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3.
僕達を助けてくれたみおちゃんの姿が元に戻った後、みおちゃんはあの姿の事を話してくれた
「あのね...わたし、人魚になれるの」
「人魚?」
「人魚ってあのおとぎ話のか?」
「う、うん」
「っ!すごい!すごいね、みおちゃん!個性が人魚なんて聞いたことないよ!」
「そ、そうかな?」
「そうだよ!かっちゃんの爆発も凄いけど、みおちゃんの個性も凄いよ!僕も早く個性が出ないかな~♪」
「はっ!てめぇの個性なんざぁ~、俺やみおと比べたらどうせ大したもんじゃねぇだろうな」
「っ...」
「そんなことないよ、みーくんも個性が出たら教えてね!」
「うん!でも、なんで個性が人魚だって教えてくれなかったの?」
出久の言ったその言葉に美凪は一瞬、顔をこわばらせたがその事に2人が気づくことがなかった
「あっ...ママがね、珍しい個性だからあんまり人の前で変わっちゃダメだって...言ったから...」
「そうなんだ~、凄い個性だから隠さなくてもいいと思うのにな~」
「てめぇはバカか?珍しい個性だと人に狙われっちまうだろうが!」
「っ!そ、そっか!ごめんね...」
「うんうん。でも、出来たら私の個性の事は誰にも言わないで欲しいの...」
「もちろんだよ!でも、その個性があればヒーローになれると思うのにな〜」
「おい!デク!お前、ぜってぇ言うなよ!」
「い、言わないよ〜!約束する!」
「ふふふ、2人ともありがとう」
こうして、暑い夏の日、僕達3人だけの秘密が出来た。
◇◇◇
2人と別れた美凪は自宅へと帰って来ており台所に立ち青く輝く美しい髪を持つ母である渚に今日あった事を話していた
「ママ...あのね、みーくんとかーくんに人魚の姿のこと、バレちゃった」
「そう...。美凪は2人に姿を見られたこと後悔してる?」
「うんうん。後悔はしてないよ」
「それでいいのよ。あの時、溺れてた2人を助けた美凪はさすが、私とパパの子って思って嬉しかったわ」
「ママ、見てたの?」
「いいえ。でもね、“海”が教えてくれたのよ」
「海が?」
「そうよ。私たち人魚の一族は海と繋がってる。だからね、海が教えてくれるの」
「凄いね!」
「だけどね、美凪。これだけは覚えておいて。私達の一族は本当は伝説と言われている存在なの。だから、人前で人魚になる事はとても危険な事。私達は海に入ることで人魚の姿になってしまうわ。だから、人がいる前で海に入ることはしちゃダメなの。分かる?」
「うん...」
「でもね、今日みたいに誰かが困ってる時にはその力で助けてあげてね。美凪はパパみたいなヒーローになるんでしょ?」
「うん!パパみたいに困ってる人を助けるの!」
「さぁ、じゃあ、そのパパが帰ってくる前にお料理を作りましょう♪」
「はーい!」
◇◇◇
「今日美凪が人魚だってこと、出久くんと勝己くんに知られちゃったみたい」
「なんだって?!それは...」
勢いよく立ち上がったアメジスト色の瞳が印象的な男性は美凪の父親の凱阿である
「ちょっと、美凪が起きちゃうわよ...。幸い、2人ともそれが美凪の個性だって思ってるみたい。それに、2人とも誰にも言わないって約束してくれたそうよ」
「す、すまない。ついね。そうか...あの2人はとてもいい子だから誰かに言うなんて事はないだろうけど...」
「えぇ。でも、そろそろ考えた方がいいかもしれないわ」
「何か気になることがあるのかい?」
「...さざ波がたち始めている。そう海が言ってるわ」
「さざ波か...調べてみるよ」
◇continue◇
僕達を助けてくれたみおちゃんの姿が元に戻った後、みおちゃんはあの姿の事を話してくれた
「あのね...わたし、人魚になれるの」
「人魚?」
「人魚ってあのおとぎ話のか?」
「う、うん」
「っ!すごい!すごいね、みおちゃん!個性が人魚なんて聞いたことないよ!」
「そ、そうかな?」
「そうだよ!かっちゃんの爆発も凄いけど、みおちゃんの個性も凄いよ!僕も早く個性が出ないかな~♪」
「はっ!てめぇの個性なんざぁ~、俺やみおと比べたらどうせ大したもんじゃねぇだろうな」
「っ...」
「そんなことないよ、みーくんも個性が出たら教えてね!」
「うん!でも、なんで個性が人魚だって教えてくれなかったの?」
出久の言ったその言葉に美凪は一瞬、顔をこわばらせたがその事に2人が気づくことがなかった
「あっ...ママがね、珍しい個性だからあんまり人の前で変わっちゃダメだって...言ったから...」
「そうなんだ~、凄い個性だから隠さなくてもいいと思うのにな~」
「てめぇはバカか?珍しい個性だと人に狙われっちまうだろうが!」
「っ!そ、そっか!ごめんね...」
「うんうん。でも、出来たら私の個性の事は誰にも言わないで欲しいの...」
「もちろんだよ!でも、その個性があればヒーローになれると思うのにな〜」
「おい!デク!お前、ぜってぇ言うなよ!」
「い、言わないよ〜!約束する!」
「ふふふ、2人ともありがとう」
こうして、暑い夏の日、僕達3人だけの秘密が出来た。
◇◇◇
2人と別れた美凪は自宅へと帰って来ており台所に立ち青く輝く美しい髪を持つ母である渚に今日あった事を話していた
「ママ...あのね、みーくんとかーくんに人魚の姿のこと、バレちゃった」
「そう...。美凪は2人に姿を見られたこと後悔してる?」
「うんうん。後悔はしてないよ」
「それでいいのよ。あの時、溺れてた2人を助けた美凪はさすが、私とパパの子って思って嬉しかったわ」
「ママ、見てたの?」
「いいえ。でもね、“海”が教えてくれたのよ」
「海が?」
「そうよ。私たち人魚の一族は海と繋がってる。だからね、海が教えてくれるの」
「凄いね!」
「だけどね、美凪。これだけは覚えておいて。私達の一族は本当は伝説と言われている存在なの。だから、人前で人魚になる事はとても危険な事。私達は海に入ることで人魚の姿になってしまうわ。だから、人がいる前で海に入ることはしちゃダメなの。分かる?」
「うん...」
「でもね、今日みたいに誰かが困ってる時にはその力で助けてあげてね。美凪はパパみたいなヒーローになるんでしょ?」
「うん!パパみたいに困ってる人を助けるの!」
「さぁ、じゃあ、そのパパが帰ってくる前にお料理を作りましょう♪」
「はーい!」
◇◇◇
「今日美凪が人魚だってこと、出久くんと勝己くんに知られちゃったみたい」
「なんだって?!それは...」
勢いよく立ち上がったアメジスト色の瞳が印象的な男性は美凪の父親の凱阿である
「ちょっと、美凪が起きちゃうわよ...。幸い、2人ともそれが美凪の個性だって思ってるみたい。それに、2人とも誰にも言わないって約束してくれたそうよ」
「す、すまない。ついね。そうか...あの2人はとてもいい子だから誰かに言うなんて事はないだろうけど...」
「えぇ。でも、そろそろ考えた方がいいかもしれないわ」
「何か気になることがあるのかい?」
「...さざ波がたち始めている。そう海が言ってるわ」
「さざ波か...調べてみるよ」
◇continue◇