インフォメーション
君は西暦時代の
僕かい？
僕は“司書さん”だ。
面倒臭いが、当館の館長さん代理のようなことをやっている。
自分に「さん」付けで喋るのは変？
司書が館長の代理をするのは変？
いやいや、僕は“司書さん”という存在だから、間違ってはいないんだな、これが。
「さん」付けするなら、「司書さん」さん、だね。
ここでは館内の大雑把な案内をさせてもらうから、道に迷ったら目を通してくれたまえ。
さて。
この大交鎖図書館、今の所は命の危険は無いようだが、良からぬモノも徘徊している事があるのでね。
一応、気を付けておくといい。
こんな所で消滅なんて、面白くないだろう？
現在、リソース不足によって“白紙の栞”も作成はしていないんだ。
よって、“本”への進入は客観視点──つまり読者としての進入となる訳だけど、我慢してくれたまえ。
不便な時代になったものだよ、全く。
ああ、館内の案内だったね。
当館は大まかに、本館および3つの分館に分かれていてね。
特色ごとに蔵書には別の館に収められているんだ。
興味がある本があれば、目を通してみると良いだろう。
確かそれぞれ、J館、L館と名付けられているが、さて、由来は何だったかな。
本来ならもっと多くの分館が存在しているのだが、現在は閉館されていてね。
いずれ増減することもあるだろうが、好きなように楽しんでいってくれたまえ。
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●インフォメーション
このページの事だね。
サービスカウンターとしての役割もあるのだけれど、ただいま本の貸し出しは受け付けていないんだ。
立ち読みしていく分には構わないがね。
本を探している方、そのエリアが何の為にあるのかを確認したい方などは、こちらを参照すると良いだろう。
不備などはあるだろうが、僕の知ったことではないね。
「ご意見箱」にでも投書してくれれば、ミィがそのうち対処してくれるだろうさ。
どうせ時間は無限にあるんだ、気長に待ってくれたまえ。
……面倒になってきた。
続きは任せるよ、ミィ。
そんな投げやりな…
あっ、僕は大交鎖図書館で司書さんのお手伝いをしている、ミィティアって言います！
気軽にミィとお呼びくたさい！
司書さんがお仕事を放棄しちゃったので、続きはぼくの方からご紹介させてもらいますね！
●J館
完全生物“オンルッカー”が飛来した歴史の、地球の記録が収められています。
西暦時代末期の歴史、ニヲスィ時代の歴史、それ以降の歴史に大別されます。
●L館
“ルーニャ”が居着いた歴史の、アースの記録が収められています。
流星雨によって1度滅んだ“ニューアース”の歴史、流星雨が発生せず発展を続けた“ハコニワ”の歴史、に大別されます。
●O館
いずれの分館にも分類されない書物が、こちらに蔵書されています。
どの世界のいつ頃の歴史なのか判別がつかない物が多いですが、いずれも読み応えはありますよ。
●資料館
歴史上の人物、専門用語、などの様々な資料を閲覧することができます。
より詳しい資料(ネタバレを含む)を閲覧したい場合は、当館のどこかに隠されているパスワードを見つけてください。
それを用いることで、閲覧制限のある書庫に入ることが可能です。
●裏口
《外の世界》へ通じている通路です。
次元の狭間のような物で、正当な歴史に繋がっているのかどうかは分かりませんが、気になっちゃいますよね。
ぼくも外に出られたらなあ。
●ご意見箱
こちらに投書された内容は、ぼくが確認させて頂いています。
各書物に関する感想、当館に改善して欲しい案件や提案、などなど何でも投函してみてください。
以上、ミィティアからのご案内でした！
ほら、司書さんも最後くらいは挨拶を……って、逃げたあっ!?
