不思議な石の争奪戦
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「……ん…?…朝…?」
夜が明けてすぐに、アリアは目が覚めた。
ベッドから降りようとした瞬間、後ろから手が伸びてきてアリアの腰にまわす。
「コンラート…?」
「まだ起きる時間じゃないだろ?」
そう言いながらアリアをベットの中に戻しキスを落としていく。
「っ」
キスから解放されたアリアは少しコンラートを睨む様に見上げる。
「昨日から一緒なんだから、もういいでしょ?有利を起こしに行かなきゃ、」
「俺はもっと一緒にいたいけど?それに…」
微笑みながらアリアの耳元に唇を近づける。
「……//」
ーもう少し抱いてたいしー
コンラートがアリアの耳元で囁くと彼女の顔をすぐに赤くなった。
小さい声で『…馬鹿』と言う。
それを聞いたコンラートは嬉しそうに笑顔になり、また優しいキスをする。
2人はまた有利を起こしに行くまで甘い時間をすごした。
朝から血盟上が騒がしい。
通路を歩いている双子、コンラートは不思議に思っている。
「……いったい何だ?何かあるのか?」
「私が知る訳ないじゃない、聞かないでよ」
「…確かにそうだけどさ。はっきり言い過ぎ」
3人がある部屋の前に行くと、そこにはヴォルフラムが立っているのだ。
「どうしたんだ?ヴォルフラム」
「ユー、あ、」
一瞬、4人の間が静かになった。
「………なんでもない」
双子とコンラートは何か分かったように笑いながら部屋を見る。
「…そっか、有利は今勉強中って事か…」
「ギュンター、おもいっきり張り切ってたからな」
久しぶりに有利の長い滞在って事で、ギュンターが張り切って朝から部屋にこもり勉強しているのだ。
すると、しばらくした時だった。
バタバタバタ
「「「「?」」」」
部屋の中が騒がしくなる。
そして。
バタン!
いきなり扉が開き、中から有利が走って来る。
「あ!」
有利はアリアを見るけると、そのまま彼女の後ろに隠れる。
「有利?」
いったい何の用だろうと彼女は不思議に思うだけだったが、それを見たギュンターは怒る。
「アリア!!貴女という人は!!そんなにも陛下のお勉強を邪魔したいのですか!?」
「は!?何で私が怒られてるのよ!?」
ギュンターに責められたアリアは驚く。
「もう疲れたよ!少しは休憩しないと!」
と、有利は彼女の後ろから叫んでいた。
「(……それはいいんだけど。左右からの視線が痛い……)」
アリアが思っている通り、左横からはヴォルフラムの視線、右横からはコンラートの(笑っているけど、オーラが怖い)視線が突き刺さる。
「……」
そんな状況を見ていたセルセは苦笑しながら、ギュンターを静かにさせる。
「…ギュンター、そろそろユーリを休憩させないと疲れて倒れるぞ?」
「そうだよ!そうだよ!ちょっと休憩!ね!」
セルセの言葉に有利は目を輝かせ、大きく頷く。
「分かりました。少しの時間だけですよ」
「分かった!やったー―!」
こうしてやっと休憩を貰った有利は中庭でコンラートとキャッチボールをする事にしたのだった。
2人がキャッチボールをしている間、有利の隣にはヴォルフラムが立っており、双子は柱に寄りかかっている。
「ギュンターの奴、ここぞってばかりに教育してくれちゃってさ~!」
「ギュンターの方はご機嫌だけどね」
アリアが呆れながらそう言うと、有利の隣にいるヴォルフラムが怒っている。
「ご機嫌なものか!!」
「「「?」」」
「どうした?ヴォルフラム?」
怒っている彼に有利は不思議に思う。
「せっかく城にいると言うのに何時も何時もギュンターと2人っきりで。僕とギュンター、どっちが大切なんだ!!」
「…どっちって言われましても…」
ヴォルフラムにそう言われて有利は困り、それを見たアリアは呆れながら話す。
「ヴォル、有利だって疲れてるんだから、困らせる事は言わない方がいいんじゃないの?」
「ふん!!」
ヴォルフラムは拗ねるように横を見た。
「さー、陛下、いきますよ」
「そうだな!よし!思いっ切りこーい!」
立ってキャッチボールをしていた有利は、キャッチャーの様にその場に座り込みミットを構えた。
「いきますよー」
ヒュン!
