入学、そして再会
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1
オールマイトと一緒に学校まで登校した美凪は校門前に来ていた
「じゃあ、ぱぱ、また後でね!」
「あぁ!ちゃんと教室まで行けるかい?」
「大丈夫だよ、あっ!これ今日のお弁当ね」
美凪から渡されたのは可愛らしいパステル色の風呂敷に包まれた愛情弁当だった
『ん”ん”っ!朝からHAPPY~‼』
「ぱぱ?」
にやけ顔の父を不思議に思った美凪が心配そうに声を掛けると我に返った
「はっ! ありがとう! 美味しく頂くよ!」
「ぱぱも初出勤頑張ってね!」
「あぁ!でわね!」
そう言うとボンっ!と音がして細い体から、がたいのいいマッスルフォームへと姿を変えたオールマイトと別れた美凪は教室へと向かうのであった
♢♢♢
教室に入るとまだ誰もいない部屋に窓から光が差し込んでいた
『今日からここで頑張るんだ....』
そう思っていた時、ガラっと音がして振り向くと扉が開き眼鏡をかけた七三分けの男の子が立っていた
「おはようございます!」
美凪が挨拶をするが目の前の男の子から反応はなく立っているだけだった
そんな彼を不思議に思う美凪の一方で固まった様に立っている男の子、飯田天哉は感じたことのない感情を抱いていた
目の前にいる女の子は人間なのだろうか
天使か? 女神か? はたまた妖精か?
ふんわりとウエーブのかかる髪は白銀と水色が混じっていて、まるで透明な海のようだ
そして、アメジスト色の瞳は大きくぱっちりとしており
白く滑らかそうな肌は頬が色づき
小さな唇は桜色に染まっていた
スラリと伸びる手足はまるで人形のように美しく、そのスタイルに目のやり場が困った
「あの...どこか具合悪い?」
そう言いながら覗き込まれた時、俺の意識は強制的に戻された
「っ!す、すまない!大丈夫だ。俺は飯田天哉だ」
「よかった、私は神海美凪!飯田君って呼んでいいかな?」
「あぁ...。君の事は何と呼べば...」
「なんでもいいよ!美凪でも神海でも!」
「では...深海君と呼ばせてもらってもいいだろうか?」
「もちろん!よろしくね!」
そう言われて微笑まれた時、彼女の後ろに後光が差したように見えたのは気のせいだろうか。そして、苗字で呼んでしまうことを選択したことに激しく後悔した
その後、徐々にクラスメイトが集まり出したが美凪君を見ると全員が同じ反応をしていた
『まぁ、彼女を見ればそうなるだろうな...』
それからツートンカラーの髪をした男の子が入って来た時、もしやと思い自分を囲んでいるクラスメイトを分けて進むと懐かしい顔が見えた
「しょー君!」
「みお?」
「よかった!一緒のクラスだったんだね、お手紙でここに入学する事になったって書いてあったから同じだと良いなって思ってたの!」
「そうか、俺もみおと一緒で嬉しいよ」
そう言うしょー君は穏やかな顔で微笑んでいた。しょー君とはゲーテおじいちゃんと暮らしていた時にエンデヴァーおじさまと一緒に来てくれていたけど、ある時を境にぱったりと来なくなった
ずっと心配していた時、何の前触れもなく1人で会いに来てくれた
でも、その時の彼は左目の辺りに大きなやけどをしていた
何があったのか尋ねたら淡々とまるで他人事のように自分の身に起こった事を話してくれた
お母さんのこと、やけどのこと、エンデヴァーおじさまに対すること
いろんな事を話すしょー君は私より大きいはずなのに小さく見えた。殻に閉じこもって必死に自分を守ろうとするしょー君に私が出来る事はただ、抱きしめてあげることだけだった
それからはあまり会いに来ることはなかったけど、お手紙のやり取りをするようになった
ゲーテおじいちゃんが亡くなった時、パパの所に行く前に1度だけ会いに行くとなぜか悔しそうに泣いてくれた
その姿が幼馴染みの2人と重なって見えた
お手紙はずっと続けてくれると約束してくれて、ここでこうしてまた会えた
