再び魔王君臨
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アリア達が戻ってくると、そこにはすでにアリアやヨザックがすでに戦っていた。
セルセはコンラートが戻って来た事に気づく。
「コンラート!ユーリはどうだったんだ?」
「部屋にちゃんと居た!ヴォルフラムと一緒に部屋のクローゼットに押し込めて来た」
「…なるほど…」
話しながら応戦していたが。
「きゃ…!」
「アリア!!」
アリアの声が聞こえた為、##NAME2##やコンラート、ヨザックが見てみると彼女は右腕を切られた為に血を流していた。
その姿を見たコンラートはすぐに側へ行こうとしたが、アリアはもう1本持っていた剣を左手で持ち、応戦し始める。
「相変わらず、左手でも剣を扱える奴だな」
「…アイツは両手で使うのが得意だから」
「ああ、良かった」
「…でも安心するのは早い、と言うよりも」
セルセがそう言った瞬間、この豪華客船は賊に鎮圧されたいた。
その事に気づいたアリアはすぐにセルセ達の側に駆け寄る。
「無駄な抵抗はやめろ!!武器を持っている者は大人しく武器を捨てて、我々の言う事を聞いてもらおうか!!」
セルセはすぐに隣に立っているアリアに小さな声で話しかける。
「アリア、ストールを頭から被ってろ。あの変なジジイなら女は別の所に連れて行きそうだからな。
一応ストールで顔を隠しておけば、双子の弟って言い訳ができる」
「出来る?」
「顔さえ隠せばなんとかなるだろう。…俺の隣にはゴッツイ女がいるからな」
そう言われたアリアは大丈夫かと思いながらも、髪の毛をまとめ、セルセに言われた通りに頭からストールを被った。
そしてセルセとコンラートの後ろに座り、顔を隠すようにしたのだ。
セルセが思っていた通り、賊どもは近づいてくる。
「そこに居るのは女か?女だったらコッチに来てもらおうか」
「…いや、コイツは俺の双子の弟なんで…」
セルセの言葉にコンラートとヨザックは苦笑するだけだったが、言った張本人は全く気にしていない。
それでも納得できない様子の賊達に、セルセは笑いながらヨザックを指さす。
「俺と一卵性の双子で女装が趣味なんで。それにゴッツイ女なら、そこにもいらっしゃるし、ねぇ」
アリアが隣にいるヨザックを指を指すと、それを見た賊は納得したのかその場から離れていく。
「「(…ホッ)」」
そんな彼らに双子はホッとする。
だがそんな安心も長くは続かず、この船にいた男達は一箇所に集められたのだ。
双子は目立たないようにコンラートとヨザックの後ろに座ると、アリアはセルセに小さい声で文句を言う。
「…女装が趣味だなんて、ヨザじゃあるまいし。一緒にしないでよ…」
一緒にしないで、と話す彼女にヨザックは苦笑するしかなかった。
「酷い事言うなよ、アリア。さすがの俺も傷つくぞ…?」
「どうだか…」
「しょうがないだろ?とっさの言い訳に丁度良いタイミングで近くにヨザがいたからな…。
おかげで、女って怪しまれなかったんだから、いいだろ?」
するとこの船を襲っていた賊の主犯でもある、船長が全員に声が聞こえるように話し始める。
「ご婦人方はワシ等の船で働いてもうらうけんのー!大丈ー夫!愛情を込めて育てたお子さん方は高値で売っちょるけんの!」
そんな事を話を聞いていると、ドアの方から賊に捕まった有利とヴォルフラムが連れてこられたのだ。
それを見たアリアは溜息をつく。
「…やっぱり、見つかったのね」
「ユーリがオチャメな事を仕出かしたと思うのは俺だけか…?」
「大丈夫。私もそう思うから」
また賊の主犯は話をしだした為、双子達は彼を見る。
「そんでもって男だが、ワシャ男は好か――ん!よって―、廃棄処分決定!」
