積もる話

諸星と牧 高校三年、IH開会式会場にて


「よぅ、牧。」
「なんだ、諸星か。」
「なんだとは何だよ、久しぶりに会った親友に対して。」
「久しぶりって、愛知決勝の時に会ったばかりだろ。」
「まーそうなんだけどさ。年に数回しか会わねぇんだから、もっと感動しろよ。」
「今さら感動って言われてもな…。それより、あの時の怪我は平気なのか?」
「ん?あんなもん、怪我のうちに入んねぇよ。へーきへーき。」

「今年は海南と対戦出来そうだな。最後のIHだし、どうせなら決勝で当たりたかったけどな。」
「その前にそっちは山王が控えてるじゃねぇか。」
「まぁ…そうだな。でも、山王に勝てないようじゃ優勝なんてありえねぇだろ。」
「こっちとしては、お前が山王を倒してくれるのは助かるがな。」
「お、そんなこと言っていいのか?牧は俺に倒されるってのに。」
「いいんだよ、諸星は俺に倒されるんだからな。」
「…ははっ。」
「…ふっ。」
「じゃあ…」
「ああ…」

「「準決勝で会おうぜ。」」
1/5ページ
スキ