入学、そして再会
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2
焦凍と話した後、他のみんなとも一通り挨拶を終えた美凪は自身の席に座っていた
『よかった...みんな良い人達ばっかりで女の子たちともお友達になれたし。でも、なんでみんな私を見ると一回固まった様に動かないんだろ...?寝癖は無かったはずだけど...』
そんなことを考えていた時、扉が開く音がして振り向いた時そこにいたのは懐かしい彼だった
見間違えるはずがない
この街を離れてから1日も忘れる日は無かった
私よりも少しだけ背の高かった彼はもっと身長が伸びていたけど
薄い金髪でツンツンした髪や
目つきが悪いと言われるけど本当は優しい瞳の赤目の三白眼も
そしてあの頃の面影は何も変わっていなかった
「かー君....」
「みお....?」
「っ、ひさしぶり」
その言葉が勝己に届く前に彼は美凪を抱きしめていた
「かー君?」
「ばか...帰って来たなら会いに来いよっ!」
「ごめんね、でも、かー君と会えてよかった!」
そう話す美凪が自分から体を離した時、少しだけ寂しい気がした勝己だったが、それよりもこちらを見ている周囲の視線に気づき、ドスの効いた声で威嚇すると美凪の頭をひと撫でして自分の席へと向かった
美凪も席に戻ろうとした時、扉の前に見えた緑色の髪をした彼に気づいたが、他の女の子と話しており、なおかつどこからか聞こえてきた声に気づいた
「お友達ごっこをしたいなら他所へ行け、ここはヒーロー科だぞ」
「ハイ、 静かになるまでに8秒かかりました。時間は有限だ。君たちは合理性に欠くね。担任の相澤消太だ。よろしく」
「早速だがコレ着てグランドに出ろ」
寝袋に入ったままの彼が担任であり、入学式もガイダンスもないままグランドへ行けと言われる現状にその場にいた誰もが戸惑っていたが、美凪だけは彼らしいと思っていた
そんな美凪の思いを知ってから知らずかふと担任である彼と目があった時、片方の口角が上がって見えた
グランドへ移動するよう指示を受け各々が部屋から出て行こうとした時、 美凪は緑色をした懐かしい彼に手を伸ばした
勝己と同じようにその存在を1日として忘れたことがなかった
夢を諦めずにいると信じていた
誰よりもヒーローに向いている彼
緑屋出久の事を
「いー君...!」
そう僕の事を呼ぶのは1人しかいない
あの日、僕に1番欲しい言葉をくれた
どんな時だって勇気をくれる
こんな僕がヒーローになれると信じてくれた人
「みおちゃん...? みおちゃん!」
「やっぱりいー君だった...!ホームルームの前にもしかしたらって思ってたんだけどタイミングが無くて声をかけれなかったの」
「 みおちゃんも雄英に入学してたなんて!で、でもなんで?!いつ帰ってきたの?!それに、みおちゃんがいたら絶対気付くはずなのに僕、今まで気づかなかった...」
「きっとすごく緊張してたんだよ」
久しぶりに出久のブツブツと早口で喋る様子を見ながら変わってないなと懐かしくなった美凪だったが、グランドに集まるよう言われていたのを思い出した
「みー君、とりあえず着替えてグランドに行こう!」
「はっ!そ、そうだね!じゃあ、みおちゃんまた後で!」
「うん!」
焦凍と話した後、他のみんなとも一通り挨拶を終えた美凪は自身の席に座っていた
『よかった...みんな良い人達ばっかりで女の子たちともお友達になれたし。でも、なんでみんな私を見ると一回固まった様に動かないんだろ...?寝癖は無かったはずだけど...』
そんなことを考えていた時、扉が開く音がして振り向いた時そこにいたのは懐かしい彼だった
見間違えるはずがない
この街を離れてから1日も忘れる日は無かった
私よりも少しだけ背の高かった彼はもっと身長が伸びていたけど
薄い金髪でツンツンした髪や
目つきが悪いと言われるけど本当は優しい瞳の赤目の三白眼も
そしてあの頃の面影は何も変わっていなかった
「かー君....」
「みお....?」
「っ、ひさしぶり」
その言葉が勝己に届く前に彼は美凪を抱きしめていた
「かー君?」
「ばか...帰って来たなら会いに来いよっ!」
「ごめんね、でも、かー君と会えてよかった!」
そう話す美凪が自分から体を離した時、少しだけ寂しい気がした勝己だったが、それよりもこちらを見ている周囲の視線に気づき、ドスの効いた声で威嚇すると美凪の頭をひと撫でして自分の席へと向かった
美凪も席に戻ろうとした時、扉の前に見えた緑色の髪をした彼に気づいたが、他の女の子と話しており、なおかつどこからか聞こえてきた声に気づいた
「お友達ごっこをしたいなら他所へ行け、ここはヒーロー科だぞ」
「ハイ、 静かになるまでに8秒かかりました。時間は有限だ。君たちは合理性に欠くね。担任の相澤消太だ。よろしく」
「早速だがコレ着てグランドに出ろ」
寝袋に入ったままの彼が担任であり、入学式もガイダンスもないままグランドへ行けと言われる現状にその場にいた誰もが戸惑っていたが、美凪だけは彼らしいと思っていた
そんな美凪の思いを知ってから知らずかふと担任である彼と目があった時、片方の口角が上がって見えた
グランドへ移動するよう指示を受け各々が部屋から出て行こうとした時、 美凪は緑色をした懐かしい彼に手を伸ばした
勝己と同じようにその存在を1日として忘れたことがなかった
夢を諦めずにいると信じていた
誰よりもヒーローに向いている彼
緑屋出久の事を
「いー君...!」
そう僕の事を呼ぶのは1人しかいない
あの日、僕に1番欲しい言葉をくれた
どんな時だって勇気をくれる
こんな僕がヒーローになれると信じてくれた人
「みおちゃん...? みおちゃん!」
「やっぱりいー君だった...!ホームルームの前にもしかしたらって思ってたんだけどタイミングが無くて声をかけれなかったの」
「 みおちゃんも雄英に入学してたなんて!で、でもなんで?!いつ帰ってきたの?!それに、みおちゃんがいたら絶対気付くはずなのに僕、今まで気づかなかった...」
「きっとすごく緊張してたんだよ」
久しぶりに出久のブツブツと早口で喋る様子を見ながら変わってないなと懐かしくなった美凪だったが、グランドに集まるよう言われていたのを思い出した
「みー君、とりあえず着替えてグランドに行こう!」
「はっ!そ、そうだね!じゃあ、みおちゃんまた後で!」
「うん!」