そう言い切った。
「船ごと燃やして、火祭り前夜祭といこうかの――!!」
『おぉ―――!!』
主犯の言葉に手下達は多いに喜んだ。
今まで黙って聞いていた捕らわれた男性達も焦りが現れ、『死にたくない』と立ちながら叫んだが、近くにいた手下に殴られてしまったのだ。
「おい!!」
その様子を見た有利はキッと彼を睨む。
「由緒正しい盗賊っつーのは金品頂いてとんづらだろう!」
「ワシ等盗賊じゃなくて海賊じゃけん!」
「そういう事言ってんじゃねーよ!」
「やめろ、ユーリ!落ち着け!」
興奮している有利をヴォルフラムは宥め様としていたが、その時、少し離れた場所から女の子の悲鳴が聞こえてくる。
「ベアトリス!」
「お父様!」
海賊に連れて行かれようとしていたのは、先程のパーティーで有利と一緒に踊ったベアトリスだったのだ。
「…っ」
ズシンッ
その瞬間、大きな音がして船が揺れたのだ。
「キレた」
アリアは呆れる。
有利は全く雰囲気を変え、賊長の所に歩いて行く。
「力を持たぬ客船を襲い、壊し奪うの悪行三昧。血も涙も無い盗人供、テメェ等なんざ人間じゃねぇ!!」
「何だ、テメーは!野郎共、であえ、であえ――!!」
命令された手下共はすぐに有利の周りを取り囲む。
「ユーリ…」
「とうとうあれが来たか」
「あーあ」
アリア達はヴォルフラムの方へ近づく。
コンラート、ヴォルフラム、セルセは2度目だったから何とも思っていなかったが、初めて見たアリアは驚きながら尋ねる。
「何あれ。有利はどうしちゃったの?」
「ああ、アリアは初めてなんだよな。なんか…、ユーリは感情を爆発させるとあんな感じで魔王になっちゃうんだよな…」
「そうなの…」
アリアは別人と言って良い程、雰囲気を変えていた有利に納得するだけだった。
「しかし、人間の領域だ。魔族に従う粒子は極端に薄いはず」
「ああ。俺もそれが気がかりだ」
この魔力に有利がどうなるのかわからないのだ。
2人の話に双子は心配しながら有利を見る。
「大丈夫かしら、有利…」
「さあ、何とも言えないな」
「斬った張ったは性分じゃねーが、今回ばかりは情け無用!テメー等まとめて名不魔道に送ってくれる!!」
『!?』
その瞬間、床に落ちていた骨やゴミなどの残骸が浮き始めたのだ。
「骨が!骨が!」
さすがのヴォルフラムも驚きながらコンラートに抱き着く。
そのまま浮き始めた残骸は1つに固まり、大きな骸骨になったのだ。
「成敗!!」
その大きな骸骨は動き他の兵達を追い払っていくが、それを見たコンラート達はゾッとしている。
「ああ、こんな悪趣味な魔術は初めてだ…」
「うう!また気持ち悪くなってきた」
「う…っ さすがの私もこれはキツイ」
「…俺も…、気持ち悪っ」
アリア達4人が話していたら、大きな骸骨は賊の主犯を掴んで持ち上げていた。
「コイツは悪魔だ―――!!!」
「……悪魔…?この正義の文字、見忘れたとは言わせねー!」
骸骨の前に炎で作られたんは『正義』という文字だったのだ。
「…こいつ等、前にもユーリと会った事があるのか…?」
「…日本にあんな奴はいなかったわよ」
「いや~、だから細かい所は目を瞑ってあげて…」
「……無理だと思うな、俺は」
すると、船の外からはサイレン音がなる。
不思議に思った一向は別の方向を見ると、1隻の船が豪華客船の側まで来ていたのんだ。
その船に付けられている旗を見ると、アリアは隣にいるコンラートに尋ねる。
「あれって、」
「シマロンの巡視船だ」
巡視船が来てくれた事に豪華客船の乗客達はホッと安心するのだ。
「…海賊共よ。己の行いを極刑をもって償う覚悟を致せ」
「……はあ?」
「よって沙汰を申し渡す!」
