再婚パーティー
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シュピッツヴェーグ城に着いた有利一行。
「い!?なんじゃこりゃあ!!??」
有利なある物を見て驚きを隠せない。
「ユーリの像か。うん。なかなかの色艶だ」
有利が驚いたのは、城に飾られていた有利の像が立てられていた事だった。
その格好に有利は鳥肌が立つ。
「ひ~~~~!眉毛が凛々しい!未来を指差してる!カボチャパンツ~~!!」
「18世紀くらいの時代のお城の中にありそうだよね。これ。主にヨーロッパとかに…」
「そういう話しじゃなくて!!」
1人騒いでいる有利とは正反対のコンラートは血盟城に届いていた手紙を見る。
「シュピッツヴェーグ城改築記念式典の案内状に、母上とレイヴンの再婚式の招待状」
「まったく、これ以上新しい兄弟なんているもんか!!」
「そればかりは同感ですわ」
すでに父親が違う4兄弟にとっては、これ以上兄弟は欲しくない。
「良からぬ企みを感じますね」
「母上はあの内戦騒ぎを知っているんだろうか…」
さすがのコンラートもどこか呆れた感じでいた。
「知らずにシュトッフェルに利用されているのかもしれん」
「陛下~~~~vv」
4兄弟だけでなく双子やギュンター達もどこか呆れている時、遠くからツェリの声が聞こえてくる。
ツェリが走って来ると、その後ろからシュトッフェルが出て来て笑顔で話す出す。
「これは、これは陛下。わざわざご足労いただき、ありがとうございます!」
「わたくしの為に!」
「違―――う!!」
「むっ!」
『…………………』
ヒュ―――……
2人の兄妹喧嘩に沈黙が訪れた。
有利達は城の中に入り食事を始めたのはいいが、その食事の雰囲気は重々しく静かなものだった。
一部を除いて。
「はい、レイヴン。あーんしてvv」
「あ、いえ、自分で」
「もう―、照れちゃってvv可愛い~~vv」
一方的ににツェリがレイヴンに話しかけていたが、するとツェリはふとある事を思い出す。
「そうだわ。陛下は初めてになるのよね?こちらレイヴン」
「ああ、いいです、いいです。それなりに知ってますから」
「あら、わたくしのいない間に仲良くなっていたの?」
知らない間に有利とレイヴンが知り合いになっていた事にツェリは不思議に思う。
詳しい事を知らないツェリに、シュトッフェルは苦笑する。
「ははははっ まぁ、あれだ!あれだ。友達の友達は皆友達という古い言い伝えがあってな…」
それを聞いていたグウェンダルは確信を持つ。
「…やはり、内戦騒ぎについては知らないようだな」
「…ああ」
ツェリは『ちょっと失礼』と言い残してバルコニーに出て行くと、その後をレイヴンが追いかけて行く。
2人がバルコニーに出て行った後、シュトッフェルは有利に問いだす。
「陛下!」
「わ!」
急に乗り出してきた彼に有利は驚く。
「陛下はどう思われますか!?あの2人に再婚を!!」
「え?ああ、別にいいんじゃない?」
「僕は反対だ!」
ヴォルフラムが反対を言うと、シュトッフェルは頷きながら話す。
「そう!仮にもツェリは前魔王陛下。節度ある行動を心掛けねば、国民の信頼を失います!」
「節度って、もう手遅れじゃ…」
そう思う有利。
「立場上、わたしではアレと引き止める事は出来ません。レイヴン…」
シュトッフェルは悔しそうにしている。
「なるほど、家臣が御自分よりも上の立場になっては示しがつかない、と?」
「うっ」
ギュンターの言い分に図星だったのか、それ以上何も言えなくなる。
だが。
「いいだろう」
「へ?」
「そうですね。協力しましょう」
「本当か!?」
グウェンダルだけでなく、コンラートも協力すると言った事にシュトッフェルは喜んだ。
シュトッフェルから、一室を借りた部屋で有利達は話している。
「短絡的なシュトッフェルより、強敵になるのは間違えありませんね」
「あの男と利害が一致するのは、いい気がしなしが。仕方あるまい」
「「「同感(ですわね)」」」
「しかし、どうする?」
どうやってあの2人を別れさせるか考えようとした時だった。
「…とりあえずっ」
全員が有利の方を見た。
「とりあえず、この額縁外せ――――――!!」
有利は壁に飾られている自分の肖像画を指さす。
「ああ―――!!何で俺がアイドルみたいに雑誌の表紙やってんだ!?歯が光ってる!レモン持った小指が立ってる!!」
「う~ん…。シュトッフェルという男、趣味だけは良さそうですね」
「どこかだ!!??」
「落ち着け、ユーリ」
あまり動揺していない、というよりも、呆れて何も言えない双子は有利を同情の目で見ていた。
「そんな目で見るな――――!!!」
「諦めた方がいいんじゃない?」
「そうですわね。今更、どう言ったってしょうがないですわよ?陛下」
「ピリアーチェまで~~!」
とことん双子とピリアーチェに同情の眼差しを向けられていた有利でした。
