青の箱庭

・西洋風ファンタジー小説


・主人公のデフォルト名 名前 → エステラ

            苗字 → フローハイム


・『◆◇◆◇』は、時間の経過

         場所の移動
               ・・・を表しています

(改ページも同じ意味です)


・あーるシナリオの場合、章タイトル末尾に * 付き






      昔むかし或るところに、

      青の箱庭と呼ばれる寂れた古城に

      限られた数の使用人たちと住まう

      『幻惑姫』がおりました



それは彼女がいわく付きの青薔薇、『ヘヴネ』を生み出したから。

周囲の大人たちは彼女を『幻惑姫』と呼び、守るためと称してその古城へと追いやりました。


けれど彼女はその定めを甘んじて受けいれ
星となるその日まで、囚われて生活するのだと思っていました。


やがて時が経ち、美しく成長した彼女は
ある夜開かれた夜会で、「ヴァレオ・ローゼリア伯爵」と出逢います。



      「君を迎えに来たんだ、エステラ」


そう言って、彼女を自分の屋敷へ連れ帰る伯爵。
様々な顔をみせる伯爵家の人々と すこしずつ心を通わせはじめました。



けれど、いつしか気づいてしまったのです。
自分が屋敷へと誘われた、『本当の理由』を………。



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