そう言い残して有利はその場に気絶をしてしまい、それと同時に魔術も解かれた為に賊の主犯は残骸に埋め尽くされたのだった。
セルセはコンラートが戻って来た事に気づく。
「コンラート!ユーリはどうだったんだ?」
「部屋にちゃんと居た!ヴォルフラムと一緒に部屋のクローゼットに押し込めて来た」
「…なるほど…」
話しながら応戦していたが。
「きゃ…!」
「アリア!!」
アリアの声が聞こえた為、##NAME2##やコンラート、ヨザックが見てみると彼女は右腕を切られた為に血を流していた。
その姿を見たコンラートはすぐに側へ行こうとしたが、アリアはもう1本持っていた剣を左手で持ち、応戦し始める。
「相変わらず、左手でも剣を扱える奴だな」
「…アイツは両手で使うのが得意だから」
「ああ、良かった」
「…でも安心するのは早い、と言うよりも」
セルセがそう言った瞬間、この豪華客船は賊に鎮圧されたいた。
その事に気づいたアリアはすぐにセルセ達の側に駆け寄る。
「無駄な抵抗はやめろ!!武器を持っている者は大人しく武器を捨てて、我々の言う事を聞いてもらおうか!!」
セルセはすぐに隣に立っているアリアに小さな声で話しかける。
「アリア、ストールを頭から被ってろ。あの変なジジイなら女は別の所に連れて行きそうだからな。
一応ストールで顔を隠しておけば、双子の弟って言い訳ができる」
「出来る?」
「顔さえ隠せばなんとかなるだろう。…俺の隣にはゴッツイ女がいるからな」
そう言われたアリアは大丈夫かと思いながらも、髪の毛をまとめ、セルセに言われた通りに頭からストールを被った。
そしてセルセとコンラートの後ろに座り、顔を隠すようにしたのだ。
セルセが思っていた通り、賊どもは近づいてくる。
「そこに居るのは女か?女だったらコッチに来てもらおうか」
「…いや、コイツは俺の双子の弟なんで…」
セルセの言葉にコンラートとヨザックは苦笑するだけだったが、言った張本人は全く気にしていない。
それでも納得できない様子の賊達に、セルセは笑いながらヨザックを指さす。
「俺と一卵性の双子で女装が趣味なんで。それにゴッツイ女なら、そこにもいらっしゃるし、ねぇ」
アリアが隣にいるヨザックを指を指すと、それを見た賊は納得したのかその場から離れていく。
「「(…ホッ)」」
そんな彼らに双子はホッとする。
だがそんな安心も長くは続かず、この船にいた男達は一箇所に集められたのだ。
双子は目立たないようにコンラートとヨザックの後ろに座ると、アリアはセルセに小さい声で文句を言う。
「…女装が趣味だなんて、ヨザじゃあるまいし。一緒にしないでよ…」
一緒にしないで、と話す彼女にヨザックは苦笑するしかなかった。
「酷い事言うなよ、アリア。さすがの俺も傷つくぞ…?」
「どうだか…」
「しょうがないだろ?とっさの言い訳に丁度良いタイミングで近くにヨザがいたからな…。
おかげで、女って怪しまれなかったんだから、いいだろ?」
するとこの船を襲っていた賊の主犯でもある、船長が全員に声が聞こえるように話し始める。
「ご婦人方はワシ等の船で働いてもうらうけんのー!大丈ー夫!愛情を込めて育てたお子さん方は高値で売っちょるけんの!」
そんな事を話を聞いていると、ドアの方から賊に捕まった有利とヴォルフラムが連れてこられたのだ。
それを見たアリアは溜息をつく。
「…やっぱり、見つかったのね」
「ユーリがオチャメな事を仕出かしたと思うのは俺だけか…?」
「大丈夫。私もそう思うから」
また賊の主犯は話をしだした為、双子達は彼を見る。
「そんでもって男だが、ワシャ男は好か――ん!よって―、廃棄処分決定!」
そう言い切った。
「船ごと燃やして、火祭り前夜祭といこうかの――!!」