その後は式典の参加があった為、中庭の方へ移動した有利達でした。
「い!?なんじゃこりゃあ!!??」
有利なある物を見て驚きを隠せない。
「ユーリの像か。うん。なかなかの色艶だ」
有利が驚いたのは、城に飾られていた有利の像が立てられていた事だった。
その格好に有利は鳥肌が立つ。
「ひ~~~~!眉毛が凛々しい!未来を指差してる!カボチャパンツ~~!!」
「18世紀くらいの時代のお城の中にありそうだよね。これ。主にヨーロッパとかに…」
「そういう話しじゃなくて!!」
1人騒いでいる有利とは正反対のコンラートは血盟城に届いていた手紙を見る。
「シュピッツヴェーグ城改築記念式典の案内状に、母上とレイヴンの再婚式の招待状」
「まったく、これ以上新しい兄弟なんているもんか!!」
「そればかりは同感ですわ」
すでに父親が違う4兄弟にとっては、これ以上兄弟は欲しくない。
「良からぬ企みを感じますね」
「母上はあの内戦騒ぎを知っているんだろうか…」
さすがのコンラートもどこか呆れた感じでいた。
「知らずにシュトッフェルに利用されているのかもしれん」
「陛下~~~~vv」
4兄弟だけでなく双子やギュンター達もどこか呆れている時、遠くからツェリの声が聞こえてくる。
ツェリが走って来ると、その後ろからシュトッフェルが出て来て笑顔で話す出す。
「これは、これは陛下。わざわざご足労いただき、ありがとうございます!」
「わたくしの為に!」
「違―――う!!」
「むっ!」
『…………………』
ヒュ―――……
2人の兄妹喧嘩に沈黙が訪れた。
有利達は城の中に入り食事を始めたのはいいが、その食事の雰囲気は重々しく静かなものだった。
一部を除いて。
「はい、レイヴン。あーんしてvv」
「あ、いえ、自分で」
「もう―、照れちゃってvv可愛い~~vv」
一方的ににツェリがレイヴンに話しかけていたが、するとツェリはふとある事を思い出す。
「そうだわ。陛下は初めてになるのよね?こちらレイヴン」
「ああ、いいです、いいです。それなりに知ってますから」
「あら、わたくしのいない間に仲良くなっていたの?」
知らない間に有利とレイヴンが知り合いになっていた事にツェリは不思議に思う。
詳しい事を知らないツェリに、シュトッフェルは苦笑する。
「ははははっ まぁ、あれだ!あれだ。友達の友達は皆友達という古い言い伝えがあってな…」
それを聞いていたグウェンダルは確信を持つ。
「…やはり、内戦騒ぎについては知らないようだな」
「…ああ」
ツェリは『ちょっと失礼』と言い残してバルコニーに出て行くと、その後をレイヴンが追いかけて行く。
2人がバルコニーに出て行った後、シュトッフェルは有利に問いだす。
「陛下!」
「わ!」
急に乗り出してきた彼に有利は驚く。
「陛下はどう思われますか!?あの2人に再婚を!!」
「え?ああ、別にいいんじゃない?」
「僕は反対だ!」
ヴォルフラムが反対を言うと、シュトッフェルは頷きながら話す。
「そう!仮にもツェリは前魔王陛下。節度ある行動を心掛けねば、国民の信頼を失います!」
「節度って、もう手遅れじゃ…」
そう思う有利。
「立場上、わたしではアレと引き止める事は出来ません。レイヴン…」
シュトッフェルは悔しそうにしている。
「なるほど、家臣が御自分よりも上の立場になっては示しがつかない、と?」
「うっ」
ギュンターの言い分に図星だったのか、それ以上何も言えなくなる。
だが。
「いいだろう」
「へ?」
「そうですね。協力しましょう」
「本当か!?」
グウェンダルだけでなく、コンラートも協力すると言った事にシュトッフェルは喜んだ。
シュトッフェルから、一室を借りた部屋で有利達は話している。
「短絡的なシュトッフェルより、強敵になるのは間違えありませんね」
「あの男と利害が一致するのは、いい気がしなしが。仕方あるまい」
「「「同感(ですわね)」」」
「しかし、どうする?」
どうやってあの2人を別れさせるか考えようとした時だった。
「…とりあえずっ」
全員が有利の方を見た。
「とりあえず、この額縁外せ――――――!!」
有利は壁に飾られている自分の肖像画を指さす。
「ああ―――!!何で俺がアイドルみたいに雑誌の表紙やってんだ!?歯が光ってる!レモン持った小指が立ってる!!」
「う~ん…。シュトッフェルという男、趣味だけは良さそうですね」
「どこかだ!!??」
「落ち着け、ユーリ」
あまり動揺していない、というよりも、呆れて何も言えない双子は有利を同情の目で見ていた。
「そんな目で見るな――――!!!」
「諦めた方がいいんじゃない?」
「そうですわね。今更、どう言ったってしょうがないですわよ?陛下」
「ピリアーチェまで~~!」
とことん双子とピリアーチェに同情の眼差しを向けられていた有利でした。
その後は式典の参加があった為、中庭の方へ移動した有利達でした。