「うわぁぁl!」
なんとボールはミットではなく、ヴォルフラム目掛けて飛んで行った。
だがさすがの有利と言うべきなのか、彼にぶつかる前にキャッチしたのだ。
「こら!!ウェラー卿!僕を殺す気か!?」
「……すごい球…」
「すみません」
さすがの有利も驚いていたが、笑顔で話しかける。
「でも、筋はいいよ!な、本格的に練習してみないか?」
「そうですか?」
「キャッチャーはおれだぜ!バッテリーに大切なのは、信頼関係。おれを信じろって。どんな球でも受けてやるからさ!」
ガシッ
「何だ、バッテリーって!僕も入れろ!」
いきなり割り込んでくるヴォルフラムに有利は苦笑する。
「いや、バッテリーっていうのは、基本的に2人で、」
するもの、と話していた。
夜が明けてすぐに、アリアは目が覚めた。
ベッドから降りようとした瞬間、後ろから手が伸びてきてアリアの腰にまわす。
「コンラート…?」
「まだ起きる時間じゃないだろ?」
そう言いながらアリアをベットの中に戻しキスを落としていく。
「っ」
キスから解放されたアリアは少しコンラートを睨む様に見上げる。
「昨日から一緒なんだから、もういいでしょ?有利を起こしに行かなきゃ、」
「俺はもっと一緒にいたいけど?それに…」
微笑みながらアリアの耳元に唇を近づける。
「……//」
ーもう少し抱いてたいしー
コンラートがアリアの耳元で囁くと彼女の顔をすぐに赤くなった。
小さい声で『…馬鹿』と言う。
それを聞いたコンラートは嬉しそうに笑顔になり、また優しいキスをする。
2人はまた有利を起こしに行くまで甘い時間をすごした。
朝から血盟上が騒がしい。
通路を歩いている双子、コンラートは不思議に思っている。
「……いったい何だ?何かあるのか?」
「私が知る訳ないじゃない、聞かないでよ」
「…確かにそうだけどさ。はっきり言い過ぎ」
3人がある部屋の前に行くと、そこにはヴォルフラムが立っているのだ。
「どうしたんだ?ヴォルフラム」
「ユー、あ、」
一瞬、4人の間が静かになった。
「………なんでもない」
双子とコンラートは何か分かったように笑いながら部屋を見る。
「…そっか、有利は今勉強中って事か…」
「ギュンター、おもいっきり張り切ってたからな」
久しぶりに有利の長い滞在って事で、ギュンターが張り切って朝から部屋にこもり勉強しているのだ。
すると、しばらくした時だった。
バタバタバタ
「「「「?」」」」
部屋の中が騒がしくなる。
そして。
バタン!
いきなり扉が開き、中から有利が走って来る。
「あ!」
有利はアリアを見るけると、そのまま彼女の後ろに隠れる。
「有利?」
いったい何の用だろうと彼女は不思議に思うだけだったが、それを見たギュンターは怒る。
「アリア!!貴女という人は!!そんなにも陛下のお勉強を邪魔したいのですか!?」
「は!?何で私が怒られてるのよ!?」
ギュンターに責められたアリアは驚く。
「もう疲れたよ!少しは休憩しないと!」
と、有利は彼女の後ろから叫んでいた。
「(……それはいいんだけど。左右からの視線が痛い……)」
アリアが思っている通り、左横からはヴォルフラムの視線、右横からはコンラートの(笑っているけど、オーラが怖い)視線が突き刺さる。
「……」
そんな状況を見ていたセルセは苦笑しながら、ギュンターを静かにさせる。
「…ギュンター、そろそろユーリを休憩させないと疲れて倒れるぞ?」
「そうだよ!そうだよ!ちょっと休憩!ね!」
セルセの言葉に有利は目を輝かせ、大きく頷く。
「分かりました。少しの時間だけですよ」
「分かった!やったー―!」
こうしてやっと休憩を貰った有利は中庭でコンラートとキャッチボールをする事にしたのだった。
2人がキャッチボールをしている間、有利の隣にはヴォルフラムが立っており、双子は柱に寄りかかっている。
「ギュンターの奴、ここぞってばかりに教育してくれちゃってさ~!」
「ギュンターの方はご機嫌だけどね」
アリアが呆れながらそう言うと、有利の隣にいるヴォルフラムが怒っている。
「ご機嫌なものか!!」
「「「?」」」
「どうした?ヴォルフラム?」
怒っている彼に有利は不思議に思う。
「せっかく城にいると言うのに何時も何時もギュンターと2人っきりで。僕とギュンター、どっちが大切なんだ!!」
「…どっちって言われましても…」
ヴォルフラムにそう言われて有利は困り、それを見たアリアは呆れながら話す。
「ヴォル、有利だって疲れてるんだから、困らせる事は言わない方がいいんじゃないの?」
「ふん!!」
ヴォルフラムは拗ねるように横を見た。
「さー、陛下、いきますよ」
「そうだな!よし!思いっ切りこーい!」
立ってキャッチボールをしていた有利は、キャッチャーの様にその場に座り込みミットを構えた。
「いきますよー」
ヒュン!
「うわぁぁl!」
なんとボールはミットではなく、ヴォルフラム目掛けて飛んで行った。
だがさすがの有利と言うべきなのか、彼にぶつかる前にキャッチしたのだ。
「こら!!ウェラー卿!僕を殺す気か!?」
「……すごい球…」
「すみません」
さすがの有利も驚いていたが、笑顔で話しかける。
「でも、筋はいいよ!な、本格的に練習してみないか?」
「そうですか?」
「キャッチャーはおれだぜ!バッテリーに大切なのは、信頼関係。おれを信じろって。どんな球でも受けてやるからさ!」
ガシッ
「何だ、バッテリーって!僕も入れろ!」
いきなり割り込んでくるヴォルフラムに有利は苦笑する。
「いや、バッテリーっていうのは、基本的に2人で、」
するもの、と話していた。