『おぉ―――!!』
主犯の言葉に手下達は多いに喜んだ。
今まで黙って聞いていた捕らわれた男性達も焦りが現れ、『死にたくない』と立ちながら叫んだが、近くにいた手下に殴られてしまったのだ。
「おい!!」
その様子を見た有利はキッと彼を睨む。
「由緒正しい盗賊っつーのは金品頂いてとんづらだろう!」
「ワシ等盗賊じゃなくて海賊じゃけん!」
「そういう事言ってんじゃねーよ!」
「やめろ、ユーリ!落ち着け!」
興奮している有利をヴォルフラムは宥め様としていたが、その時、少し離れた場所から女の子の悲鳴が聞こえてくる。
「ベアトリス!」
「お父様!」
海賊に連れて行かれようとしていたのは、先程のパーティーで有利と一緒に踊ったベアトリスだったのだ。
「…っ」
ズシンッ
その瞬間、大きな音がして船が揺れたのだ。
「キレた」
アリアは呆れる。
有利は全く雰囲気を変え、賊長の所に歩いて行く。
「力を持たぬ客船を襲い、壊し奪うの悪行三昧。血も涙も無い盗人供、テメェ等なんざ人間じゃねぇ!!」
「何だ、テメーは!野郎共、であえ、であえ――!!」
命令された手下共はすぐに有利の周りを取り囲む。
「ユーリ…」
「とうとうあれが来たか」
「あーあ」
アリア達はヴォルフラムの方へ近づく。
コンラート、ヴォルフラム、セルセは2度目だったから何とも思っていなかったが、初めて見たアリアは驚きながら尋ねる。
「何あれ。有利はどうしちゃったの?」
「ああ、アリアは初めてなんだよな。なんか…、ユーリは感情を爆発させるとあんな感じで魔王になっちゃうんだよな…」
「そうなの…」
アリアは別人と言って良い程、雰囲気を変えていた有利に納得するだけだった。
「しかし、人間の領域だ。魔族に従う粒子は極端に薄いはず」
「ああ。俺もそれが気がかりだ」
この魔力に有利がどうなるのかわからないのだ。
2人の話に双子は心配しながら有利を見る。
「大丈夫かしら、有利…」
「さあ、何とも言えないな」
「斬った張ったは性分じゃねーが、今回ばかりは情け無用!テメー等まとめて名不魔道に送ってくれる!!」
『!?』
その瞬間、床に落ちていた骨やゴミなどの残骸が浮き始めたのだ。
「骨が!骨が!」
さすがのヴォルフラムも驚きながらコンラートに抱き着く。
そのまま浮き始めた残骸は1つに固まり、大きな骸骨になったのだ。
「成敗!!」
その大きな骸骨は動き他の兵達を追い払っていくが、それを見たコンラート達はゾッとしている。
「ああ、こんな悪趣味な魔術は初めてだ…」
「うう!また気持ち悪くなってきた」
「う…っ さすがの私もこれはキツイ」
「…俺も…、気持ち悪っ」
アリア達4人が話していたら、大きな骸骨は賊の主犯を掴んで持ち上げていた。
「コイツは悪魔だ―――!!!」
「……悪魔…?この正義の文字、見忘れたとは言わせねー!」
骸骨の前に炎で作られたんは『正義』という文字だったのだ。
「…こいつ等、前にもユーリと会った事があるのか…?」
「…日本にあんな奴はいなかったわよ」
「いや~、だから細かい所は目を瞑ってあげて…」
「……無理だと思うな、俺は」
すると、船の外からはサイレン音がなる。
不思議に思った一向は別の方向を見ると、1隻の船が豪華客船の側まで来ていたのんだ。
その船に付けられている旗を見ると、アリアは隣にいるコンラートに尋ねる。
「あれって、」
「シマロンの巡視船だ」
巡視船が来てくれた事に豪華客船の乗客達はホッと安心するのだ。
「…海賊共よ。己の行いを極刑をもって償う覚悟を致せ」
「……はあ?」
「よって沙汰を申し渡す!」
そう言い残して有利はその場に気絶をしてしまい、それと同時に魔術も解かれた為に賊の主犯は残骸に埋め尽くされたのだった。