
「ですが、やはり心配です!あの我儘プーのヴォルフラムがまた短気を起こしたりしていたら…。ああ、こんな時にコンラートがいてくれたら…」
手を額に当て、疲れきった顔で話すギュンター。
「大丈夫ですわ…」
「ピリアーチェ」
「今のアリアとセルセはコンラートお兄様の代わりに、何があっても陛下を守ると言っていましたわ」
「双子がそんな事を…」
ピリアーチェの口から双子の真意を聞き、少し哀しい顔をするギュンター。
「それに…、コンラートお兄様がいなくなって、1番哀しい想いをしているのは……アリアですわ」
「そうですね…。今のアリアはどこか無理している感じでした」
ギュンターも最近のアリアを見て思っていた。
「いない者の事を言っても仕方がないだろう。運べ」
「「「は!」」」
グウェンダルに命令された3名の兵は箱を持ち上げる。
「我々には、あの箱を安全な場所に保管するという役目がある」
「ええ。それは分かっています」
「それに、早く帰らねば大変な事になっている気がしてな」
「え?」
「……あたくしも思っていましたわ、お兄様」
グウェンダルとピリアーチェが言う大変な事…。
それは。
『ホーッホホホホ!国の事はこのわたくしに任せなさ――い!!
女性の力を結集して男が統治するよりも、 精神的で活気的な政治を行って見せます!!』
『アニシナ、カッコいいvvv』
『うふふふ!』
男がいない間にアニシナが何かをしていそう、という予感なのだ。
「寒気が…」
「あたくしもです。眞魔国にお戻りになったら頑張ってくださいね、お兄様」
「…………」
何も言えない3人だった。
それを男4人で運んでいる。
「やっとランベールだ。少し休もうか」
「またですか?そもそもこれは猊下のご命令ですよ」
「(なぜ僕がこんな事を…)」
健達と一緒に抱えているヴォルフラムは拗ねていた。
「拗ねない、拗ねない」
「…拗ねてない」
「(拗ねてるって)」
見た通り拗ねている彼にアリアは苦笑するだけだった。
「予選の1位が来たぞ―――!!」
「「「「「「!」」」」」
遠くから声が聞こえ、全員でそちらを見る。
「予選通過はカロリアだ!」
「どうもどうも――!」
「やったのね!」
1位で来たのは有利とヨザックだった。
無事に到着した2人とTゾウにフリン達はホッと一安心。
「良かった…」
「さすがだな」
「ホント」
こうして第5回天下一武道開に無事、出場が出来る事になったのだった。
その頃のカロリアでは、グウェンダル達は眞魔国へ帰るために準備をしている。
「今日中には出向だ。準備を急げ」
「「はっ!!」」
グウェンダルは兵に命令するが、ギュンターは遠くを見ている。
「陛下…、危険な目にあっていらっしゃらないだろうか…」
「心配ない」
心配しているギュンターに声を掛けたのはグウェンダルだった。
「双子とヨザックがついている。人間の国を行くのに奴らほど頼りになる者はいない。それに、今回は伝説の大賢者もいるのだ。滅多な事にはなるまい」
「ですが、やはり心配です!あの我儘プーのヴォルフラムがまた短気を起こしたりしていたら…。ああ、こんな時にコンラートがいてくれたら…」
手を額に当て、疲れきった顔で話すギュンター。
「大丈夫ですわ…」
「ピリアーチェ」
「今のアリアとセルセはコンラートお兄様の代わりに、何があっても陛下を守ると言っていましたわ」
「双子がそんな事を…」
ピリアーチェの口から双子の真意を聞き、少し哀しい顔をするギュンター。
「それに…、コンラートお兄様がいなくなって、1番哀しい想いをしているのは……アリアですわ」
「そうですね…。今のアリアはどこか無理している感じでした」
ギュンターも最近のアリアを見て思っていた。
「いない者の事を言っても仕方がないだろう。運べ」
「「「は!」」」
グウェンダルに命令された3名の兵は箱を持ち上げる。
「我々には、あの箱を安全な場所に保管するという役目がある」
「ええ。それは分かっています」
「それに、早く帰らねば大変な事になっている気がしてな」
「え?」
「……あたくしも思っていましたわ、お兄様」
グウェンダルとピリアーチェが言う大変な事…。
それは。
『ホーッホホホホ!国の事はこのわたくしに任せなさ――い!!
女性の力を結集して男が統治するよりも、 精神的で活気的な政治を行って見せます!!』
『アニシナ、カッコいいvvv』
『うふふふ!』
男がいない間にアニシナが何かをしていそう、という予感なのだ。
「寒気が…」
「あたくしもです。眞魔国にお戻りになったら頑張ってくださいね、お兄様」
「…………」
何も言えない3人だった。