その事が嬉しくてしょー君の手を握って笑うとしょー君も笑ってくれていた
オールマイトと一緒に学校まで登校した美凪は校門前に来ていた
「じゃあ、ぱぱ、また後でね!」
「あぁ!ちゃんと教室まで行けるかい?」
「大丈夫だよ、あっ!これ今日のお弁当ね」
美凪から渡されたのは可愛らしいパステル色の風呂敷に包まれた愛情弁当だった
『ん”ん”っ!朝からHAPPY~‼』
「ぱぱ?」
にやけ顔の父を不思議に思った美凪が心配そうに声を掛けると我に返った
「はっ! ありがとう! 美味しく頂くよ!」
「ぱぱも初出勤頑張ってね!」
「あぁ!でわね!」
そう言うとボンっ!と音がして細い体から、がたいのいいマッスルフォームへと姿を変えたオールマイトと別れた美凪は教室へと向かうのであった
♢♢♢
教室に入るとまだ誰もいない部屋に窓から光が差し込んでいた
『今日からここで頑張るんだ....』
そう思っていた時、ガラっと音がして振り向くと扉が開き眼鏡をかけた七三分けの男の子が立っていた
「おはようございます!」
美凪が挨拶をするが目の前の男の子から反応はなく立っているだけだった
そんな彼を不思議に思う美凪の一方で固まった様に立っている男の子、飯田天哉は感じたことのない感情を抱いていた
目の前にいる女の子は人間なのだろうか
天使か? 女神か? はたまた妖精か?
ふんわりとウエーブのかかる髪は白銀と水色が混じっていて、まるで透明な海のようだ
そして、アメジスト色の瞳は大きくぱっちりとしており
白く滑らかそうな肌は頬が色づき
小さな唇は桜色に染まっていた
スラリと伸びる手足はまるで人形のように美しく、そのスタイルに目のやり場が困った
「あの...どこか具合悪い?」
そう言いながら覗き込まれた時、俺の意識は強制的に戻された
「っ!す、すまない!大丈夫だ。俺は飯田天哉だ」
「よかった、私は神海美凪!飯田君って呼んでいいかな?」
「あぁ...。君の事は何と呼べば...」
「なんでもいいよ!美凪でも神海でも!」
「では...深海君と呼ばせてもらってもいいだろうか?」
「もちろん!よろしくね!」
そう言われて微笑まれた時、彼女の後ろに後光が差したように見えたのは気のせいだろうか。そして、苗字で呼んでしまうことを選択したことに激しく後悔した
その後、徐々にクラスメイトが集まり出したが美凪君を見ると全員が同じ反応をしていた
『まぁ、彼女を見ればそうなるだろうな...』
それからツートンカラーの髪をした男の子が入って来た時、もしやと思い自分を囲んでいるクラスメイトを分けて進むと懐かしい顔が見えた
「しょー君!」
「みお?」
「よかった!一緒のクラスだったんだね、お手紙でここに入学する事になったって書いてあったから同じだと良いなって思ってたの!」
「そうか、俺もみおと一緒で嬉しいよ」
そう言うしょー君は穏やかな顔で微笑んでいた。しょー君とはゲーテおじいちゃんと暮らしていた時にエンデヴァーおじさまと一緒に来てくれていたけど、ある時を境にぱったりと来なくなった
ずっと心配していた時、何の前触れもなく1人で会いに来てくれた
でも、その時の彼は左目の辺りに大きなやけどをしていた
何があったのか尋ねたら淡々とまるで他人事のように自分の身に起こった事を話してくれた
お母さんのこと、やけどのこと、エンデヴァーおじさまに対すること
いろんな事を話すしょー君は私より大きいはずなのに小さく見えた。殻に閉じこもって必死に自分を守ろうとするしょー君に私が出来る事はただ、抱きしめてあげることだけだった
それからはあまり会いに来ることはなかったけど、お手紙のやり取りをするようになった
ゲーテおじいちゃんが亡くなった時、パパの所に行く前に1度だけ会いに行くとなぜか悔しそうに泣いてくれた
その姿が幼馴染みの2人と重なって見えた
お手紙はずっと続けてくれると約束してくれて、ここでこうしてまた会えた
その事が嬉しくてしょー君の手を握って笑うとしょー君も笑ってくれていた